Googleドライブ/Googleフォト用Androidアプリ、Autosync Google Driveは有能

2018/11/10

☑はじめに

Autosync Google Driveとは:Dropboxユーザーなら大抵使っているあろうAndroidアプリ、Dropsyncの開発者さんがリリースしているGoogleDrive同期用のアプリケーション。基本的な操作性やインターフェースはDropSyncを踏襲しているので、DropSyncを使ったことがある人ならすぐ使い始めることが出来るはず。

で、この開発者さんからはDropbox,Googleドライブ,OneDrive,Boxで同様の機能を持つアプリが提供されています。

FolderSyncのように機能だけならこれを上回るアプリもありますが、シンプルさ、動作の軽さ、インターフェースの使いやすさなどでこれらのアプリが勝るため、長く愛用させていただいてます。

☑『マイパソコン』内のフォルダを同期できるという圧倒的優位性

Autosync Google Driveの素晴らしい点として
本来バックアップ先であり同期先でない『マイパソコン』内のフォルダすらAndroid端末内のフォルダと同期(やミラーリングなど)することができる点が挙げられます

これはWindows版『バックアップと同期』にすら勝る点で、特にGoogleフォトとの組み合わせでかなり強力な画像、動画管理、自動化を行うことができます(後述)

Windows版『バックアップと同期』やGoogleフォト使用時のファイル/フォルダの挙動については
前記事「Googleドライブ(Googleフォト)とAmazonDrive(プライムフォト)における画像ファイルのバックアップ/同期機能の違い」で詳しく書いたので、わかんないよって人は軽く眼を通しておいてください。



☑Autosync Google Driveとバックアップと同期を用いた画像/動画管理

パソコンで整理したデータを扱う際、考え方としては大きく分けて2つあると思います。
1つはオフラインでもデータを扱う方。バックアップした元データは母艦に置いておきたいしスマートフォンにもデータを置いておく。当然スマホと母艦両方のストレージを消費しますがデータが手元にあるのでアクセスが高速で通信容量も消費しない。

2つ目はオンラインでデータを扱う方。バックアップしたらデータは削除して構わないしデータを手元に置いておく必要もない。ストレージを圧迫することは少ない一方出先で画像や動画を見ればその分通信容量を消費します。そして通信環境が失われるトンネルや試される大地の一部では何もできなくなります。


後者を選択し『完全に』Googleに魂を売るのであれば、ぶっちゃけGoogleフォト一本でいいと思います。

ここで言う『完全に』というのは写真管理をGoogleが推す『AIによる顔認識やシーン認識にほぼほぼ一任する』『スマホではオンラインのGoogleフォトアプリでしか写真見ないよ』ということです。
つまり『ラーメン』なんてフォルダを作ってサードパーティー製アプリで閲覧…なんて形での管理を諦めるということになります。

逆にこれから書くやり方は『ラーメン』ってフォルダを作ってデータはオフラインにおいて動作の軽い『QuickPic』で閲覧したい…って人には向きます。とても向きます。

流れとしては
母艦のフォルダをバックアップと同期のバックアップ機能でバックアップ

『マイパソコン』内でフォルダ構成を保ったままGoogleフォト仕様に圧縮してくれる

Autosync Google Driveでマイパソコン内のフォルダをスマホとミラーリング(又は同期)する

利点としては
①圧縮前のデータは母艦に、圧縮後のデータはスマホに完全に保持される
②スマホに送られるデータは圧縮後のものなので、不足しがちなスマホストレージの圧迫を抑えられる
③母艦でフォルダ構成を変更すれば、スマホでも変更が反映される≓管理は母艦で一本化できる
④内部的にはGoogleフォトを使用するためどれだけ写真や動画があっても料金が無料

と、かなりいいことづくめです。

☑手順

①母艦のフォルダをバックアップと同期のバックアップ機能でバックアップ

まずはGoogleから『バックアップと同期』ソフトウェアをダウンロードしましょう。

バックアップと同期:https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/download/backup-and-sync/

『バックアップと同期』は旧Googleドライブと異なり同期フォルダを作成するだけでなく、継続的にバックアップするフォルダを指定することができるので、ここで自分がこれから写真を置くフォルダを作成し、指定しておきます。

このとき、バックアップの設定を『高画質』にしておきます。これにしないと容量無制限になりません。
『削除するアイテム』欄はお好みでオッケーですが
・『すべての場所からアイテムを削除する』を選ぶと、パソコン/同期先のスマホで削除したファイルはGoogleドライブからもなくなるのでいらないファイルを削除したいとかならこちらをすすめます。
・『他の場所からアイテムを削除しない』だとパソコンからファイルを削除しても、ファイルはGoogleドライブに残り続けるので、同期機能でスマホから削除することができません。今回の用途のようにパソコン側での一括管理をするのであれば微妙です。



②『マイパソコン』内でフォルダ構成を保ったままGoogleフォト仕様に圧縮してくれる

指定したフォルダの画像/動画がアップロードされるまで待機します。

アップロードされた画像を確認してみましょう。
Googleドライブにアクセスして、左側のメニューから『マイパソコン』を選びます

指定したフォルダがあり、中にフォルダ構成が保たれたまま画像がアップロードされていると思います。

ここで指定したフォルダを『お気に入りに登録』しておきましょう(重要)
ここで指定したフォルダ以下のものだけがアプリで扱えます。



③Autosync Google Driveでマイパソコン内のフォルダをスマホと同期する


まずはGooglePlayからAutosync Google Driveをダウンロード&インストールします。
Autosync Google Drive:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ttxapps.drivesync&hl=ja
インストールが終わったら起動しましょう。


起動画面はこんな感じ。


使用するためにはストレージと連絡先へのアクセス権が必要なので「許可」しましょう。



Googleアカウントを選択します


テスト用はまぁ置いておいて自分用のペアを作成しましょう



まだ何も選択されていない状態がこちら
『Google Drive内のリモートフォルダ』を選択します。


「マイファイル」は所謂Googleドライブの中身ですが、今回はバックアップしたものを選びたいので
ここで「スター付き」を選びます


バックアップと同期でバックアップし、事前にスターをつけておいたフォルダの画像がフォルダ構成を保ったままそこにあります。『選択』を選びましょう。


Googleドライブ側の設定が終わった状態。次に本体側ストレージの選択を染ます。
『デバイス内のローカルフォルダ』を選びます。


ローカルフォルダの中身。ここで、左上のボタンで新しいフォルダを作成。Googleドライブで選択したフォルダと同じ名前が自動で付けてもらえます(変更しても大丈夫)


作ったフォルダに移動し『選択』を押します。


これでデバイスとGoogleドライブ両方の設定が完了です。
デフォルトでの設定は『双方向』になっています(両方の変更が反映される)
パソコンでのみ操作したい方は


『ミラーのダウンロード』にしておけば端末側で誤った変更を行っても大丈夫。常にGoogleドライブ側と同じ状態が保たれます。


作った直後は同期が有効になっていないので、忘れずに右端のボタンを押して同期を有効化しておきましょう。
これで全ての設定は完了です。


☑結果

母艦には元データ、スマホ(タブレット)にはGoogleフォト準拠で圧縮されたデータが保存されるようになりました。Googleフォトの圧縮は非常に優秀なので、自分の環境だと元データの1/3程度の容量まで写真、動画の容量を削減することができました。

個人的にiPhoneなどがやっているストレージ容量による価格値上げが大嫌いなので、こうした対策が出回るといいですね。まぁフォルダやファイルの概念がないiPhoneではそもそもこの方法はとれないですが…

少なくともAndroidユーザーはこれで端末の容量を削減しつつバックアップをとりつつ母艦単体で写真の管理ができますよ!自分は同じフォルダをAmazon Prime Photoでバックアップして元データのバックアップもするようにしていますから、これで写真に関しては母艦の突然死を含むあらゆるトラブルに対応出来るはずです!


☑まとめ

僕がAndroidを使い続ける理由の半分くらいが「Androidにはファイル、フォルダの概念がある」ことです。

これはiOS端末に対して圧倒的、もう覆せないほどの優位性です。Androidが小さくて貧弱でも立派な1つのパソコンとして成り立つのに対して、用途を制限してどれだけ処理を高速にしたところでiPhoneやiPadは超強力な通話可能ゲーム機でしかないです。

せっかくAndroid端末を使うのであれば、Androidにしかできない使い方をしてみましょう。

【参考】

コメント

0 件のコメント :

コメントを投稿

当ブログの内容は端末の文鎮化を引き起こす可能性を伴う危険なものを含み、投稿主は施行の推奨を致しません。

また、このブログコメント欄、Twitter等で問い合わせ頂いても詳細な内容を記載/返答する予定はございません。
自分で調べる。自己責任。転んでも自分で起きる。ことが出来ない方はコメント前にブラウザバックを推奨いたします。