【ChromiumOS】FydeOSインストール方法2021【Playストア】

2020/09/02

 



本投稿を読む前に…2021年現在はこんな手があります


既製品向けのChromeOSを汎用機向けにする『Brunch framework』を用いてWindowsマシンに公式のChromeOS(Playストア入り)をインストールする方法です。
これでPlayストアにある泥アプリをインストールすることができます。


此処から先は、知的好奇心が勝った方のみどうぞ。

✅必要なもの


①FydeOS本体

②インストール用USBメモリ作成ソフト

③Windowsマシン

④USBメモリ


✅準備


①ダウンロードから解凍まで

https://fydeos.com/download

↑ここが公式のダウンロードURLです。


飛んですぐ、左側の『FydeOS for PC』の『直接下载』をクリックすればダウンロードできます。

右側は仮想マシン上でのファイルです。

今回は記載の通りChromium OS release-R86-13421.BベースのFydeOSを使用します。




ダウンロードしたファイルは普通にCubeiceや7zipなどで解凍できます。

中身の.imgファイルを使うので解凍しておきましょう。



2020年12月時点では

解凍前のファイル名が『FydeOS_PC_v11.2-stable.img.xz』

解凍後のファイル名が『FydeOS_PC_v11.2-stable.img』でした。


②解凍した.imgファイルから起動用USBメモリを作成する。



使い慣れたソフトを使いましょう。今回はモバイル版の『Rufus』を使用しました。

ダウンロードはこちら:https://rufus.ie/ja_JP.html




デバイスに32GBのUSBメモリ、書き込むFydeOSを指定した状態。

ここで『スタート』を選択。



警告が出ます。『OK』を選択。




書き込みが始まります。




書き込み終了。

USB3.0対応なら約5分で完了しました。


✅USBメモリからの初回起動


・インストールするパソコン側の設定

セキュアブートの無効化

ブート優先順位の設定を済ませておきましょう。



・USBメモリからの起動

各端末に合わせて起動オプションを設定し、USBから起動しましょう。



一例として。僕のVAIO Tapでは『Assist』ボタンから起動して。左上から2番目のUBSメモリーディスクから起動で起動が可能です。



・起動完了

初期設定画面。中国語表記になっているので…




まずは英語か日本語に変更して勧めましょう。

VAIO Tap21ではこの時点で問題なくキーボードが使用できました。


ネットワークを設定して




規約他。適当に読んで同意。



アカウント(Googleではありません)設定画面は初回はゲストモードでオッケーです。

というか新規にアカウント登録しようにも電話番号認証でエラーが発生して先に進まない。

GUIが表示されたら内部ストレージへのインストールを開始します。


✅内部ストレージへのインストール


・ターミナルへ

FydeOS for PCのグラフィカルインターフェイス(GUI)が表示されたら、キーボードの

『Ctrl+Alt+F2』キーを同時に押します(Windowsの場合)

GUI画面が閉じられ、自動的にコマンドラインモードに切り替わります。

GUI画面に再度戻る場合は『Ctrl+Alt+F1』キーの同時押しで戻ることができます。





コマンドラインモードに入ったところ。


・ログイン

FydeOSは、コマンドラインモードでユーザー名とパスワードを入力するように求めてきます。

FydeOS(v0.2以降)でのデフォルトのユーザー名はchronos、パスワードも同じくchronosとなっています。

これらを入力することで開発者モードに入ることできます。


ただし、今回僕がしたようにゲストモードでログインした場合はこのパスワード入力を省略できます。(ユーザー名のみで可)



・インストールするターゲットディスクを探す

開発者モードに入ったら、実際にインストール作業を進めていきましょう。

コマンド『lsblk』と入力。



このように、認識されている物理ディスクのリストがずらっと取得されます。

大体の容量でいわゆるCドライブを見つけて、その名前を覚えておきます。



今回は『sdb』でした。これはVAIO Tap21をmSATA SSDとSATA HDDのデュアルブート仕様にしていたためで、HDDの方が『sda』と認識されたためと思われます。

通常の単一ドライブであればsdaで問題ないと思われます。


・インストールスクリプトを実行する


コマンド『sudo /usr/sbin/chromeos-install --dst /dev/sdb』を実行

※インストールディスク名が『sdb』のため。通常は『sda』が多いと思われる。スペースを忘れないように


公式の説明では管理者パスワードの入力が求められるらしいですが、先の開発者モードの件のように、ゲストモードで作業を進めた場合省略できます。


インストールスクリプトは、続行するかどうか確認してくるのでインストール先のディスクのデータが完全に消えることに同意する場合はYを入力して進めましょう



✅インストール完了



インストールが完了すると『Installation to --------- complete』と表示されます。

これが表示されたら、USBスティックを取り外し、コンピューターを再起動(電源ボタンでオフ→オン)して再起動しましょう。内部ストレージからの起動が可能になっているハズです。


✅2019年にやったときと概ね同じ


過去投稿①FydeOS:Playstoreが使えるChromiumOSのダウンロード→USBからの起動まで【ChromiumOS】


過去投稿②FydeOS:Playstoreが使えるChromiumOSのインストール方法【ChromiumOS】


この先の実用面ではアカウント作成回避などの技があったのですが、2020年現在では使用できなくなっています。

しかしインストール自体は変わらないやり方でできるようですね。

せっかく買ったのVAIO Tap21、誰かに譲る前に遊び倒そうと思います。


✅おまけ


前投稿:ARChon PackagerでCloudReady上でもAndroidアプリを動かす

正直FydeOS使わなくてもCloudReadyでApkを動かす手段はありますし、何よりChromebook自体が相当安価(国内版でも1万円台から購入できる)なのでFydeOSを使うのはかなり特殊なケースになると思います。


しかもCloudReadyにPlayストアを導入する方法があります。正直FydeOSよりもよさげなので興味がある人はggってみてください。


しかし2021年9月時点ではChromeOSのリカバリイメージを入手できるサイトが500エラーを吐いて現時点でリカバリイメージを何らかの手段で入手する必要があります。

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