また小型PCを買ってしまった Dell OptiPlex 3070 Micro【購入・実機】

2025/12/30




✅また小型PCを買ってしまった

また、小型PCを買ってしまいました。完全に衝動買いです。


メインの自作デスクトップ(CoreUltra7 265K)も、ポータブルゲーミングPC(CoreUltra5 135H)も、仕事で使うには十分すぎる性能を持っています。自分でも分かってます。


ビジネス用のノートPCとして最近導入したVivobook 14(Corei7 13620H)や、プライベート用のSurface Pro 7(Core i5 1135G7)だって、何ら不満はありません。

デスクトップ、ゲーミング、ノート、タブレット…Windows機は一通り揃っているし、性能面で困ることなんて一つもない。本来なら、これ以上買い足す必要なんて全くないんですよね

でも、ヤフオクで1万円だったんです。
欲しくなってしまったのだから、これはもう仕方がありません。


✅外観チェック



今回手に入れたのは、Dellの「OptiPlex 3070 Micro」
中古品ですが、届いて驚きました。極めて美品です。

筐体には傷一つありません。


USBポートに僅かな擦れはありますが、常時抜き差ししていたような形跡もなし。
おそらく、一度設置した後はマウスやキーボードを繋ぎっぱなしで、ほとんど触られなかったんじゃないかな。

構成からして企業向けのリース落ち品でしょうが、一体どんなホワイトな環境で使われていたのか、そんなことに思いを馳せてしまうほど綺麗です。

ポート類を見ていくと、


正面にはUSB 3.1 Gen1が2つと、3.5mmヘッドセットジャック。
以前レビューしたOptiPlex 7000番台と違って、USB Type-Cポートがないのは少し残念


背面はHDMIとDisplayPortが1つずつ。USBは3.1 Gen1が2つに、USB 2.0が2つ、そして有線LAN。
ビジネスユースを考えれば、必要十分な構成と言えるでしょう。


✅内部構成

分解して中を覗いてみます。


以前のOptiPlexと同様、背面のネジを1つ外してカバーをスライドさせるだけ。
このメンテナンス性の高さは、さすが大手メーカー製といったところ。

ここでさらに驚いたのが、内部にホコリが全く見当たらなかったこと。
掃除済みだとしても、あまりに美しすぎる。


本当に電源入れたことあるんか? と疑うレベルで、ヒートシンクやファンの内側までピカピカです。
これはかなりの「当たり個体」を引いたと確信しましたね。

パーツ構成は以下の通りでした。
①ストレージ:Sandisk製 256GB M.2 SATA SSD



②サブストレージ:Seagate製 500GB HDD (7200rpm)

③メモリ:Samsung製 DDR4-2666V 8GB × 2枚(計16GB)



M.2 SSDがNVMeではなくSATA接続なのは速度面で少し不利ですが、この世代のPCなら体感差はほぼないでしょう。
むしろ、データ保存用に7200回転のHDDを内蔵しているのはポイント高いです。
メモリも最初から16GBのデュアルチャネル構成。1万円のPCとしては、非常に堅実で満足度の高い内容です。


✅CPU換装への懸念



過去投稿:DELL OPTIPLEX 7050 Micro(D10U)分解・CPU交換(Skylake→Kabylake ついでにSSD増設)

でやったように、将来的にはCPU換装も考えているんですが、この3000番台には一つ懸念があります。

以前、OptiPlex 7000番台のMicro機をいじった時は、Core i5-6500からCore i7-7700へ交換しました。
この時は元がTDP 65Wモデルだったので、同じ65Wのi7にしても熱の問題は発生しませんでした。


一方で、今回の3070 Microに載っているのは「Core i5-9500T」。
TDP 35Wの省電力モデル(T付き)なんですよね…。
もしCore i7-9700などの無印(TDP 65W)に載せ替えるとなると、排熱が追いつくのかどうか。

見た感じ、ファンやヒートシンクの構造は上位モデルと同じっぽいので、いける気もするんですが……。ここは少々不安が残るところです。



まぁ、もう買ってあるんで後戻りはできないんですけどね。



✅ベンチマーク:N100よりは全然マシ

性能面も見ておきましょう。
Core i5-9500Tの実力をCinebench R23で測定してみました。

・シングルコア:980前後
・マルチコア:4500前後

i5-9500Tは6コア/6スレッドなので、マルチはもう少し伸びるかと思いましたが、まあこんなもんでしょう。
それでも、最近流行りのIntel N100搭載ミニPCと比較すれば、明確にこちらの方が上です。

N100だとシングル800台、マルチ3000〜3500程度ですからね。
現状、処理性能だけで見れば9500Tに優位性があります。

もちろん、消費電力はN100の方が圧倒的に低いので、常時稼働のサーバー用途ならN100でしょうが……。
何より、中華系のよく分からないメーカー製ミニPCは、ライセンスがボリュームライセンスだったりするリスクがあります。


Dellのような大手メーカーの正規ライセンス品を安く手に入れるメリットは、そこにあると思うわけです。


✅不満点:Wi-Fiがないのは地味に痛い

ここまで良いところばかり書きましたが、ダメな点もあります。
まず、Wi-Fiが非搭載だったこと。有線LANポートしかありません。

後付けは可能ですが、Intelの無線LANカードと専用アンテナを揃えると、追加で3,000円くらいかかってしまう。
本体を1万円で買ったのに、追加で3,000円払うのは心理的にちょっと受け入れがたい……。
このあたりは非常に悩ましいですね。


✅まとめ

全体として、1万円という価格を考えれば、間違いなく「買い」な一台でした。
最新の格安PC(N100機)を上回る性能、大手メーカーの信頼性と堅牢な作り、そして正規ライセンス。
Type-Cがないとか、無線がないとか不満はありますが、コストパフォーマンスは抜群です。

ただ、最大の問題は「使い道がない」ことなんですよね…正直なところ、持て余しています。

実家に持ち帰って親用にする手もありますが、あちらには既に

Core-i9 9900K + RAM48GB +  RTX 3060 12GBという、ちょっとしたゲーミング構成のPCを渡してしまっている。

わざわざスペックダウンさせてまで、これに替える必要もないかなと。

まあ、本人が「小さいのがいい」と欲しがれば別ですけどね。
しばらくは、手元で転がして遊んでおくことにします。

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