Sony VAIO Jシリーズ VPCJ218FJ Windows7→Windows10アップデート【実機】

2022/05/16


✅いんとろ




でも書いたように、職場用VAIO Jシリーズをヤフオクで購入しました。
昨日の段階でSSD交換とRAMの増設は終えたのですが…このVAIO、マシにはなってもまだまだ動きがまだまだもっさりです。

✅スペック




OS:Windows7 Home
CPU:Core-i5 2410M
RAM:4GB→8GB
HDD:1TB→SSD512GB
ディスプレイ:21.5インチ1920×1080
テレビチューナー搭載

(太字は変更点です)


2410MはPassmarkで3000点程度を確保するので、現行の安い中華PCなどに搭載されるCeleron(N4100で2300点程度)より(Passmark的には)まだまだ上。


一時期Atom(Z8300,1100点程度)搭載PCを使っていた時期がありますが、こいつら大抵RAMは4GBでeMMC64GBなのに以外と動作は軽快で

Passmark的に性能が上のWin7×2410M×RAM8GB×SSD512GBよりずっと体感は早いんですよね。

じゃこいつらとこのVAIOは何が違うのかといえば、やはり大きいのはOSでしょう。
VAIOにプリインストールされているOSはWindows7、とにかく起動が重いです。そしてMicrosoftアカウントとも連携できないしOneDriveはプリインじゃないし設定も引き継げないし…なによりもう古すぎて使い方を全然覚えてません。

なんとかまともに使えるようにすべくWindows10への更新を試みてみました。


✅以前マイクロソフト公式が謳っていた無料アップデート期間は終了している


2016年、マイクロソフトはWin7およびWin8、Win8.1からWin10へ無料でアップグレードできるとしており、実際にタスクバーにWin10へのアップデートを促す表示がされていました。

このように、Win7以降なら無償でアップデートできる期間があったWindows10。

このアップデートは表向きには2016年7月29日19:00で終了しています。

OS標準の機能としてのアップデートは2019年4月時点提供されていません。


✅クリーンインストールはしたくない


自作をやっているときにMicrosoftに問い合わせたことがあり、そのときの回答で少なくともクリーンインストール時にWin7,8,8.1のプロダクトキーがWin10に対して有効なのは知っていますが、今回のVAIOはチューナーなどドライバやソフトを再現するのがめんどくさい要素がてんこもりなので、可能であればリカバリしたWin7からWin10にアップデートの形を取りたいところ。

✅問題になるのは


①(クリーンインストールではなく)アップデートの方法は残されているのか
②アップデート後デジタルプロダクトキーが問題なく認証されるか


この2点でしょう。
とりあえずはアップデートの方法から。


✅アップデート手順


現在Microsoftでは

1.Windows10インストールディスクまたはUSBメモリの作成
2.既存PCをWindows10にアップデート

できるソフトウェアを無料配布しています。これを使えばWin7以降のパソコンをWin10にアップデートすることが可能です。

まずMicrosoft 公式のページの Windows 10の配布ページに行きます
Windows 10 のダウンロード
ダウンロードが終わったら起動させましょう。



インストーラーをダウンロードし起動した画面。ライセンス条項が出てくるので問題なければ『同意する』を選択します。




実行する操作を選択します。今回は起動させているPCをアップグレードさせたいので
『このPCを今すぐアップグレードする』を選んで『次へ』をクリックします。


ここで別のPCのインスト-ルメディアを作成するを選ぶとクリーンインストール用のメディアを作成することができます。




アップグレードに必要なWindows10のダウンロードが始まります。
インターネットの速度にもよりますが、10分~くらい待ちましょう。




ダウンロードが終わった画面。『同意する』を選びます。



インストールの準備が始まります。



今回は第二世代CoreシリーズのPCであるため、互換性の問題が発生しました。

Sandybridge世代はWin10の公式サポートから外れているため、このような通知が出てきましたが無視して情報の更新を選択します。



『インストール』を選択し、Windows10にアップデートを開始します。



しばらく放置したらWindows10の初期設定画面になりました。ここからは通常のWin10PCとほぼ変わりません。

と、言うわけで2019年4月現在でも以上の手順でWindows 7をクリーンインストールされた PC を現在でも Windows 10にアップデートすることができました。


✅体感

SSD に交換し、RAMを増設した次点ですでにそこまで不満を感じる速度ではなくなっていたのですが、さらに早くなりました。

単純な起動までの時間はもちろん、Windows10になったことで端末ローカルのPINを設定することが可能になり、入力スピードも上がったことでより快適に電源オフの状況から復帰することが可能になりました。

正直HDDやRAM4GBでWindows7を動かしていた頃とはまるで別のマシンだと感じます。アップデート毎に『○○パーセント高速化!』とか言いながら実際に iPhone で使うとくっっっっっっそ重く感じる iOS とは違って Windows10はWindows7と比べて本当に軽いんだなっていうの実感しました。

Windows 8と Windows 10の比較だと8の方が軽いなって思うこともあるんですけど7と10だとかなり違うようです。よくこんな重いOSをCore2DuoやらCorei1世代の頃から動かしてたもんです笑

✅まとめ


前述のように無償アップデートが打ち切られた今でも

ここで配布されているインストーラーを使えばクリーンインストールではなく、現環境を残したまま無償アップデートすることが可能でした。

動作も快適で問題も生じていないため、このまま職場に持って行きたいと思います。


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