VAIO Pro 13 mk2 分解 グリス交換・再塗布【VAIO株式会社】

2022/05/18



✅前回。



で使用したグリスがまだまだたっぷり残っているので、引き続き手持ちの旧型ポンコツ共のグリスを交換していきます。

今日はVAIO Pro 13 mk2です。

職場で仕事用に使用している個体なので、真っ先に使い勝手を上げておきたい。


✅分解・グリス交換手順


基本的な分解手順に関しては


前投稿:VAIO Pro 13 mk2 VJP132C11N 分解 SSD交換 キーボード交換 バッテリー交換【VAIO株式会社】


こちらを参考にしていただくこととして、殻を開けたところから。




このようにVAIO Pro 13 MK 2の内部におけるヒートパイプとファンの配置は


分解した時点で表側に来るような配置になっています。



なので今回は見えているネジを外すだけで問題はありませんね。




ヒートパイプ+ファンとマザーボードをつないでいる部分にネジが四つありますので




これと…ファンを固定しているネジを外せば…




このように簡単にマザーボードと冷却機構を簡単に分離することができます。




一目見た瞬間に固まっていることがわかるほど




グリスはカチカチになっていました。


これはひどい。



状態はひどかったですがあとは簡単。






冷却機構側とCPU側に塗られている古いグリスを取り除いて…




新しいグリスを塗ってあげる。




きちんと押し付けて圧迫し、空気を抜く。

元通りにネジを締めたあとは逆手順で端末を組み直してあげれば終了です



✅交換前のベンチマーク



交換前がこんな感じ。


マルチコア1400ちょい、シングルコアが600中盤ですね。

これが


こうなって


こうなります。
交換前は連続で測定することでスコアがガンガン下がっていきました。

特に排熱が大きいマルチコアのスコアでこの結果は顕著でした。スコアがガンガン下がるのに反比例するようにファンは勢いよく回っていましたね。



✅交換後ベンチマーク




5回計測の中央値です。

5回計測してすべてマルチコアは4回1500台でした。(1回だけ1400台)
スコアの上昇もさることながら、スコアの安定の方が効果が見えましたね。

ファンの回転数はグリス交換後もおそらく最大になっていたと思われ、ファンの音に変化は見られませんでしたが、排熱は追いついているようでスコアの変動が少なくなったのは嬉しい結果でした。。

✅まとめ


前回のVAIO Duo 13のグリス交換が

10%弱の性能向上でしたが、ほぼほぼ同じ程度の性能向上が見られましたね。

しかもこのVAIO Pro13の方では連続使用のときの性能低下が抑えられるというおまけ付きでした。


実際i5-5200Uって現状だと割と非力よりのCPUなんで、ブラウザ使うだけでもそれなりの負荷になるんで長期使用時の排熱効率の上昇は素直に嬉しい。


分解難易度に関しては前回投稿のVAIO Duo13のときのように、

裏側にアクセスするべくマザーボードを完全に取り外す必要がなかった分、かなり低かったと思います。


前投稿:VAIO Pro 13 mk2 VJP132C11N 分解 SSD交換 キーボード交換 バッテリー交換【VAIO株式会社】

でも純粋な分解難易度は自分の記載を見てやればそこまで難しくない旨記載しましたが、グリスの塗り替えはここまでできれば問題なくできるレベル。素人でも丁寧に作業ができれば十分可能でしょう。


もちろん At Your Own Riskでやってほしいですけど。


✅改造・分解記事まとめ







ジャンク Sony VAIO Tap SVT21227EJB のタッチパネル修理【2020/10/05】


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