革靴リスト2022【革靴履き続けてはや10年】

2022/02/07



✅2012年2月から



高校生の友、Timberlandの6インチプレミアムブーツを履きはじめたのをきっかけに

革靴を履くようになってはや10年。
(それまでの合皮使った安物ローファーやらブーツやらはノーカン)

…。


……。


…………。

え、もう10年!?

正直時の流れにショックを受けていますが、ちょうどいい機会なので手持ちの靴について振り返り日記を書いておこうと思います。





✅手持ち革靴



・RED WING Irish Setter Work Oxford Style No.9894 Black Klondike



アメリカ RED WING社製
『Irish Setter』復刻シリーズで、(復刻)刺繍犬タグ付き。現在廃盤。(なんでや)

『Irish Setter』で多分一番背が低いモデル。履いてて暑くなく蒸れないし脱ぎ履きに時間がかかりにくいので普段履きしやすいのが良い。

ゴツいアメリカワークブーツの中では比較的小ぶりで下駄箱を選ばないのも個人的にGood。

『Irish Setter』ブーツと構造を共有しているのでかかと部分にヒールカウンターが採用されているのもいい。日本では靴の脱ぎ履きをするシチュエーションが多いので、かかと部分にかかる負担が海外勢の使い方と比較してきついと思ってます。変形や折れを防ぐためにも踵部分は頑丈であればあるほど良い。その分履き出しがつらくなるけど。

同じRED WINGでも次のWork Oxfordはかかとがやわめなんですよね。履き心地はいいですが耐久がちょっと不安(Work Oxfordは履き心地が柔らかい)。

No.895の復刻モデルでこいつの兄弟モデルなNo.9895との違いは使われてる革の種類。
こいつにはいわゆる茶芯ブラッククロンダイクが採用されてる。

徐々に現れる茶色で経年劣化も楽しめるのが良きモデル。大好き


昔のRED WINGを知るおじさんたちに言わせると最近(といってもこの9894すら10年前の靴なんすけど)のRED WINGは革が薄くなってやわいらしいのですが、マジすか…十分他の靴に比べて分厚いす…


・RED WING Work Oxford Moc-toe Style No.8109 Mahogany



RED WING社製ワークブーツの代名詞といえば『Work Oxford』

上記『Irish Setter』と比較して丸っこいデザイン。ブーツブーツした主張は少なめ。
革も若干柔らかめで肌触り良く、一方でソールはIrish Setterと同一なので全体として非常に履きやすい。

型番8103 8106 8109はカラバリ。RED WINGは色でも型番変わるんですよね

革はかなり柔らかい気がする… Irish Setter Work Oxfordと比較しても明らかに薄い。
履き心地は良いので休日、たまーに履いてます。
(なんかハズレ個体を引いたのか型崩れが激しい。他の靴と同じ用にシューキーパー嵌めてるのにな…)



・RED WING 6" CLASSIC MOC Style No.8179 Black Chrome



アメリカ RED WING社製
『Irish Setter』の流れを組んだ6inchブーツ、元になった#875が日本で注目された際に流行りのブラック・クローム・レザーにホワイトソールを採用して作られたのがこの8179。

公式の商品名も『6インチ クラシックモック』、タグに犬は描かれていない、レザーの色も『クロームブラック』とアイリッシュ・セッターの名前は全く出てこないけれど、#875の流れを組み日本で市民権を得たので『Irish Setter 8179』と書かれることが多い気がします。
むしろ個人ブログで6インチ クラシックモックと書くところは見たことないです。

製造年代によってそれなりに違いがある上
同じ875ベースでもこの日本仕様(8179)の他に欧米仕様(8130)やそのマイナーチェンジ、革の種類、色で派生がやたら多いです。



・Paraboot CHAMBORD NOIRE-LIS NOIR Black



フランスParaboot社と言えばこの靴、シャンボード!

ノルウィージャンウェルト製法とはここまで堅牢なのか、とにかくとにかく鬼のように丈夫。。そして慣らしの大変さを泣き履きながら思い知った1足。

しかし馴染んだ後の履き心地は他の靴には代えがたいものがあるから恐ろしい子…

多少の水や汚れを物ともせず、かなりハードに使ってもきちんとメンテしてシューキーパー嵌めてれば全然型くずれしない堅牢さは全天候で最高に頼りになる。

ソールも柔らかくグリップ力があり溝も深めなのでガッチリ地面を掴んで多少の荒れ地でも走破性が落ちない。そんなソールが異様に持つので減りやすい部分だけ補強すれば10年近く履いてもオールソールでの交換いらず。
たとえ火の中水の中草の中あの子のスカートの中でもきっと大丈夫。


まぁ高い(6~7万)けど値段だけの価値がある一足。普段遣いから写真撮影のためのハイキング/軽い登山まで活躍中。

強いて言えば他の革靴に比して水に強く荒れ地に強いため(他の靴を守っていたら必然的に)扱うシチュエーションが多少乱暴になりがちなのが弱点。あと堅牢故に持っている靴の中で最も重い


・Paraboot BARTH AMERICA(品番:62-780001)



フランスParaboot社製、フランス海軍潜水艦部隊モデルがルーツのBARTHシリーズに属するデッキシューズ。手持ちで唯一のブレイク製法(マッケイ製法)の靴

ソールの名前が海軍仕様まんまの『MARINE SOLE』でこれが滑りにくくて歩きやすい。
ただしこちらはシャンボードのソールと違ってそれなりに減る。

デッキシューズ…というよりマッケイ製法故の軽さもあって近場で買い物や散歩に履くには最高。
あとMARINE SOLEは適度に薄く柔らかく、アクセルを踏んだ際に感じる足底の感覚が損なわれないのでドライブに使ってさらに良い

値段も新品2万程度だったっけか?安くて使い心地のいい素晴らしい靴。

弱点は『MARINE SOLE』がややすり減りやすいことと、マッケイ製法故にオールソールの交換回数に制限があるところ。自分の歩き方の癖で削れやすいところを補強してやるのが望ましい。



・Paraboot BARTH NAVY(型番:62-780019)



フランスParaboot社製、フランス海軍潜水艦部隊モデルがルーツのBARTHシリーズに属するデッキシューズ…要は先と同じ靴。

1足目のAMERICA(茶色)にミンクオイル塗ったらカビ生えてしまい、そのメンテ中に履くためだけに買い足した一足

色以外は上記と同じだけど、アッパーレザーが濃紺、ソールが白とよりカジュアルに合わせやすいカラーリングでなかなか気に入っている。まぁ濃紺と言ってもほぼ黒みたいな色してるんだけどねー

そしてこいつはちゃんと紺色で『NAVY』って色表記なのに1足目は茶色でなんで『AMERICA』って名前なんですかね。謎。



・Berwick ROIS BURDEOS Burgundy(5768)



スペイン老舗Berwick社製、外羽根式ロングノーズプレーントゥシューズ

靴そのものとしては王道の作りにハーフラバーで滑りにくさもありつつ、コツコツした硬い音がなる履き心地…そこまで高価ではないけどいわゆる革靴っぽい感じがGood。
あとツヤ感がある革でメンテ性が高い。汚れを弾いてくれるので便利。

ただ、あんまり履いてません。

この靴が悪いというわけではなくて、買った色が良くなかった。
バーガンディ(赤っぽい色)を買ったんですよね。合わせる服がめっちゃ限られるんですよ。



・SCOTCH GRAIN アシュランス(No.3520)



日本企業SCOTCH GRAINの中位ライン、アシュランス。

グッドイヤーウェルテッド製法内羽式ストレートチップ黒!

というもうフォーマルに使ってくれという作りの一足。
オールレザーソールじゃないとこくらいじゃないかな。でも部分的なラバーソールは実用面でGood。

冠婚葬祭から就活まで真面目な席なら全部これでなんとかなる作りなので出番も多い。

個人的に一番履き出しが楽だった革靴。自分が二十歳そこそこの時に結婚式に出る靴がなくて急いで準備したのが出会いだが、日本メーカーらしく日本人の足を研究しているのかびっくりするくらい最初から足に馴染みその後今までフォーマルなシチュエーションで活躍し続けてくれた。
グッドイヤーウェルテッドで最初の修行がいらないって素晴らしいね。

ただ履く時大体シチュがめんどくさいんでいいイメージはない笑
この靴のせいじゃないけど笑


・UNION IMPERIAL -Premium-U1521 DARK BROWN



こちらも日本の会社、ユニオンロイヤル社のブランド『UNION IMPERIAL』の上位ライン-Premium-U1521

ハンドソーン・ウェルテッド製法、作りはメダリオンをあしらった内羽式ストレートチップ
手持ちで唯一ラバーソールではなく、オールレザーソールの革靴

最初はスケート靴の如く滑るが…履き続けるとレザーソールのコツコツした履き心地が癖になる。

加えて非常に軽い。持った瞬間にわかる軽さ。履いても軽いが安物靴と違って疲れが来ない。
作りとしてはかなりフォーマルよりなのでTシャツジーパンに合わせるというわけにはいかないが、きれいめカジュアルの時にコソコソ履いている。




・Timberland 6inch PREMIUM ブラックヌバック(10073)




アメリカTimberland社の定番ブーツ、6inch PREMIUM

黄色いのをやたら高校生が履いているイメージだけど、当時から人と同じものを持つのが嫌だったもりもり少年、ブラックヌバックを購入。

起毛皮ではあるが、革の裏側を使うスエードなどと異なり、牛革の表側をわざとヤスリがけして起毛させるヌバックレザー仕様。

ABC-MARTで買ったBANSの安ブーツが履き心地悪いわ水漏れるは型崩れするわで散々な思いをした高校2年生の自分がちょっと背伸びして買ったブーツ。
革靴沼に引きずり込んでくれた記念すべき1足目なので思い入れも深い。

大事に使い、後日オイルドヌバック化したことで今なお普通に履ける。
いいブーツですよ。






✅番外:引退靴


・Paul Stuart 型番不明



ポール・スチュアートも米国企業。

手持ち唯一のウイングチップだった。製法不明。

ソールの出来はいまいちで長時間歩くと疲れが出る。
メンテの知識が不十分な頃に購入し、ここに載せている靴の中でもっとも安い(1万円台だった)ため多用しすぎた結果ソールが偏って減り続けた。


オールソールでの交換が出来ないタイプだったため
パテを盛る感覚でソールを補修して無理くり使い続けた結果、
型崩れを起こして履けなくなってしまった。

自分がこれまで買った靴の中で唯一履けなくなって捨ててしまった靴。



✅まとめ


なんだかんだ少しずつ買い足して
もう2桁ですか。

ワタシ…この投稿を書いてる時点で27歳なんで、RED WINGの全盛期にはまだ幼少。
故にあまり当時の熱気はわからないんですよね。それでも自分を引きつける魅力があるから革靴ってすごいと思うんです。

革靴は大事に使う限りそうそう壊れないしソールの張り替えで長く使えます
ローテーションすればもっと長持ちします。

おそらく今後も増えることはあれそうそう減ったりはしない気がしますね。

それでは。

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