フルサイズミラーレスカメラの検討【APS-C卒業】

2022/08/27


✅製品グレード別比較


APS-Cから卒業するときが来た。

どうせレンズも全部買い換えるのだから
しっかりとこれからお付き合いするメーカーを選ぼう

候補:フルサイズミラーレス-エントリー


SONY:α7Ⅳ
CANON:R6
NIKON:Z6Ⅱ

候補:フルサイズミラーレス-ミッドレンジ


SONY:α9Ⅱ
CANON:R5
NIKON:Z7Ⅱ

この6つから選びます。
SONYは同じαシリーズでもα7Ⅲが併売中ですし、差分でC,S,Rの各モデルがありますが、今回は特化機がほしいわけではないので却下。
NIKONは更に安価なZ5とかいうモデルもありますが連射性能などなど性能も値段も明らかに一段下がるので揃えるために却下


✅比較-発売時期-


SONY:α7Ⅳ→2021年12月
CANON:R6→2020年8月
NIKON:Z6Ⅱ→2020年11月
SONY:α9Ⅱ→2019年11月
CANON:R5→2020年7月
NIKON:Z7Ⅱ→2020年12月

SONYだけがずれているんですね。
2020年を基準にα7Ⅳは1年新しく、α9Ⅱは1年古い。


✅比較-解像度-


SONY:α7Ⅳ→3300万画素
CANON:R6→2010万画素
NIKON:Z6Ⅱ→2450万画素
SONY:α9Ⅱ→2420万画素
CANON:R5→4500万画素
NIKON:Z7Ⅱ→4575万画素

これはほぼ発売時期が影響していそうです。
SONYも先代のα7Ⅲは2400万画素でしたし。これが2021年のリニューアルでα7Ⅳになって3000万画素となった一方、更新されてないα9Ⅱは画素数で見劣りします。
この時点でα9Ⅱは積極的に選ぶ理由がないですね。
同様の理由でR6,Z6Ⅱも個人的にはあまり魅力を感じなくなっています。


✅比較-感度-


SONY:α7Ⅳ→100-51200
CANON:R6→100-51200
NIKON:Z6Ⅱ→100-51200
SONY:α9Ⅱ→100-51200
CANON:R5→100-102400
NIKON:Z7Ⅱ→100-25600

感度に関しては一応比較しましたが、自分は高感度撮影をほぼ行わないので正直どれも大差ありません。NIKONが上位グレードでやや感度抑えめなのは驚きましたが
まぁ正直25600で撮った写真が何枚あるかってところなので…まぁ…


✅比較-連射速度-


SONY:α7Ⅳ→10
CANON:R6→20(※メカシャッターでは12)
NIKON:Z6Ⅱ→14(※RAW撮影では10)
SONY:α9Ⅱ→20
CANON:R5→20(※メカシャッターでは14)
NIKON:Z7Ⅱ→10(※RAW撮影では9)

数値的にはSONYが劣るように見えて、CANONやNIKONはJPG縛りや電子シャッター縛りがあるなど、ちょっと書き方が不親切なだけでした。

実際の撮影に際してはバッファの量も関係してくる上、店舗の機種に自前のカード差して検証する準備がなかったのですが…おそらくCFexpress Type Aなど、十全な環境を整えればほぼ横並びになると信じます。


✅比較-価格-


SONY:α7Ⅳ→28~29万円
CANON:R6→29~30万円
NIKON:Z6Ⅱ→22~23万円
SONY:α9Ⅱ→49~50万円
CANON:R5→45~46万円
NIKON:Z7Ⅱ→33~34万円

ボティの価格.com最安値比較です。
クレカ支払いの有無やポイント還元の有無については今回無視しています。
メーカーとしてはNIKONがやや安く感じます。Z7Ⅱに関してはエントリーと比較してもいいレベル。

✅比較-持ちやすさ-


SONY:α7Ⅳ→α7Ⅲまでにあった小指があまる感じはなくなり持ちやすくなった
CANON:R6→無難
NIKON:Z6Ⅱ→やっぱりNIKONは持ちやすい
SONY:α9Ⅱ→ちょっと角ばっていて持ちにくい
CANON:R5→ちょっと全体的に太ましいかな…
NIKON:Z7Ⅱ→とってもNIKONは持ちやすい

これは完全に僕の手に合うかどうかって話なのですが。
やっぱり自分の手にはNIKONが合うようです。そういや初めてD5600を買うと決めたときも最後の決め手は自分の手に馴染んだからでした。
同じ重さでも重く感じなくなるので持ち心地はとっても重視したいところ。

そしてαシリーズを買う時に最も気になっていた小指が余る感じ、これがα7Ⅳではかなり改善していたのも好印象でした。


✅比較-電子ファインダー-


SONY:α7Ⅳ→気になるほどではないが残像があるような…
CANON:R6→特記なし
NIKON:Z6Ⅱ→エントリーモデルの中では最も綺麗。追従性も○
SONY:α9Ⅱ→同じ設定では最も暗く感じた。残像がのこるのはα7Ⅳと同程度か。
CANON:R5→特記なし
NIKON:Z7Ⅱ→追従性も画面の美しさも申し分ない。

各機種、フレームレートの倍速(高速)モードがある場合はONにしての感覚
NIKONが圧勝している印象です。何より動く被写体を追いかけるように高速でカメラを振ったときに電子ファインダーがどれだけついてくるかについては、NIKONは本当に電子ファインダーか疑うレベルでしたが、逆にSONYのαシリーズはややカクつきがあり(実用上の問題になるレベルではないですが)やっぱり直接見てはいないんだと感じさせてきました。
CANONはちょうどその間くらいでしょうか。


✅比較-欲しいレンズ-


望遠レンズ!です!

もちろん普段遣いというか
もうちょっと使いやすいレンズも必要っちゃ必要なんですけど
そんなもんはキットレンズでもなんでもいいんです
スポーツを見に行った時に十分寄れるだけの望遠レンズが必要なんです!

SONY:FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS【SEL100400GM】


SONYの上位ラインGMASTERのレンズ。価格は30万前後で100-400mmと広範囲をカバーする望遠レンズ
重さも1395gとギリギリ手持ちを許容できる範囲内でF4.5-5.6と望遠の割に明るいレンズ
レンズ側に光学式手ぶれ補正を搭載していたりするのも素敵。


SONY:FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS【SEL200600G】


30万円弱で600mmまで撮れる素敵すぎる価格帯のレンズ。600mmで価格は30万を切る素敵レンズ。実はこいつが本命でカメラを決めようとしていたくらいでした。
GMASTERのFE 600mm F4 GM OSS【SEL600F40GM】が180万円近くすることを考えると相当安い。純正レンズを見回してもダントツで安い。
そしてインナーズーム採用でズームリングが非常にスムーズに回る…
が、が、が、こいつめちゃくちゃ重い…
レンズだけで2115g!実に2kgを超える…
主戦場になる横浜スタジアムは三脚はもちろん一脚も使用不可。
確か2軍の横須賀スタジアムも同様だったはずです。流石にこのレンズをずっと持ち上げるのは筋トレ以外の何物でもないし
こんな重いもん持ち続けてたら腕が疲れて手ブレが激しくなることは目に見えてます。
なにより長い本体が前の人にぶつかりかねないんで最前列でないと気軽に使えません。


CANON:RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM【RF100-500LIS】


1370gと望遠レンズとしては非常に軽いにもかかわらず100~500mmとめちゃ広い範囲をカバーできるのが魅力…手持ちでもそこまで疲れないのが素敵
F4.5-7.1なのでSONYのFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS【SEL100400GM】とほぼ同等と見てよく、単純に100mm分より望遠できる素敵なレンズでした。
しかし価格は35万。見合った価格だとは思います。
あとこいつを買うなら一眼が自動的にR5になるんですよね~…

NIKON:NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S

NIKONのフルサイズミラーレス用の新マウントZマウントのレンズ
価格は30万を超えて32~33万程度。カタログ上のスペックはSONYのE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSとほぼ同等で重さ約1435g(三脚座なしで約1355g)とこれもほぼ同等。



SONY:FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS【SEL200600G】が重すぎて選考対象外になったことで各メーカーほぼ似たようなレンズが候補になりました。

性能ではCANONがちょっといいですが、値段ではSONYが優勢。とても悩ましい…


✅最終的に


SONY:α7Ⅳ × FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
CANON:R5 × RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
NIKON:Z7Ⅱ × NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S

この組み合わせで悩みました。そして某カメラで見積もりを出してもらって…
ほぼネット最安値で売ってくれるという話になりました。

SONY:α7Ⅳ × FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
→58万(キットレンズなし)/60万(キットレンズ込)
CANON:R5 × RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
→80万
NIKON:Z7Ⅱ × NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
→65万

概ねこのような価格で、完全にCANONは予算オーバーなので却下
正直NIKONのZ7Ⅱは最後まで悩みましたが、SONYの担当者がかなり値引きを頑張ってくれてSONYのみ現金値引きの次点でネット最安値水準+10%ポイントはそのままつけるようにしてくれたこと、ついでにSONYのαは公式に値上げが決まっていたこともあって


α7Ⅳ+キットレンズ+ズームレンズ、買いました!



この価格での購入です。正直もっと高くなると思っていたし
クレカ払い+ポイント10%ついてこのかかくは正直破格だと思いました。

既にいろんなボタンの設定などは終えて現地に持ち出しているのですが
ちょっとつかっただけでAPS-Cのエントリー機種との違いを感じています。

その辺はまた今度使い込んだら書こうと思います。

それでは。

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