受話時にrakuten linkを回避して無料のまま通話音質を向上させる

2022/05/29



✅楽天モバイル(rakuten link)の通話仕様について


楽天モバイルはプレフィックス番号とは異なる『RCS』と呼ばれるシステムで通話料無料を実現しています


引用:楽天モバイル

Rakuten Linkとは、プレフィックス番号やIP電話とは異なる、

RCS(Rich Communication services)を用いた音声通話やSMSに代わる新しい次世代のメッセージサービスです。


で、このRCSは3大キャリアの+メッセージも採用している規格で、従来のSMSに近い位置づけのものです。事実rakuten linkアプリではSMSの送受信が可能ですよね。


RCSはInternet Protocol上で実装されているので、いわゆるVoIPの一種(Internet Protocol上で音声のやり取りをするシステム)となります。VoIPと言えば一時期流行った『050』で始まる格安電話サービス。これを090や080、070を番号ベースで行えるようにしたものだと理解していただければ大きく問題はないでしょう。


この仕様よりQoS 制御によりLTE(4G/5G)上でのみ通話が可能なVoLTEなどと異なり、wifi環境などインターネットに接続できる環境さえあればその種類を問わず通話が可能…

しかもRCS(rakuten link)使用時には楽天モバイルの回線容量を消費せずに通話ができる。当然wifi接続時にも通信容量は消費しません(重要)。

参考:[Rakuten Link]Rakuten Linkを利用した通話やメッセージでデータ容量を消費するか知りたい
https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001291/


余談ですがrakuten linkはインターネットが接続されていてアプリが初期化されていなければ、一度rakuten linkの設定を済ませた後でSIMを抜いた端末でも通話送受信できました。


この場合SIMを抜いたrakuten linkアプリで優先的に受話が行われ、SIMが入っている方のスマホ(rakuten link未インストール)の通常通話アプリで受話を行うことはできません(そもそも着信が鳴らない)


一応現在ではこの仕様(?)は修正されて、SIMを抜くとrakuten linkアプリが初期化されSMSによる再認証が求められるようになりましたが、古いバージョンのrakuten linkではまだこの方法で通話専用端末+データSIMのような使い方もできてしまうかもしれません。



✅rakuten linkからの発信は通話料無料!


rakuten linkアプリから発信した場合には通話無料!これすごいですよね。

そして相手から受話した場合は(通話料相手持ちなので)当然無料と、相手の属性(家族かどうか、楽天モバイルユーザーかどうか)に関わらず通話料をほぼ完全に無料に抑え込む事ができます

※実際には通話無料の範囲内で通話が不可能な電話番号が存在します

しかも無料で留守電機能がついてるのが良いですね。非常に便利です。


しかしrakuten linkの通話品質ははっきり言ってゴミです。

上記の通りrakuten linkの根幹であるRCSはほぼほぼVoIP…つまりIP電話。


音質においては VoIP≪VoLTE と言われていた頃のIP電話と大差ない通話品質です。これはwifi接続で通信環境を底上げしてもまるで改善しません。無料じゃなかったら絶対使わないレベル。


こちらから電話をかける時は通話料の発生を防ぐために楽天リンクアプリを使うのは致し方ない。しかし…せめて相手からの着信を受ける時はできることならば高音質で電話したいもの。


ということでここからは楽天リンクアプリをインストールしつつ相手からの着信は通常の電話アプリで受ける方法について書いていきます.


✅通常、rakuten linkインストール下では


固定電話(携帯電話),IP電話(rakuten link含む),プリフィックス電話すべての着信をrakuten linkで受ける。そういう仕様になっています。

これを回避するにはアプリの設定から『バックグラウンド通信』を切るのが有効です。

具体的な手順は↓コチラ


Youtube:https://youtu.be/ULM2CXanIY0

このように、比較的簡単に通常通話アプリ(動画だとGalaxy標準)で電話を受けられます。


✅通話品質は?


ダンチですね。

最近楽天モバイルの回線はう○ちになってきてるんで今後通信の遅さがボトルネックになってくる可能性はなきにしもあらずですが、現状ではなんとか使い物になる程度の音質を確保することができました。

難点としては海外端末使用時など

Volteで受けることができないシチュエーションでは、逆に音質の悪化や通信量(≠通話料)が発生する可能性があることでしょうか。


それでは。




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