赤ロム端末をどうにかして使う手段について

2022/06/04



✅ふざけんな



かつて購入した白ロムが赤ロム化した。(写真のXZsは関係ない)

そして赤ロム返金保証を謳っていた販売元のページはもうない。


まぁ1年以上SIMカードなんて入れてなかったからいつ赤ロム化したのかもわからないし
そんな端末が赤ロム化しても実際困りはしないのだけど

いい機会だから赤ロムについて自分の知っていることを書いておこうと思う。


✅赤ロムの使いみちについて


・Wifi端末として使う


知識もいらない
違法性もない方法がこのWifi運用

自宅専用端末するにもよし
メインの端末から常にテザリングでネットワーク共有するもよし

Wifi端末として使うのであれば赤ロムは問題になりません

例えば自分はDexが使えるGalaxy Sシリーズをの赤ロムを
ホテルなど出先でテレビに出力する専用端末として所持しています。



でもこの投稿を見に来てるような人は多分こういった答えを求めてないと思いますので
なんとか使いみちを見出してみましょう



✅どうしてもキャリアで使うなら



いくつか方法が…。

制限元以外のキャリアから制限元キャリアで使えてしまう方法まで
詳しい方法は詳しい人に聞いてもらうにして、選択肢をちょっとだけ書きます。



・他キャリアで使う-SIMロック解除済-


そもそも

赤ロム端末≒モバイル通信が使えなくなった端末…というのは正確ではなく

正しくは、販売元のキャリアが提供するモバイル通信が不可能になった端末です。

つまり SIM ロック解除さえしてあれば自身のキャリア以外の通信は可能なわけで

例えばドコモの赤ロム端末でも SIM ロック解除がしてあれば au SoftBank 楽天モバイルでは通信が可能。


このような状況になる端末の経緯としては

『前オーナーが一括で支払いを行った後 SIMロック解除を行いその後紛失や盗難などで赤ロム化した』

というケースが考えられます


しかし、前オーナーが一括で支払いを行った後 SIMロック解除を行いその後紛失や盗難などで赤ロム化した』なんてのは

赤ロムの中ではメジャーではないでしょう


やはり赤ロム化の原因として最も考えやすいのは

『端末を月々の分割払いで購入しその分割払いの支払いが滞った』ことによるものでしょう


こういった端末は分割払いの途中で SIM ロック解除ができないため

 SIM ロック状態かつ赤ロム状態で市場に流れることになります(一部例外)

こういった端末が最も使い道として困るんですよね

Wifiで運用する分には問題ないですが外で通信をするとなるとかなり手続きを踏まなければなりません






・他キャリアで使う-怪しい業者でSIMロック解除-



ここからは『SIMロック状態で赤ロム化してしまった端末』

何とかして使うということについて考えたいと思います


これはほぼ『自力でSIMロックを解除する』ということと同義です

その方法の一つが
怪しい業者に依頼をすることで SIM ロック解除コードを送ってもらうというもの
相場は数千円から1万円弱くらいでしょうか。

市場における赤ロム端末と白ロム端末の価格の差…
これを考えると怪しい業者に数千円~のお金を支払ってまでSIMロックを解除するより
最初からSIMロックのかかっていない端末、もっと言うなら白ロムを購入するほうが合理的です。

なのでタダで手に入ったというような特殊なケースを除いてこの方法はあまりお勧めできません。

ぶっちゃけどの業者も怪しいし
お金払ったはいいけどコード送られてこないとかあっても全然おかしくないですし。

オススメはできません…まぁ自分はやったんですけど。




・他キャリアで使う-SIM下駄-


次はSIM下駄を使う方法です

SIM下駄と呼ばれる特殊なsimカードトレイを使うことで

本来 SIMロック状況下で使用することができない
元キャリア以外のキャリアのSIMカードを元キャリアのものと誤認させる(使用できると認識させる)と言ったものです

例えばauのSIM ロック状態でドコモの SIMカードをSIM下駄かませて挿入する

本来SIMロック端末では au SIM 以外を受け付けませんが、このドコモのSIMカードはSIM下駄によってau SIMのふりをしています。SIMロックをすり抜けるわけです。

SIMロックさえすり抜けてしまえばSIMロック解除済み赤ロムと条件は同じ。
赤ロムによる通信制限はキャリアに依存するため au の通信はできなくてもドコモの SIM を認識使用できるようにさえしてしまえばドコモの通信が可能になるという寸法です

SIM下駄の価格は1000円から2000円程度と比較的安く赤ロムとの市場価格差を考えてもギリギリ採用を検討しても良い水準にあります

ただし
このSIM下駄を使用する対策も完璧ではありません

アップデートによりこれまで使えていたSIM下駄が使えなくなってしまったり
またそもそも自分の使いたい端末に対応したSIM下駄が市場に流通していないことが多々あります
というよりもiPhone以外の形状のSIM下駄はほぼ流通していません。

Android 端末は端末ごとまた国ごとに SIM トレイの形状が異なるため
メーカーもそれに対応したものをいちいち出すということはしていないんですね





・他キャリアで使う-機種固有の対策-



例えばかつてのGalaxyはダイヤルアプリから隠しコマンドを入力することで

サービスモードに入ることができ

そしてそのサービスモードでごにょごにょして入れるメインメニューから

SIMロック解除を司るファイルにアクセスすることができる
これをいじることによってSIMロックを自力で解除することができたりしました。

こういった方法を使うことによって自力で SIM ロック解除することができれば赤ロム端末であっても他キャリアでの通信が可能になります

以前diagモードに入ってごにょごにょした時と似たような手順ですね。




・他キャリアで使う-ROM焼き-


だんだん知識が必要な対策になってまいりました

次は

『ROM焼きを行う事によって SIM ロックを回避/解除する』という方法です

端末の中には他キャリアのROMや海外キャリアのROMを焼くと
SIMロックが解除されたり、回避出来たりするものがあります。

有名なのはかつての Galaxy S8シリーズ

例えば au の Galaxy S8にドコモの Galaxy S8の ROMを焼くと
auのSIM ロック状態であったとしてもドコモの SIMを認識するようになります

※ドコモのSIMロック状態になり、この状況では逆に auのSIMを認識しなくなります


この仕様はS9シリーズ以降で既に塞がれてしまいましたが
このような特徴を持つ端末は他にもあり、該当機種が赤ロム化してしまった場合には有効な手になります







・他キャリアで使う-IMEIの変更-


知識も必要。やってることもかなり怪しい。

非常にグレーな方法です。自分はやる気がないのですが、国によっては違法らしいです。


先ほどから何回も話しているキャリアによる通信制限というのは
IMEI いう携帯電話一つ一つに固有に割り振られた個体識別番号によって行われています

なのでこのIMEIを偽装することによって

元キャリアの通信制限すら回避することができます

元キャリアで通信できるようになるのは自分が知る限りこれだけです。


某SNSや掲示板では赤ロムに対してこの個体識別番号の偽装を行った後

その偽装した個体識別番号によってキャリアでSIM ロック解除手続きを行い

赤ロム化端末を完全なSIM フリー端末にします!と謳っている怪し~い個人(業者?)が散見されます

怖いですよね。
絶対に信用できません。

IMEI情報を偽装することによってキャリアで(正規の手続きで)SIMロックを解除するだけでなく、交換や修理対応も出来てしまうかも…恐ろしい。
現実的には物理的にIMEIが記載されていたりもするので不一致はすぐわかりそうなものですが。

貴方が持っている白ロムも格安入手された赤ロムをIMEI偽装しているものかもしれません。




真面目な話をすると
もともとこの方法は機種の種類によってSIMカードの種類がめっちゃ分かれているSoftBankにおいて

IMEIを偽装することでいちいちキャリアでSIMを交換することなく
複数の端末でSIMを差し替えて使いまわす

という実用上の理由で使われていた方法なのですが

悪用すると赤ロム対策になってしまうんですねぇ

ただしこういった個体識別番号の偽装/変更というものは一部の国では違法行為ですし
キャリアにおいても何らかの規約に違反し、場合によっては何らかのペナルティが課されたとしても文句は言えなさそうですよね。





・他キャリアで使う-ROOT権限による解除-


最後に ROOT権限の取得による SIMロック解除です。

自力でROOTが取れるような人なら大体何でもできるでしょ(偏見)。

※自力でってのは確立したやり方なぞるだけってのを含みません。



✅まとめ



赤ロムの使いみちについて色々書いてみましたけど

そもそも赤ロムのリスクがある端末って買うべきじゃないし
個人売買の中古端末なんて知らないところでどんなリスクがあるか分かったもんじゃないんですよ

それこそIMEI偽装とかROOTとってどうこうできる人間が悪意を持って騙しにかかれば
(物理的にIMEI書かれた部分も破損交換済み!とか書かれれば確認のしようがない)
自分なんていくらでも騙されるだろうし
一般人ならなおさらです

可能な限りキャリアなりメーカー正規店で購入するべきでしょうね。

それでは。

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