Aterm WG1900HPを他メーカー親機の中継機として利用する①同一SSIDで擬似的にMesh WiFiを構築する
✅自室にWiFiが届かない
クソ田舎出身なので帰る先のお家がでかいんです。
11DKだか12DKだかに+土間+押入れ複数+屋根裏みたいなバカでかいお家にいるとですね
場所によっちゃWifiの電波が弱いんですよ(n回目)
前投稿:余ったルーター(Aterm WG1400HP)を子機として利用する(他メーカー親機)
ではUSB子機よりも性能面で勝る古いルーターをデスクトップPCの子機として使うことでとりあえず(僕の自室においては)無線繋がらない問題が解決しました。
で、今回の年末年始帰省にあたり最近スマホでYoutubeとSpotifyを覚えた親から
『洗濯機と給湯器と灯油タンクが置いてあるコンクリート間だと再生が止まる』だの
『書斎でノートパソコン使うと遅くて講習動画が見れない』だの
『Wifiオンにしてても気付いたら(モバイル回線の)ギガを使ってしまってる』だの
自宅について帰る前から苦情が殺到
家を出てからもこの辺管理してる僕に滞在中の是正命令が飛んできました
✅現在WiFiを飛ばしている親機は
ASUSの『RT-AC68』ですね。
もともとは自分のマンションで使っていた端末で、簡易NASを始めとした便利機能が充実していて当時最新のac(wifi5)規格にも対応する機種
見るからに良く電波が飛びそうな外部アンテナ3本は伊達ではなく
実際に内蔵型のAterm等と比較すると電波も結構強く、設置している2階の部屋から20m以上離れたガレージまで窓ガラスくらいしか遮蔽物がない環境なら電波が届きます
しかし
①水回り周辺:1階の端の方→床と壁を複数枚隔てる場所
②おかんの部屋(書斎):2階の増築洋室部分→壁がしっかり詰まってる場所
流石に電波強度が落ちてちょくちょく途切れるみたいなんですよね。
単独でこれ以上範囲を広げるのは現実的じゃない
前回使ったルーターをデスクトップ子機にするのは単独では効果絶大でしたがスマホやタブレット、ノートパソコンとは相性が悪いので
中継機/メッシュWiFiの導入を検討することにしました。
✅中継機…?メッシュWiFi…?
こういったWiFi弱い問題に対して解決策として真っ先に思いつくのが
単純に『親機の出力を強くする』こと。ただ出力は電波法で規制されてるのでこれは実際問題限界がある。AC68は十分に強い部類の親機なので仮に最新型に買い替えたところで大幅な改善は見込めない気がする。
前回やったような『子機の方を強くする』ってのはかなりイレギュラーな解決策で
2024年現在、こういった問題に対しては複数のルーターをつなげて範囲を拡張する中継機/メッシュWiFiを構築するというのが主流です(それぞれについてはggってね)
①何らかの方法で中継する
一番カンタンなのは中継機を購入することですね。
ただ、先の日記にも書きましたが性能のしょぼい中継機にお金なんてビタ一文出したくない。
購入前から納得できないものに金を出す余裕なんて僕にはないのだ
②メッシュWiFiを構築する
メッシュWiFiって基本的には同じルーター2台セットで売ってて、それを使って構築するんですよ。ただ限界金欠ヲタクの僕にとってセット販売されているメッシュWiFiの機器を新調して環境構築するなんてのはまったくもって面白くない。
ただですね、ASUSについてはちょっと状況が違って
ASUSルーター同士であることを前提に、(RT-AC68みたいな結構古い機種でも)旧型ルーターと最新のルーターと組み合わせてメッシュを構成できる『AiMesh』って機能がついてます。わざわざルーター2台セットで買わなくても1台買い足せば古いルーターも有効活用できるってことですね。これぞSDGsって感じで素晴らしい。
現在の親機はASUS製なので、これをASUSのルーターで新調した上で現在親機となっている古いASUS RT-AC68Uを中継地点に設置、ノード機器とすることでAimeshを構築するというのも1つの手段になります。
ただ…
カネがないんですよ(散財しすぎ)
ASUSルーターは高機能でいいものですが、可能な限りお金を節約したかったので
今回も中継機すら買わずに中継を実現します。
✅本題:古いルーターを中継機にして疑似メッシュWiFiを構築する
更に残念ながら前回使用したAterm WG1400HPは前回の日記で書いたように子機として使うことはできますが
親機のWiFiの電波を受けて更にそこからWiFiの電波を飛ばす、
いわゆるWiFi中継機として利用することができません。
が、幸い(まだ日記書いてないけど)最近マンションの方のルーターをリプレースしたので
同じAtermシリーズのWG1900HP2(写真手前)が余っていました。
で、メッシュWiFiを中継機で実現するには中継時に
①SSIDを親機と同一にする
②チャンネルが親機と被らないようにする
ように設定してやるといったところです。具体的には下記。
✅実際の設定方法
1400HPのとき同様、強制コンバーターモードで設定します。
・ACアダプタのプラグをいったん外し、約10秒待ちます。
(RT/BR/CNV スイッチをCNVにしたまま)
・「ユーザー名」に「admin」を、「パスワード」に管理者パスワードを入力し、ログインをクリックします。
→1400HPの場合は初期設定時に設定したものでしたが、1900HP2は背面に記載があります。
・クイック設定Webのホーム画面が表示されます。
1400ではコンバーターモードのみ設定可能でしたが、1900HP2は中継機モード(WiFiデュアルバンド中継)にできます。
これだけで中継機として利用できますが、このままではこのAterm(中継機)と接続するには
親機(ASUS RT-AC68)で設定したSSID+パスワードではなく、中継機(Aterm)側のSSID+パスワードで設定しなければなりません。
ルーターが複数あってもすべてを1つのネットワークのように接続するメッシュWiFiライクに使用するには、中継機のSSIDとパスワード(後は暗号化方式)を親機と全く同じに設定してやる必要がありますが…
(スクリーンショットがなくなっていたので次回実家に帰ったときにでも再撮影してのっけますごめんなさい)
代わりにAtermでのチャンネル設定ガイドをのっけておきます
https://www.aterm.jp/support/guide/category/stable/channel/022/main.html
ポイントは親機と中継機のチャンネルが被らないように設定してやることです。
同一SSID,パスワードを複数のルーターに設定し、それぞれが同じチャンネルで通信しようとすると通信不能になる場合があります。
✅使用感
中継しているため理論上速度は落ちるはずですが
弱い電波で使用するよりはずっとずっと快適です。
多分両親は何をしたかわかっていないので、自力でどうこうすることができないのは懸念点ではあるものの、ゲームで速度にこだわるようなヘビーユーザーでもないのでこれで基本的に問題が生じることはないはずです。
古いルーターの使い道として最も優秀なのは前述したASUSのAiMeshだと思いますが、こういった形で古いルーターを再活用するのは一つありですね。
それでもあまりに世代が離れると性能差がひっかかるので、せいぜいルーター販売から5年~程度までならなんとかなるといった感じだと思います。
2024年視点から10年離れるとWiFi4にすら対応しないので仮に中継機能があったとしても厳しい。
それでは。
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