労働安全衛生マネジメントシステム(Occupational Safety and Health Management System:OSHMS)

2022/05/01

 




✅OSHMSとは


国際的にはHealth and Safetyとも呼ばれる。

日本では安全衛生のみにフォーカスされるが、英語を確認すると『健康』が含まれる概念だとわかる。


導入の必要性

法令遵守だけが目的であれば、マネジメントシステムは不要である。

→法令項目を網羅したチェックリストのみでok


しかし

法令は変化する現実に対して完璧についていくことができない。

法令以上のことを企業が自主的に行っていく必要が出てくる。


ローベンス・レポート

イギリスで報告。変化する状況に対してすべてを法律で網羅することは困難である

Responsible Careの広がり


マネジメントシステム

条件に対して『事業の継続上』望ましい結果を出すためのシステム(文書化されたルール等)

何をしなければならないかはっきりしているもの(例:ある場所における安全衛生の対策項目)には向くが、目的が明確化されないこと(例:イノベーションの創出)には向かない



✅ISO45001


労働安全衛生におけるリスクを除去または最小化するためのマネジメントシステム規格


ISO 45001その最小規格のようなものであり、参考にしている企業は

概ね似たような文言が入っている。

採用例:コマツ

https://komatsu.disclosure.site/ja/themes/174



✅OSHMSのPDCAサイクル


基本:PDCAサイクル


PDCAサイクル

・課題を把握する:Plan / Act

・目標を設定する:Plan / Act

・対策を立案する:Plan / Act

・対策を実行する:Do / Act

・成果を確認する:Check


大きなPDCAサイクル

→労働安全衛生の仕組みの課題の改善


小さなPDCAサイクル

→個別の労働安全衛生上の課題の改善



✅MBO:Management by Objectives


日本語:目標による管理 の発想。

組織のマネジメント手法の1つで、個々の担当者に自らの業務目標を設定、申告させその進歩や実行を各人が自ら主体的に管理する目標。

→大きな目標を中目標、小目標に分解して管理を行う手法。
→〇〇を達成するには何が必要か?(なぜ×n を繰り返す。)

目的に対して

(P)目的の明確化→基本方針
(P)達成のための要求事項→目標
(D)方法の決定と役割分担→文書化&組織化
(C)方法の周知・教育→導入教育
(A)実行
実行状況確認→評価・監査
継続or改善

この流れ。

参考:なぜなぜ分析


『臨床医から産業医へと転向したい』
なぜ?
『』


✅MBOの実践例


目的『会社の支援と従業員の自己責任において健康の保持増進に努める。』

に対して
Step1-1 方針から必要な要素を導く

Step1-2 必要な要素を満たす取り組み

Step2 取り組みや課題解決や方針との関連を確認する

Srep3 目標と評価指数を設定する
の順で対策を検討する。

で、ここは事業所に合ったものを選ぶ(真に残業が少ない企業でメンタル不調が多いケースであれば残業より環境・サポート面の評価を手厚くすべき。など)



(P)目的の明確化→基本方針
『会社の支援と従業員の自己責任において健康の保持増進に努める。』
(P)達成のための要求事項→目標
『』『』
(D)方法の決定と役割分担→文書化&組織化
(C)方法の周知・教育→導入教育
(A)実行
実行状況確認→評価・監査
継続or改善

記載中

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