スナドラ600系の性能について

2017/05/10


新しく書きました


☑Qualcomm製ミッド~ミッドハイとしての位置づけのSoC

QualcommのSnapdragonは大きく分けて4つのストリームで商品展開しており、S
Snapdragon 8xx(800,801,805.808,810,820,821,835)
Snapdragon 6xx(600,610,615,616,617,625,626,650,652,653)
Snapdragon 4xx(400,410,412,415,425,427,430,435)
Snapdragon 2xx(200,205,208,210,212)

これよりちょっと古いものにSnapdragon S4というものがあります。2013年発売のXpeira Zなんかはこれを搭載していますが、現在のスマートフォンにはほぼほぼ搭載されていませんので無視でいいでしょう。

Intelにたとえるなら8xx系はCorei7、6xx系がCorei5、4xx系がCorei3、2xx系がPentiumといったところですかね。


☑日本では

基本的に見かけるのが8xx系になるはずです。基本的にハイエンド機をガンガン投入する3大キャリアむけスマートフォンの多くがSnapdragon8xxを搭載し、ミッドレンジ向けにはSnapdragon6xx系、ローエンド機は台湾MediaTek社のSoCが搭載される傾向にあるように思います

☑まずは基準となる800番台の性能

8xx系と比してどの程度なのかを見るために手持ち端末でちょいちょい計測をしてみました。Antutuはバージョンによって結構スコアに差がでるので今回の記事を書くにあたり一応最新バージョンにそろえて計測してみました。
800(Xperia Z Ultra)



810(Xperia Z4)



810(Xperia Z4 Tablret)



810(Xperia Z5 Premium)



820(Xperia X Performance)


測定端末が全てXpeiraなので申し訳ないです…でもXperia好きなんです。ごめんなさい(>_<)
スコアは十分時間を離して5回測定し、中央値のものを掲載します。
これでも正直母数が少ない上に端末間での差を排除できてないので客観性としては微妙なのですがお許しくださいませ。あとは端末のバージョンやromによっても差が出ることをご理解ください。

8xx系は順当に性能を伸ばしていますが、810はほんとバラつきが大きいです…同じ端末で70000前半から90000台まで出ますからね…
これをベースに600番台の性能をみてみることにします。

☑600番台の性能は?

以前の記事でとりあげたVAIO Phone Aは6xx番台のQualcomm Snapdragon 617を搭載しています。これのAntutuスコアは以前も言ったように45000点程度で800よりちょっと劣る程度。

Snapdragon625はsimフリー機として有名なASUS Zenfone3などに搭載されており、5万程度でちょうど800くらい。

そしておなじ6xx台でも現状たいへん評判がよく、Xperia X(日本未発売) 等で採用されているSnapdragon650は70000~75000程度と810に迫るスコアが出ます。(グラフィックでは劣るようです。)
600番台の性能は1~2つ前の800番台ちょい下くらいの性能がでるようですね。


☑最新の6xx?型落ちの8xx?

6xxと1つ前の8xxを比較した時、性能以外の差として現れるのは発熱とそれに伴い生じるバッテリーの持ちでしょう。特に現状で650等と比較されるであろう810は爆熱で有名です。正直Z4を使用しているときに「今発熱でクロック下がってるんだろうなぁ」と感じるケースは少なくありません。バッテリーの持ちも正直良くないですね。(※スペースに余裕があるZ4Tabやヒートパイプ増設で排熱が改善されたZ5Pでは大分マシになっています。)


値段的には同等であると仮定すれば、僕は8xxを選ぶ…かなぁ。何よりハイエンド端末って筐体自体の仕上がりがいいですし…

XperiaXZ1なんかはずいぶん値崩れしていたみたいなので、そういった端末を狙って買っていくのもアリだと思っています

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