Sony Xperia 1Ⅱ SOG01【購入・実機】
✅ファーストインプレ
『かなり』魅力的。こんな感じ。
電源ボタンと一体化に戻った指紋センサー。
片手に馴染む横幅に体積の割に軽く感じる筐体。
Android10のジェスチャーモーションにもしっかり対応。
Galaxyが改悪した分割画面もサイドセンスがいい感じに補完
ガラパゴスな防水とFeliCaにきっちり対応。
…ここまでは(指紋センサー除いて)まぁXperia 1でも書いたことなので、後はXperia 1の弱点をどこまで克服できているかですね。
✅カメラ:素敵な専用アプリ Photo Pro
・ピントあわせについて
・撮影モードについて
あ、cinema proはわかりません。正直動画撮ること殆どないんで…
ペットやお子さんがいるユーザーには喜ばれる機能なのかも知れません。
✅ディスプレイ:引き続き21:9有機ELは素敵
(写真はXperia 1)
Xperia 1シリーズ共通の21:9有機ELディスプレイ。
まずなによりも持ちやすい。そして前回の投稿でも書いた通り。
16:9(横)と16:9(縦)で表示した時の縦横比って 21.0625 : 9 なんですよね。
つまり16:9の縦表示と横表示をそれぞれ表示すると
こう、ちょうどいい感じにXperia 1 Ⅱの画面を無駄なく使い切れる。
基本的なスマートフォン向けのサービスデザインは16:9の画面表示を前提にして作られているので、このディスプレイであれば多くのアプリやサービスを過不足なく表示することができるのはGoodです。
一方で、縦横比の決まったコンテンツを単独で表示する際には無駄な部分が多くなってしまいます。
これはXperia 1の頃から素敵ですよ。踏襲してくれたことは嬉しい。
で、ここからは前回酷評したXperia 1の残念ポイントが克服されたかどうか見ていきます。
✅Xperia 1の残念ポイントその①:カメラ
→大幅改善◎
※写真はXperia 1
上で書いたPhoto Proの話ではなく、カメラ構成と標準アプリのお話です。
前回の投稿で
全ての面で同世代であるGalaxyS10に劣ります。とまで書いたXperia 1のカメラ。Xperia 1Ⅱでは大幅刷新されています。
カメラの構成は1と同じ3眼ですが、Xperia 1が
超広角16mm
広角26mm
望遠52mm
であったのに対しXperia 1 Ⅱでは
✅Xperia 1の残念ポイントその②:無線充電非対応
→無事対応◎
アホみたいに残念だったこの点も無事解決してくれました。
正直スマホの無線充電は使用する上で最低限のラインになりつつあります。いくら表裏がなくなって刺しやすくなったType-C搭載とは言え、そもそもケーブルを物理的に刺すのがめんどくさい。
端末の周りも傷つく。
✅Xperia 1の残念ポイントその③:指紋認証
→改善◎
指紋認証は電源ボタンと一体化し、精度も少し上がった印象。
これなら無理に画面内指紋センサーを使用する必要はないですね。
✅Xperia 1の残念ポイントその④:ストレージ64GB
→ちょっと改善
128GBは必要最低限って感じですが、高速なデータのやり取りをしないデータはmicroSDカードを使用できるので我慢できます。
もう何年も前から内蔵ストレージは128GBが基本線になっていますから、ようやくおいついたんですね…
✅Xperia 1の残念ポイントその⑤:隠せない下部バー
→改善なし✕
Xperia 1シリーズは Android 10以降に搭載されたジェスチャー表示に対応しています。
Android 10になったくせにジェスチャー対応しないXperia XZ2,3よりはマシにしても
Xperia 1ではジェスチャーモーション設定にしても画面下部のバーを完全に隠すことができません。
Galaxyなど他メーカー端末では完全にジェスチャーのバーを消して全画面表示を実現することができるのですが、このXperia1シリーズは一部画面を覗いて株の細いバーを隠すことができません。
つまりせっかく21:9という縦長のディスプレイを搭載してるにも関わらず、上部のステータスバーと下部のバーで縦の領域を無駄に消費してしまうんです。
上部のステータスバーは時計やバッテリーなどの状態を表示するために必須ではありますが下部のバーは正直いりません。
✅Xperia 1の残念ポイントその⑥:電波の掴みが悪い
→改善?◎
Xperia 1で見られた他端末でつかめる電波がつかめない問題、とりあえずXperia 1Ⅱでは今の所見られていません。
✅まとめ
Xperia 1では『これをメイン端末として買ったとしたら僕は1ヶ月で買い替えてる』と書き、実は2週間で売り払ってるんですけど笑
Xperia 1Ⅱはいい感じに使う楽しさを感じさせてくれるスマホだったので、正式にサブ機として迎えたいと思います。
もちろんGalaxy基準で足りないと感じてしまうところはいっぱいあります。
カメラ、やっぱり明るさと暗さが混在するシチュエーションは非常に苦手。
コントラスト強めなシチュエーションも弱め。
望遠レンズの質は前評判通りイマイチ
T*コーティングの効果が発揮されるシチュエーションは限定的
ソフトウェア面も
AOSP準拠になったことでホーム画面の左側に画面が追加できなかったり
タスク一覧の全アプリ終了が左端でアクセスが悪かったり
やっぱり細すぎてキーボードが打ちにくかったり
Photo Proとか明らかに横画面扱いのUIなのにジェスチャは縦画面扱いだったり
色々感じるところはありましたが、いつかメイン端末にできる機種を作ってくれそうな期待が持てるようになっただけでも進歩だと思います。
1Ⅲは高すぎて発売してもしばらくは買えないでしょうけど、いつか購入したいですね。
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