ストレスチェック実践 -集団分析-
✅実際にストレスチェックを行う
ストレスチェックの結果を用いて集団分析を行う(努力義務)には
①ストレス要因
②ストレス
③職場の支援(緩衝要因)
3つを網羅しなければならない。
複数のツールを併用するなどして行う必要がある?
復習:PDCAサイクルについて
Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の
仮説・検証型プロセスを循環させ、マネジメントの品質を高めようという概念
✅実践:ツールの使い方
推奨ツール
職業性ストレス簡易調査票(57項目)
→厚労省が公開しているチェックリスト。
参考:厚生労働省 職業性ストレス簡易調査票(57項目)
代表的な支援ツール
仕事のストレス判定図(BJSQ)
→職場のストレスを複数要因から評価する
職場環境管理のヒント集(MHACL)
→対策例が豊富
メンタルヘルス改善意識調査表(MIRROR)
→職場のニーズを吸上げる
→職場のニーズを吸上げる
メンタルヘルス風雨ド尺度WIN
→職場の働きやすさを評価する(組織資源)
✅職業性ストレス簡易調査票(57項目)
個人の高ストレス者を発見するためのツール
✅仕事のストレス判定図(BJSQ)
仕事のストレスによる健康問題の発生リスクを算出するもの
『健康リスク』とは
仕事の要求度・自由度・支援モデル から回帰モデルを用いて
性別に得点の重み付けを加えて不調の発生しやすさを推定した比率(オッズ比の100倍)
・要求度繁忙感・困難感→忙しい/暇すぎる 単純にどちらが悪いわけではない・自由度最良・技能活用がどの程度なされているかを判定・支援周囲(上司および同僚)からの支援をそれぞれスコアリングする
計算例(ソフトなどにより異なるらしい)
要求度 自由度(A)
職場の支援不足(B)←支援(上司/同僚)から算出
をそれぞれ算出して(算出方法は回帰モデルを使用して係数を算出する必要がある)
総合健康リスク=(A)×(B)/100
総合健康リスクで120を超える場合概ね高リスクと判定する。
150を超えてくると必ず面談やヒヤリングを積極的に行う。
後述のツールなどを紹介して対策を提案する。
-活用方法-
・ハイリスク職場の同定
→スクリーニング(限られた時間で支援の優先度を決めるこちらの都合もある)
・職業性ストレスの把握
→モニタリング
→現状の共有
→対策の検討
✅職場環境管理のヒント集(MHACL)
作業計画への参加と情報の共有を行うためのヒント集(2004年が最新)
参考:こころの耳 職場改善のためのヒント集(メンタルヘルスアクションチェックリスト)
産業医/保健師のみではなく
現場の人や管理者などに定時した上で1つ1つ検討するためのリストとなっている
『優先』選択肢
それぞれについて検討を行った後にその優先順位を決め
職場に応じてメモ書きができるようになっている。
『提案しない』選択肢
すでに事業所で行われている対策などで実施できない項目に関しては
職場の良い点としてメモ書きすることができる。
積み重ねを評価できる
改善例
・個人ワーク
→自職場の強みと課題
・職場ワーク
→自職場の強みと課題
→改善活動の計画立案
・成果の周知
スケジュールの共有、動線や作業の効率化、職場のレイアウト変換(相談できるブース作成等)
✅メンタルヘルス改善意識調査表(MIRROR)
職場の改善要望を抽出するツール
職場のニーズを重視して動機づけを行う。
職場の良い要素45個についてのアンケート。
職場の労働者に回答してもらったのち、実現率を算出して改善点の決定や目標設定の支援、建設的な議論の支援を行う。
実現率:職場改善の進歩・達成度の確認
→『実現しており改善は不要』の割合
要望率:改善目標設定・実行計画策定
→『できれば改善が必要』『ぜひ改善が必要』の割合
✅メンタルヘルス風土尺度WIN
職場の働きやすさを評価する(組織資源)
働きやすさを
・指示系統:円滑な情報交換と意思疎通
・労務管理:作業と健康に行き届く配慮
・連携協力:連帯感・一体感ある組織力
・研修機会:技能と意欲をお伸ばす人材力
の4項目から評価して働きやすさを定量的・定性的に評価する
定量的評価
✅まとめ
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