情報機器作業健診(VDT健診)について

2021/12/26

 


✅概要


特殊健康診断の一種で、年1回実施。

✅対象・内容


情報機器作業に常時従事する労働者。
(令和元年 7 月 12 日基発第 010712)

作業内容・時間について
・拘束性があるもの
・それ以外のもの
に大別。ある程度の作業内容と、時間(4時間)をカットオフにして。両方に該当するものが拘束性があると判断する様子。



〇既往歴の調査 
〇自覚症状の有無の調査(問診) 
〇眼科学的検査
 ・遠見視力の検査(矯正視力のみでよい。) 
・近見視力の検査(50 ㎝視力または 30 ㎝視力)(矯正視力のみでよい。) 
・眼位検査(医師の判断による)(40 歳以上の者が対象)(問診、遠見視力お よび近見視力に異常がない場合は、省略可) 
・調節機能検査(40 歳以上の者が対象)(問診、遠見視力および近見視力に 異常がない場合は、省略可) 
〇筋骨格系に関する検査 
・上肢の運動機能、圧痛点等の検査(問診において異常が認められない場合 は、省略可) ・その他医師が必要と認める検査 


✅実際のところ


@健診会場




判定自体は業務起因性かどうかを含め非常に難しい。特に筋骨格系の検査(タッピングや圧痛点等)は、VDT作業によるものかどうかの判定が難しく、行っている機関であっても判定材料としては考慮しない、またはあまり考慮しないと答えた機関が複数あった。上記により、身体的・精神的症状があった場合は「経過観察」や「注意を要する」といったあいまいな判定になることが多い。業務起因性かどうかというよりは、症状や異常があるかどうかの健診になってしまっているのが現状である。

上記より引用。

まぁこんな感じだと思う。実際の健診会場ほぼ問診。

健診医は概ね眼科医じゃないし、問診で『腰痛いんですよね~』くらいじゃ身体の可動域をいちいち調べてなんかいない(経験談)ので事実上
視力検査+問診 となっているのが現状だろう。

@社内


判定でも自覚症状の数に大きな変化があるものおよび
絶対数が○個以上で引っ掛けて面談するようにしている。初回ならともかく複数回引っかかっているようなベテランさんについては正直言うこともなくなってきているし、何より蓄積された症状があるのでなかなか難しい…

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