Aterm WG1900HPを他メーカー親機の中継機として利用する②触ることができない親機のSSID・パスワード変換機として再利用(コンバーターモード)

2024/02/16
手前:Aterm WG1900HP2 奥:Aterm WG1400HP


✅被災→避難


前投稿:余ったルーター(Aterm WG1400HP)を子機として利用する(他メーカー親機

で古いAtermをWiFi子機として利用し、


前投稿:Aterm WG1900HPを他メーカー親機の中継機として利用する①同一SSIDで擬似的にMesh WiFiを構築する

ではちょっとだけ新しいAtermをWiFi中継機として再利用しました。


で、この中継機ネタを行ったのは2023年12月31日、そう大晦日です。

そして翌日2024年1月1日、我が家は被災しました。


自宅に住み続けることができなくなり、

両親をガレージ・避難所生活させたくなかった僕は可能な限り早急に仮住まいの賃貸物件を確保、引っ越しを行いました。(ガレージでは楽天モバイル×ホームルーターが大活躍してくれました)


で、


✅避難先のインターネット環境は


物件として回線の契約をしていて、無線も飛ばしているというものでした

こういったインターネット環境って個人的には(セキュリティとかいろんな意味で)好ましくないのだけど、仮住まいだし使うのパパンとママンだけだしこっちでいちいち契約や工事をしなくていいから今回に限っては楽だし許容範囲内。


しかし…

ITリテラシー昭和なマイパパン&ママン、自力でWiFi接続設定ができません。


テレビ、Fire、Echo、スマートリモコン、パソコン複数台、タブレット、スマホetc…

持ち込んだ機材すべてをいちいち設定し直すのは手間以外の何物でもないし、なにより設定が漏れたとしても僕が東京に帰ってしまえば限界集落のフォローは困難。



✅建物にデフォであるSSIDやパスワードはいじれない


この物件はもともと普通の賃貸用ではないのもあって建物全体に管理者が契約したインターネット回線を無線で飛ばしてそこに接続してねスタイルです。

部屋にLANや光ケーブル端子は来ていないし

ルーターがどこにあるかもわかりません。

でもガレージにいたときのように、楽天モバイル×ホームルーター運用を維持して月額3000円を払うのは渋い。


✅中継機…?


Aterm、あるやん。


前投稿:Aterm WG1900HPを他メーカー親機の中継機として利用する①同一SSIDで擬似的にMesh WiFiを構築する


では親機と同一のSSIDを指定することで接続端末側を一切弄らずにMesh WiFiに近い構成を実現しました。

同じように(中継機側のSSID,パスワードを被災した家のルーターと同じSSID,パスワードにして)親機を建物共用WiFiにしてやれば、それぞれの端末の設定を一切変えずとも一括で仮住まいのインターネットにつながるようになるはずです。


やり方は前投稿と全く一緒なので端折りますが、強制コンバーターモードで起動して

親機の設定で建物に備え付けのWiFiのSSID,パスワードを指定します。


で、中継機となるAtermが飛ばす電波のSSIDとパスワードは前回のまま(≒被災した実家の設定のまま)。これだけで作業完了です。

前回はチャンネルを親機と被らないように設定しましたが、今回はSSIDもパスワードも違うのでオートに戻しておくとより良いです。


✅結果


接続は大成功でした。

仮住まいにも実家のルーターと同一SSID、パスワードで接続できるWiFiが飛んだことで
インターネット環境が変わったことを自覚させずに両親がスマホやパソコンを使い続けることができるようになりました

今回のようなケースは特殊だと思いますし、通信性能を考えれば直接建物のWiFiに繋いだ方がいいです(中継が入る分実行速度は落ちるはずですし、電波干渉もするでしょう)


僕のように限界ヲタクみたいな価値観で
かつ短期滞在等の理由で1台1台設定するのがめんどくさいという場合に限り

ルーターの中継機能をSSIDとパスワードの変換機能として使うなんて
とっても変な使い方もアリ…かもしれない

それでは。

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