【勉強】ISBARCについて【コンサルト】

2019/04/05


✅ggると看護師のブログとかも結構出てきたりするのだけど

研修医なんて自分で責任とれないんですべてにおいてコンサルトしなきゃいけないし
結局専門に進んでも専門外のことは他科依頼書いたり電話したりするわけで。

頑張ってコンサルしても指導医によってコンサルの好みは間違いなくあって…ってことを個人的に信頼できる指導医に相談してみたところ勧められたのが『ISBARC』。看護師向けの教科書には結構載ってたりするみたいで、基本的なコンサルの流れみたいなもの。

I:Identify(報告者、対象者の同定)
S:Situation(状況、状態)
B:Background(背景、経過)
A:Assessment(評価)
R:Recommendation(依頼、要請)
C:Confirm(口頭指示の復唱確認)

の6つの頭文字で『ISBARC』。指導医の先生にパワポ見せてもらって説明していただいたので忘れないように自分でもメモ書き。

✅コンサルト例


I:当直研修医1年の〇〇です。
S:ウォークインで救急外来受診した70歳の男性。ID〇〇で、主訴は転倒外傷です。転倒時意識障害なく神経学的所見に特記すべき事項ありませんが、右眼瞼に擦過傷認めます。
B:基礎疾患は特にありません。ニューオーリンズ基準で年齢外傷部位の2点該当しましたので頭部CT試行しました。
A:CT所見からは粗大な脳出血/骨折認めず、創部は洗浄と保護で帰宅可能と考えます。
R:画像と創部の確認をお願いできますでしょうか
C:では救急外来でお待ちしていますので診察お願いします。

みたいな?感じで伝えるってことですね。(内容は適当)
あとはISBARCに含まれない部分で、相手の都合をIの後に伝える必要はあるかな。

参考:ニューオーリンズ基準(1点でも当てはまれば頭部CT考慮)
頭痛
嘔吐
年齢 > 60歳
アルコール or 薬物の中毒状態(intoxication)
前向性健忘の持続(短期間の記憶の欠損)
鎖骨よりも上部にある明らかな外傷
痙攣

✅ほんと指導医の好みって困る

全部カルテ読むからまずIDと名前教えて黙ってろみたいな先生もいれば、自分ではカルテ開かず検査データ含め全部口頭で伝えるように指示する先生もいる。やって欲しいことだけ端的に伝えろみたいな先生もいれば、外来下りて聞くから緊急か緊急でないか教えてって先生もいる。

もちろんこの辺はケースバイケースで調整が必要なところだけど、何か一つ自分の基準になることがないと何がベースでこの先生のときにはここを変えているってのがわからなくなってくる。

今回相談した指導医の先生は、そんな研修医の立場から来る悩みを上手くくみ取って適切な資料を提示してくれたんでとてもありがたい。

勉強に関しては正直やる気がでない今日この頃だけど、こういった話す技術みたいなことには興味が深い。いつかプレゼンの勉強もしてみようか。

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