CloudReady(ChromiumOS)を使っての感想-1ヶ月経過-

2018/11/15


本投稿を読む前に…2021年現在はこんな手があります


既製品向けのChromeOSを汎用機向けにする『Brunch framework』を用いてWindowsマシンに公式のChromeOS(Playストア入り)をインストールする方法です。
これでPlayストアにある泥アプリをインストールすることができます。


此処から先は、知的好奇心が勝った方のみどうぞ。


✅使ってみて

結論から言うと大満足です。ただこれは下地として

『あまりにも重いWindowsマシンを少しでもマシにしようと涙ぐましい努力を重ね軽量化を進めまくった』自分がいるからというのもあると思うので、この文章書いた奴はそんな奴なんだとご理解の上読んでいただければ幸いです。


✅使用感-メリット


①Chrome拡張機能が使える。(フルバージョンChromeが使える)


いやホントこれに限る。具体的にはAdblock系。最高。これだけでYoutubeプレーヤーとして最強の端末になれる。

見た目を調整したりフォントを変更する系の拡張機能もしっかり動くのでウェブブラウジングが快適。あとはダウンロード支援系の拡張機能が使えるのも強い。


②動作の軽快さ


当然ながらめちゃめちゃ軽い。とてつもなく軽い。びっくりする位軽い。イメージとしてはpuppyLinuxくらい軽いんじゃないだろうか。BIOSの読み込み終わってから起動までは10秒かかってないんじゃないかな。アプリのレスポンスも極めて良好。


③シェルフの位置変更可


Windowsで言うタスクバー(ChromiumOS的にはシェルフと呼ぶらしい)の位置を変更できること。Androidにはないメリットですね。
個人的な好みですが一時期Ubuntuを使用していたこともあってタスクバーは縦(左側)派です。ただでさえ縦が短いパソコンの縦幅を消費してしまう下側へのタスクバー表示は理にかなってないかなーと(ドックとバーで上下に消費するMacはお馬鹿)


④ファンの音が静か


重い処理をしていないので当然といえば当然だけどPCそのもののマシンパワーに余裕がある。アマプラで動画再生しながらAbemaTV開いてYoutube動画再生すると流石にブォンブォン鳴りましたが。


⑤OSが占有する容量が極めて小さい



インストールしたVAIO Tap11は128GBのSSDを搭載しているのですが、普通にWindowsインストールしてアプデあてると個人データ0でも残り容量70~80GB程度になるんですよね。これがChromeOSだと100GB以上空きます。これはびっくり。



参考にリカバリ直後のBlade Stealth。実に20GB以上の差がある。



⑥USBなどの周辺機器が普通に使える


Chromebookはオンライン主体なのでどの程度データを扱えるのか不安がありましたが、ユーザーが普通に使えるダウンロードフォルダが存在しダウンロードしたデータをUSBで移動させるなどの行為やその逆は普通にできます。iOSのようにろくすっぽデータが扱えないと思っていた自分にとってこれは想定外のメリット。


⑦リセットからの再セットアップが速い


実はCloudReady、
前回投稿の【VAIOが好き】ロートルWindowsマシンの再利用。【ChromiumOS(CloudReady)インストール】
より大分前から使用を続けており、あの記事を書くために再セットアップをしたのですが設定がほとんど存在しないのとGoogleアカウントに紐付けられているおかげでリカバリーにかかる負担がめちゃくちゃ少ないです。
普通の人にはあまり役立たないかもしれませんが頻繁にリセットするガジェッターには役立ちます。
インストールから最新のアップデートを当てるだけで1日使い切るWindowsとは雲泥の差ですね…


✅使用感-デメリット(ChromiumOS依存)


①x86アプリが動かない


全く気にならないと言えば嘘になります。特にEvernoteがウェブ版限定になるのはちょっと辛い。基本的にオフラインでデータを扱わない思想設計なのでDropboxのクライアントなんかもないですし。
ただそもそものWindows8.1インストールしてた頃も軽量化を進めすぎてろくにアプリインストールできてない状態だったので変化という意味ならほぼ0です。


②スリープの扱い


スリープまでの時間を自分で設定できません。
スリープしないようにすることは可能なのですが、普段20分くらいの動作無しでスリープにしている自分にとってはちょっと不便。


③複数アカウントの運用


あと当然っちゃ当然かもしれませんが、Chromiumのアカウント≓Chromeのアカウントなので、複数のアカウントのChromeが同一デスクトップで使えません。僕は普段使うアカウントとこのBloggerアカウントが別なので、ちょっと面倒に感じることも


④タブとシェルフの使い分け


細かいところですがChromeアプリはChromeタブ上で動く物が多いので、左側のタスクバー(シェルフ)とクロームのタブの役割が被ってるんですよね。一部そうでないものもありますけど…
個人的にタスクバー(シェルフ)に登録したものはタブで表示しないようにするとかその類いの工夫が欲しいところ。


⑤ファイラーの完成度


複数のファイル転送を行うと1つ目がおわった→2つ目のような挙動をします。ちょっと気になる。



✅使用感-デメリット(CloudReady依存?)


①電源ボタンの動作


個人的にはWindowsと同様に電源ボタンを普通に押すとスリープ、電源ボタン長押しで電源オフとしたいのですが、CloudReadyをVAIO Tap11で使用すると電源ボタンを普通に押しただけで電源オフ(シャットダウン)になってしまうようになっており、現状スリープに入る手段がキーボードカバーを閉じるしかない状態です。
幾ら起動が速いと言っても毎回毎回電源オフ→起動を繰り返すのはAndroid/iOS端末でスリープ→即復帰になれた人にとっては辛い。
ここは結構気になるポイントなのでアップデートを期待したいですね


②Powerwash非対応


CloudReadyはChromebookにおける初期化に相当するPowerwashに対応していません。
ただインストールに使ったUSBがあれば比較的素早く再インストールできるので消さずに持っておけばほぼ問題ないです。


③トラックパッド/マウスを正確に認識しない


機種相性の可能性が高いですが、トラックパッド/マウスによりカーソルの移動はできるのですが、(タップしても物理キーを押しても)クリックを認識せず、1度カーソルを出してしまうと消せません。加えてカーソルが出た状態ではタップの挙動がおかしくなります。少なくともVAIOTapで運用するときにはトラックパッドを殺した方がよさそう(幸いにもトラックパッドはハードウェアキーで無効化できますし)
もしかするとタッチパネルと同時に使用しているのがよくないのかな?


✅トータルで


Windowsに戻す予定はないですね。VAIOTapをWIn8.1に戻したところで結局ファイラーとChromeとDropbox入れてもうマシンのCPUが悲鳴上げるのはわかってるので…。
Chromebookにしたおかげでやれることが増えたので満足も満足です。


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