【国家試験を終えて】TECOM、MEC、medu4それぞれのシステムと授業スタイルについて【合格】
✅予備校のシステム面について
以前の投稿はこちら
TECOM、MEC、medu4それぞれのシステム面について【2017年版】
TECOM、MEC、medu4それぞれのシステムと授業スタイルについて【2018年版】
タブレット端末で見るのに適した医師国家試験予備校(MEC/TECOM/medu4)
medu4のテキスト印刷にかかる費用と手間について
medu4の配布テキストについて
medu4の決済方法について
最初の投稿から
TECOM:なんだかんだお金払ったのもったいなくて半分くらいやった
medu4:麻酔中毒必修テストゼミ予想編以外を全て受講(国対究極MAPを含む)
MEC:ラストメッセージおよび直前メールを受講
メディックメディア:QBに加えてよく分からない所やmedu4が単一のセクションを作ってない病名についてQassistを利用。
(加えてMECはちょこちょこ勉強会でサマライズでこんな解説してたみたいなの見せてもらったりもしました)
改めて各予備校の「勉強のしやすさ」を比べます。
やっぱりアホなので講義内容まで言及はできませんが、講義スタイルまではちょっと文句言ってもいい気がしてきたのでそのへんまで書いてみます。前回同様「勉強しやすいか否か」な評価です。
✅各予備校の良かった点
MEC
・アプリでの再生をサポートしており、タブレットで速度調整等々の便利機能が使える
・一気に動画配信、冊子配布が行われる
・採点サービスが最大手
【全部終わってみて】
講義を無駄なく受けるという意味でのサポートが充実している印象です。特に続きから動画を見る機能は便利でいちいち自分が見たところをシークしてさがす必要がないのはストレスがなくてよいですね。
予備校の動画見てる途中でピッチ鳴って泣く泣く見たくもない検査に…なんてことがポリではそこそこあるのでありがたい仕様です。あとは一気に動画や冊子が使えるようになるので始まってしまえばポリクリでまわっている診療科に合わせた学習が可能である点、これも他2つの予備校より優れていますね。
国家試験が終わったらみんな採点サービスを利用することになりますが、これの数に安心感があるのがMECですね。
一部Twitter界隈で話題になっていたように、対抗馬の講師速報は低学年でも入力できてしまう仕様であり、ボーダーにブレが生じてしまうのであまり信用できなかった印象です。
TECOM
・冊子がB5サイズなので持ち運びやすい
・SELECTノートがコンパクト(純粋にノートぽい)。
・みんコレの出来は悪くない
【全部終わってみて】
短い動画時間でちょっとの間で動画を見れるのが最大のメリットだと感じました(小学生並の感想)
他に良かった点としては、SELECTノートが別になっていることによりQBやったりポリでやった課題やらを書き込んだりするのに便利ですね。いわゆる高校までのノート的な使い方ができるので○。
QBやいろんな教材を集約したまとめノートを作りたい方は問題部分が同一冊子でない点が強みになるのではないでしょうか。
採点サービスについてですが、受験番号の入力が必要など、低学年をはじくためのシステムがきっちりしておりかなり信用できる感じでした。禁忌予想があるのも安心感あっていいですね。大学とつながっているため僕は使いませんでしたが。
medu4
・画質が圧倒的にいい
・テキストがpdfなので学習スタイルの自由度がダントツで高い
・キーボードショートカット超便利
・動画でどこを扱っているのか一目でわかる
・テキストpdfファイルが優秀
・国対究極MAPは激しく優秀
【全部終わってみて】
シンプルに安いです。印刷代金を考えても安いです。印刷の手間を考えてもなお安いです。医学生はバックに親なり県なり強力なスポンサー様がついていることが多いでしょうしお金を気にする人は少ないのかもしれませんが、自分のような貧乏人にはかなりの魅力になります。
そして値段が安いのに画質は圧倒的にいいです。文字が潰れて見えないなんてことはないですし、20インチクラスのディスプレイに写しても荒さが気になることがありません、こと画質においてはMEC,TECOMに対して頭ひとつどころじゃなく抜けています。
そしてブラウザで再生するにあたり強力なキーボードショートカットを備えます。
「あっちょっと聞き逃した!」って時素早く数秒戻ることができるので無駄が少なくて済みます。あと再生停止もエンターキーで一発なのが嬉しいところ。
動画をシークする際、どこを扱っているのかわかりやすいのも◎でした。良くも悪くもテキストが単一でこれ一本しか使わない故の利点ですね。
次にテキストがpdfで配信されるため印刷サイズは選べますし、なんなら紙質も自分で納得いくものを選ぶことができます。
スタイラスペンがあるタブレットを別に準備できるなら印刷するかしないかさえ自分で選ぶことが出来ます。型にはまらず、自分のやりたい勉強スタイルで勉強できるのは個人的に最重要視したポイントなのでなかなか気に入ってます。
以前の投稿で詳しく紹介していますが、デジタルで勉強する人にとってテキストpdfファイルが激しく優秀です。
印刷すると失われる利点なのでこれからmedu4で勉強しようという方はiPad Proなどデジタイザ付きタブレットでの学習を強くオススメします。
最後は国対究極MAPですね。
最後は国対究極MAPですね。
これ要は過去の国家試験を解くために必要だった知識を過剰書きしたものなので、メディックメディアのQCをわかりやすくカテゴライズして一枚にまとめたものと言っていいです。
これ覚えると直近の過去問がほぼほぼ解けるようになります。
過去問といえど解けるということはやはり精神衛生上とてもよろしいです。
そして重要な点だけあって本番でもよく当たります。
数十数百予想してちょっと(誤答選択肢含む)しか当たらない予想よりは全然こっちです。
てかこれから外すと悪問奇問の類いに近づくので今思えば当然かなとも思います。
・大正義QuestionBank&QBonline
・新機能Quickcheckが優秀
・画質が素晴らしい
・講師速報が早い
・(現時点で)無料→2019年度から有料…
・ほぼほぼ穴埋めじゃないpdfテキストって素晴らしい
【全部終わってみて】
メディックメディア(Qassist)
・新機能Quickcheckが優秀
・画質が素晴らしい
・講師速報が早い
・(現時点で)無料→2019年度から有料…
・ほぼほぼ穴埋めじゃないpdfテキストって素晴らしい
【全部終わってみて】
なんだかんだQuestionBankは大事です。
これの一週目問題と回数別が一番勉強になりました。一部解説が残念なところはありますがやっぱり繰り返し解きやすいのはQBonline一択でしたね。
講座面はテキストが一番好みだったのがQassistでした。こちらで書き込むことが最小限なので講義に集中できます。画質もいいですし、デジタル黒板は授業感と見やすさを両立してていい感じですね。先生も面白いし。
講師速報は問題もありましたがやっぱり早いのはそれだけで素晴らしい。
そしてなにより事実上無料なのが大きい。
直前期にはQCが使いやすいです。国対究極マップの内容とQC直近10年の内容はほぼ一致しているので、究極マップの覚え込みとの相性がいいです。
✅各予備校の残念だった点
MEC
・講師が多いためクオリティ/講義スタイルが単元ごとにちょいちょい変わる
・倍速などの機能を使うために必要なアプリのサポートが外国語
・Dr.HYTの悪口がそこら中から聞こえてくる
・MEC(特にサマライズ)受講生以外がラストメッセージや直前メールを見ることはおすすめしない
【全部終わってみて】
冊子の大きさは好みの別れるところでしょうが、元々文字が小さく余白を多く必要としない自分にとってA4はデカすぎです。
持ち運ぶとき重いですし、ギリギリで入れることで冊子の角がどんどんボロボロになっていくし、それ以前に入るバッグが限られてしまうので…M4(CBT)の時ホント嫌だったっす。
あと個人的には去年のCBT内科を担当してた先生の説明が「絶望的に」合わなかったのでかなり後悔しました。
(一応言い訳させて貰うと自分が確認したサンプルとは違う先生だったので…国試は違う先生だったけどあのクオリティでGOサイン出したMECを信用できずに国試対策としてMECをとることがどうしてもできませんでした)
あと倍速機能を使うために導入するアプリ開発元が外国なのでちょっと不安です。日本語対応してないアプリの導入ってのは結構心理的ハードルがありますし。
直前期、KSRのラストメッセージと直前予想メールを受け取りましたが、正直あれは無意味だったと思っています。
medu4という過去の傾向を重んじる勉強をしてきた場合、今まで聞いたこともない病名を国家試験直前、もう1週間切った段階で予想と名の付いた不安定かつ中途半端な知識を入れるのはリスクでしかなかったです。これはほんとHZM先生の言うとおりでした。
ただし、ずっとMEC一筋でやってきた友人の場合、サマライズでやったことの復習だったとのことなのでこれはこれまで自分が採ってきた講座と相談するのがいいと思います。
あと箇条書きしてないところで…個人的に板書とテキストを併用するやり方が好きではないです。
・某動画サイトのエコノミーモード並しかない残念画質
・動画/テキストが順次配信、配送
・Selectノートの完成度
・ポップアップウィンドウとかいう時代遅れの産物
・シークしたらどこ扱っているのか分からない
・動画の割り方
【全部終わってみて】
medu4の後にやっぱもったいねーなとか考えてやったせいか、文句がたっぷりです。
画質が悪すぎて正直板書が読めないことがある、これは結構ストレスたまります。
あと動画が順次配信のためポリクリに合わせた学習はよほど運が良くないと期待できないです。テキストもこれにあわせて送られてくるのでいちいち受け取らなければいけないのが負担になります(多分一番大変なのは窓口になる国試対策委員でしょうけど)
※一応早く勉強したい人向けとのことで去年verの講義は見れるようになっていましたが、これだとselectノートが使えないので自分は使ってないです。
そしてそのSelectノートの完成度は完全にMECに劣ると思います。講義で話すことほぼほぼ書いてあります。逆に書いてないのは図や表ですね。TECOM的には図や表を書いて覚えろってことなのでしょうが、最初の説明のところは全く書かず聞くだけ→図や表はせこせこ書かなきゃいけないって流れは正直微妙です。最初は1.5倍速使いたくなるのに後になればなるほど一時停止を多用するハメになります。穴埋め嫌いだけどこれなら穴埋めの方がマシです。臓器なら輪郭というか簡単な絵を描いておくとかの工夫が皆無なのは一年目だから仕方ないのか…
次に動画がポップアップなことですかね。2000年代前半の気分を味わえます。
僕はポップアップは問答無用でブロックする拡張機能をブラウザに導入しているので、ポップアップな動画は不便この上ないです。いちいち拡張機能をオフにしなければならないので…
次に「ここ見返したいな」とか「ここ聞き逃したな」って時にシークした際、どこ扱ってるのかまるで分かりません。講義スタイル的に仕方ないのかもしれませんが、特に問題扱ってる時は悲惨です。ほぼ全部口頭での説明で一切テキストなど写らないのでシークで目的の問題に至る以前に、まず自分が何処の解説を聞いているのか冊子/問題と照らし合わせるというめんどくさい作業が生じます。素敵なおじさまの立ち姿が好きな方はおすすめできるかもしれませんが少数派だと思います…
あと動画の構成がどう考えても非効率的です。短時間講義×テキスト分冊にするなら講義を症候病態解説 / 問題解説 / 症候病態解説 / 問題解説…とすればある程度勉強しやすいのに…1つの動画内でテキストを頻繁に入れ替えるのはMECとmedu4の単一冊子スタイルをやった後だと酷く非効率的です。
ぱっと見て「あっこれ○○番の問題だな」って分からないのはMECやmedu4に対して明確に劣ります。テキスト写してないとき何が写ってるかって素敵なおじさまの立ち姿ですからね…魅力的かもしれませんが正直勉強の効率は大分悪いです。
・動画/テキストが順次配信
・印刷/ファイリングがかなりたるい
・穴埋めスタイルの講義は好きじゃない
・どの動画を見たかなどの記録機能が皆無
・画質が圧倒的にいいが、オートだと安定性を優先するせいか十分な速度があってもFHDで再生されることが稀
・講師速報の低学年の入力問題
【全部終わってみて】
メインで使っただけあって細かいところまで書いてみます。
まずTECOMと同様の理由でポリにあわせた学習は厳しいです。そして印刷がかなり手間。印刷すると紙代インク代はめちゃくちゃかかります。両面印刷するには紙もそれなりにいい奴を買わなければならない上、コンビニなどではpdfファイルの印刷枚数制限や容量制限があるため、自前のプリンターがあるか、大学の印刷環境が整っている必要があります。
僕は前半でiPad Pro10.5&Apple Pencil買っちゃったのでインク代紙代とはおさらばしましたが、これはこれでテキストが同時に1つしか開けないという問題を引き起こします。
特に国家試験対策後半ではテストゼミなど問題を解くpdfと同時に春夏までに完成させておいたテキストpdfを横に並べて表示したいと思うことが増えると思います。
可能であれば手書き可能なiPadを2台用意するのがベストだと思いますが、Apple Pencilは2台のiPadで同時に使用することができないため、更にApple Pencilまで買うことになり明らかに無駄金です。
この点電池不要ペアリング不要なワコムデジタイザじゃない(≓bluetoothで筆圧どうこうを管理している)アップルの弱みがでますね。あぁGalaxyTabが欲しい…日本でも発売してくれんかね。
自分はファイラーもなく使い勝手が悪く、国家試験が終わったらただのゴミになることが確定しているiPad&Apple Pencilを複数台購入することに抵抗があったので、テストゼミと国対究極MAPは紙を使いました。特に国対究極MAPを紙印刷にしたことは国家試験会場にタブレットを持ち込む必要がなくなり、試験途中で音が鳴らないかと心配する必要もなくなるので良かったです。
そして他2つの予備校に対して劣るのが、どの動画を見たかなどの記録機能。2018年はじめの時点で再生位置の記憶はもちろん、動画が再生済かどうかの記憶すらありませんでした。(MECは途中までで再生を中止した際の再生位置まで記憶、TECOMは各動画を最後にみた日付のみ記憶)
で、こうなるとマイページから動画再生ページに移動し、動画がずらっと表示された時、次見るのはどの動画だったか…忘れちゃうことがちょいちょい発生します。テキストでどこまで書いたか見ればすぐどの動画かは分かるんですが、この一手間が毎回生じるのはちょっと残念。
※2018年夏頃に動画を視聴済みかどうかが登録できるようになりましたが、この登録は手動(見終わった後視聴完了ボタンを押す必要がある)のでほぼ使いませんでした。もう少し自動化を進めて欲しいところ。
最後は動画の再生ですね。画質がいいのはメリットの所で上げましたが、プレーヤーの初期設定は『auto』でこの設定は固定です。FHD等で記憶することは出来ません。で、100Mbps程度のそこそこ高速回線(youtubeなら複数のFHD動画を再生余裕)を確保しても、最高画質になることはあまりない印象を受けました。やたらHD止まりになるんですよね。
手動でFHDに設定してやればちゃんと再生できるのでここいらの判定がどうなっているのかちょっと納得いかない部分がありますね。
箇条書きした以外に問題になるとしたら、講義スタイルが板書ではないのとスタイラスペンを使っての手書き入力になるので実際のペンやチョークの文字に慣れた人には受け入れられない人もいるかも。
あと穴埋めスタイルの講義って個人的にあまり意味がないと思ってます。今穴埋め部分になってるくらい重要な点は赤字なり太字にしておいた上でQCみたいな一問一答方式のサービスを提供すればいいと思いますね。問題形式で何度も何度も繰り返す方が覚えやすくていい。
めちゃくちゃ長くなりましたがトータルでは満足してます(だからこそ最後まで使ったわけですし)単純に他予備校より何十倍何百倍使ったから細かいところまで気がついたというだけです(..;)
・アプリの台数制限
・医ンプットが広告ブロッカーに引っかかる?
・Quickcheckが激重い
・講師速報の低学年入力問題
全てを台無しにしかねないアプリの糞さ。びっくりするくらい重くてびっくりするくらい不安定。救いなのはブラウザ版なら比較的マシになること。アプリでしか使えないYNを使う場合を除きブラウザ推奨。
YNはアプリでしか見れないのですが、このアプリは台数制限があります。OS問わず2台までとのことで、スマホとタブレット1台ずつ入れたらいっぱいです。例えばiPadProとiPhoneに入れたらお風呂で使う用のXperiaTabに入れることが出来ません。ちょっと厳しすぎる気がします。
じゃYN以外はブラウザでやろうとすると、QBonlineを使用している際、医ンプットの表示が広告ブロッカー他でブロックされる場合がある、Quickcheckがログインエラーを起こす、何年分を選んでも数分待たされるなど、十分な性能と十分な回線でも不具合が連発するためかなり厳しい。うーん…
最後に、講師速報は早いですが、他の学年が入力することができてしまう問題がありました。最終的に該当者の登録を削除するといったことを表明していましたが、削除する頃に見る人っているんでしょうか。
この予備校がいい!この予備校はやめとけ!とは言えませんが
二年前の自分に戻るとしたら
・テコムは採らない
・MECはラストメッセージや直前メールを採らない、サマライズは採ってもよかったが必須ではない。
・medu4メインは変わらず、ただもっとQassistを見てもよかったかも
・問題演習はQBメイン
・QBの一週目問題以外はやらない
・採点サービスはMECで十分
こんな感じになると思います。
予備校選びで最も不幸なのは選んだ後で「こんなはずじゃなかった」「こんなの知らなかった」となってしまうことだと自分は思いますので、これから予備校選びをする医学生がいるのであれば、いろんなところから情報を集めて、大体のところを知った上で後悔のない判断をしてほしいと思います。この糞ブログがその役にたったのならこれほど嬉しいことはありません。ではでは。
medu4は効率重視の予備校です。
あと個人的には去年のCBT内科を担当してた先生の説明が「絶望的に」合わなかったのでかなり後悔しました。
(一応言い訳させて貰うと自分が確認したサンプルとは違う先生だったので…国試は違う先生だったけどあのクオリティでGOサイン出したMECを信用できずに国試対策としてMECをとることがどうしてもできませんでした)
あと倍速機能を使うために導入するアプリ開発元が外国なのでちょっと不安です。日本語対応してないアプリの導入ってのは結構心理的ハードルがありますし。
直前期、KSRのラストメッセージと直前予想メールを受け取りましたが、正直あれは無意味だったと思っています。
medu4という過去の傾向を重んじる勉強をしてきた場合、今まで聞いたこともない病名を国家試験直前、もう1週間切った段階で予想と名の付いた不安定かつ中途半端な知識を入れるのはリスクでしかなかったです。これはほんとHZM先生の言うとおりでした。
ただし、ずっとMEC一筋でやってきた友人の場合、サマライズでやったことの復習だったとのことなのでこれはこれまで自分が採ってきた講座と相談するのがいいと思います。
あと箇条書きしてないところで…個人的に板書とテキストを併用するやり方が好きではないです。
TECOM
・動画/テキストが順次配信、配送
・Selectノートの完成度
・ポップアップウィンドウとかいう時代遅れの産物
・シークしたらどこ扱っているのか分からない
・動画の割り方
【全部終わってみて】
medu4の後にやっぱもったいねーなとか考えてやったせいか、文句がたっぷりです。
画質が悪すぎて正直板書が読めないことがある、これは結構ストレスたまります。
あと動画が順次配信のためポリクリに合わせた学習はよほど運が良くないと期待できないです。テキストもこれにあわせて送られてくるのでいちいち受け取らなければいけないのが負担になります(多分一番大変なのは窓口になる国試対策委員でしょうけど)
※一応早く勉強したい人向けとのことで去年verの講義は見れるようになっていましたが、これだとselectノートが使えないので自分は使ってないです。
そしてそのSelectノートの完成度は完全にMECに劣ると思います。講義で話すことほぼほぼ書いてあります。逆に書いてないのは図や表ですね。TECOM的には図や表を書いて覚えろってことなのでしょうが、最初の説明のところは全く書かず聞くだけ→図や表はせこせこ書かなきゃいけないって流れは正直微妙です。最初は1.5倍速使いたくなるのに後になればなるほど一時停止を多用するハメになります。穴埋め嫌いだけどこれなら穴埋めの方がマシです。臓器なら輪郭というか簡単な絵を描いておくとかの工夫が皆無なのは一年目だから仕方ないのか…
次に動画がポップアップなことですかね。2000年代前半の気分を味わえます。
僕はポップアップは問答無用でブロックする拡張機能をブラウザに導入しているので、ポップアップな動画は不便この上ないです。いちいち拡張機能をオフにしなければならないので…
次に「ここ見返したいな」とか「ここ聞き逃したな」って時にシークした際、どこ扱ってるのかまるで分かりません。講義スタイル的に仕方ないのかもしれませんが、特に問題扱ってる時は悲惨です。ほぼ全部口頭での説明で一切テキストなど写らないのでシークで目的の問題に至る以前に、まず自分が何処の解説を聞いているのか冊子/問題と照らし合わせるというめんどくさい作業が生じます。素敵なおじさまの立ち姿が好きな方はおすすめできるかもしれませんが少数派だと思います…
あと動画の構成がどう考えても非効率的です。短時間講義×テキスト分冊にするなら講義を症候病態解説 / 問題解説 / 症候病態解説 / 問題解説…とすればある程度勉強しやすいのに…1つの動画内でテキストを頻繁に入れ替えるのはMECとmedu4の単一冊子スタイルをやった後だと酷く非効率的です。
ぱっと見て「あっこれ○○番の問題だな」って分からないのはMECやmedu4に対して明確に劣ります。テキスト写してないとき何が写ってるかって素敵なおじさまの立ち姿ですからね…魅力的かもしれませんが正直勉強の効率は大分悪いです。
medu4
・印刷/ファイリングがかなりたるい
・穴埋めスタイルの講義は好きじゃない
・どの動画を見たかなどの記録機能が皆無
・画質が圧倒的にいいが、オートだと安定性を優先するせいか十分な速度があってもFHDで再生されることが稀
・講師速報の低学年の入力問題
【全部終わってみて】
メインで使っただけあって細かいところまで書いてみます。
まずTECOMと同様の理由でポリにあわせた学習は厳しいです。そして印刷がかなり手間。印刷すると紙代インク代はめちゃくちゃかかります。両面印刷するには紙もそれなりにいい奴を買わなければならない上、コンビニなどではpdfファイルの印刷枚数制限や容量制限があるため、自前のプリンターがあるか、大学の印刷環境が整っている必要があります。
僕は前半でiPad Pro10.5&Apple Pencil買っちゃったのでインク代紙代とはおさらばしましたが、これはこれでテキストが同時に1つしか開けないという問題を引き起こします。
特に国家試験対策後半ではテストゼミなど問題を解くpdfと同時に春夏までに完成させておいたテキストpdfを横に並べて表示したいと思うことが増えると思います。
可能であれば手書き可能なiPadを2台用意するのがベストだと思いますが、Apple Pencilは2台のiPadで同時に使用することができないため、更にApple Pencilまで買うことになり明らかに無駄金です。
この点電池不要ペアリング不要なワコムデジタイザじゃない(≓bluetoothで筆圧どうこうを管理している)アップルの弱みがでますね。あぁGalaxyTabが欲しい…日本でも発売してくれんかね。
自分はファイラーもなく使い勝手が悪く、国家試験が終わったらただのゴミになることが確定しているiPad&Apple Pencilを複数台購入することに抵抗があったので、テストゼミと国対究極MAPは紙を使いました。特に国対究極MAPを紙印刷にしたことは国家試験会場にタブレットを持ち込む必要がなくなり、試験途中で音が鳴らないかと心配する必要もなくなるので良かったです。
そして他2つの予備校に対して劣るのが、どの動画を見たかなどの記録機能。2018年はじめの時点で再生位置の記憶はもちろん、動画が再生済かどうかの記憶すらありませんでした。(MECは途中までで再生を中止した際の再生位置まで記憶、TECOMは各動画を最後にみた日付のみ記憶)
で、こうなるとマイページから動画再生ページに移動し、動画がずらっと表示された時、次見るのはどの動画だったか…忘れちゃうことがちょいちょい発生します。テキストでどこまで書いたか見ればすぐどの動画かは分かるんですが、この一手間が毎回生じるのはちょっと残念。
※2018年夏頃に動画を視聴済みかどうかが登録できるようになりましたが、この登録は手動(見終わった後視聴完了ボタンを押す必要がある)のでほぼ使いませんでした。もう少し自動化を進めて欲しいところ。
最後は動画の再生ですね。画質がいいのはメリットの所で上げましたが、プレーヤーの初期設定は『auto』でこの設定は固定です。FHD等で記憶することは出来ません。で、100Mbps程度のそこそこ高速回線(youtubeなら複数のFHD動画を再生余裕)を確保しても、最高画質になることはあまりない印象を受けました。やたらHD止まりになるんですよね。
手動でFHDに設定してやればちゃんと再生できるのでここいらの判定がどうなっているのかちょっと納得いかない部分がありますね。
箇条書きした以外に問題になるとしたら、講義スタイルが板書ではないのとスタイラスペンを使っての手書き入力になるので実際のペンやチョークの文字に慣れた人には受け入れられない人もいるかも。
あと穴埋めスタイルの講義って個人的にあまり意味がないと思ってます。今穴埋め部分になってるくらい重要な点は赤字なり太字にしておいた上でQCみたいな一問一答方式のサービスを提供すればいいと思いますね。問題形式で何度も何度も繰り返す方が覚えやすくていい。
めちゃくちゃ長くなりましたがトータルでは満足してます(だからこそ最後まで使ったわけですし)単純に他予備校より何十倍何百倍使ったから細かいところまで気がついたというだけです(..;)
メディックメディア
・泥版も林檎版もアプリは死ぬほど残念。YN使わないのであれば正直ブラウザ推奨。・アプリの台数制限
・医ンプットが広告ブロッカーに引っかかる?
・Quickcheckが激重い
・講師速報の低学年入力問題
全てを台無しにしかねないアプリの糞さ。びっくりするくらい重くてびっくりするくらい不安定。救いなのはブラウザ版なら比較的マシになること。アプリでしか使えないYNを使う場合を除きブラウザ推奨。
YNはアプリでしか見れないのですが、このアプリは台数制限があります。OS問わず2台までとのことで、スマホとタブレット1台ずつ入れたらいっぱいです。例えばiPadProとiPhoneに入れたらお風呂で使う用のXperiaTabに入れることが出来ません。ちょっと厳しすぎる気がします。
じゃYN以外はブラウザでやろうとすると、QBonlineを使用している際、医ンプットの表示が広告ブロッカー他でブロックされる場合がある、Quickcheckがログインエラーを起こす、何年分を選んでも数分待たされるなど、十分な性能と十分な回線でも不具合が連発するためかなり厳しい。うーん…
最後に、講師速報は早いですが、他の学年が入力することができてしまう問題がありました。最終的に該当者の登録を削除するといったことを表明していましたが、削除する頃に見る人っているんでしょうか。
✅結局どの予備校がいいのか
二年前の自分に戻るとしたら
・テコムは採らない
・MECはラストメッセージや直前メールを採らない、サマライズは採ってもよかったが必須ではない。
・medu4メインは変わらず、ただもっとQassistを見てもよかったかも
・問題演習はQBメイン
・QBの一週目問題以外はやらない
・採点サービスはMECで十分
こんな感じになると思います。
予備校選びで最も不幸なのは選んだ後で「こんなはずじゃなかった」「こんなの知らなかった」となってしまうことだと自分は思いますので、これから予備校選びをする医学生がいるのであれば、いろんなところから情報を集めて、大体のところを知った上で後悔のない判断をしてほしいと思います。この糞ブログがその役にたったのならこれほど嬉しいことはありません。ではでは。
✅おまけ:medu4とる人へ
勉強会などで他予備校受講者と話す時、(特にサマライザーは)予想知識として知らない知識を『みんな知ってるでしょ?』みたいな感じで言ってきますが気にしなくて大丈夫です。
国家試験直前期には友人からMEC本科生からのリークとしてKSRの予想がまわってきたりもしましたが当たった数なんてたかがしれてます。というかその予想『だけ』で解答に至ることができる問題なんてほぼないです。予想で病名とちょっとした解説だけ言われてそれが出ても結局自分でしっかり勉強してないことは答えられません。
予想なんて病名や制度名とちょろっとだけ書かれてて病名が当たったところで実際の解答につながらないものばっかりなのでmedu4に直前情報がないのはむしろありがたいと思っていままでやってきた勉強の復習しましょう。その方があたります。
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