SoCへのお金のかけ方【2019/09/27】
2019/09/27
ずいぶん前に書いた下書きがあったので2019年秋基準に加筆修正して投稿
※今回のAntutuベンチはすべてver.7環境です
特にクアルコム系のSoCは常にメインストリームのものを購入するのが当たり前。SoCの成長を肌で感じてきました。
現時点で手元の残る(元)ハイエンドSoC達のAntutuスコアは以下の通り。
これがここ5世代分のハイエンドメインストリームのスコア変遷です
2015(SD810)→2016(SD820)→2017(SD835)→2018(SD845)→2019(SD855)の順で
CPUは3万→4万→7万→9万→13万
GPUは4万→7万→8万→13万→15万と進化してきました。
(SD820だけは僕のXZsが高めのスコアだったので実際はもう少し低いかも)
ムーアの法則のように18ヶ月でトランジスタが2倍の集積率(になって性能も2倍になる)までとは言いませんが、性能向上は加速度的に進み昔のようにハイエンド帯でも重いと言うことは無くなってきました。
SD660&665(6万+3万)
SD670(6万+4.5万)
SD675(8.5万+3.5万)
Helio P60&P65&P70(6万+3万)
Helio P90(7万+4万)
※SD660の低クロックスピードモデルによる差違は小さいため統合
型番わかりにくいです。665が660より微妙に雑魚だったり。670が675よりGPU性能で勝ったり…
あとは見てわかるようにハイエンドに対してスコア構成がCPU偏重なんですよね。
全体的に総合スコアでは3年前のSD820以上だが2年前のSD835には勝てない程度のレベル。
しかし構成はCPU偏重で、GPU性能はなんと5年前のSD810と同レベル。
SD712(7万+5.5万)
SD730/730G(9万+7万)
Helio G90/G90T(8万+7万)
上記ミッドレンジ帯に比べ、単純なCPU強化のみならずGPUに注力、スコア構成がややハイエンドに近くなったミッドレンジ帯のSoCを出すのが2019年の流行り。
あたりと比較すると、総合スコアでSD835前後、GPUスコアではやや劣るくらいの性能まで近づいて来ています。
今回のiPhone11シリーズもほとんどカメラ関係の話題ばかりで一部のベンチマークでハァハァしてる人たち以外はカメラの話題一色ですよね。
✅SoCはもう十分に高性能?
Snapdragon855,845,835,820,810,800,660,636,A10X Fusion,A10,A9など、いろんなSoCを搭載した端末を購入。特にクアルコム系のSoCは常にメインストリームのものを購入するのが当たり前。SoCの成長を肌で感じてきました。
現時点で手元の残る(元)ハイエンドSoC達のAntutuスコアは以下の通り。
SD855搭載、mi9(13万+15万)
SD845搭載、mi mix 2s(9万+13万)
SD835搭載、Galaxy note8(7万+8万)
SD820搭載、Xperia XZs(4万+7万)
SD810搭載、Xperia Z4 TabletとXpeira Z5Premium(3万+4万)
これがここ5世代分のハイエンドメインストリームのスコア変遷です
2015(SD810)→2016(SD820)→2017(SD835)→2018(SD845)→2019(SD855)の順で
CPUは3万→4万→7万→9万→13万
GPUは4万→7万→8万→13万→15万と進化してきました。
(SD820だけは僕のXZsが高めのスコアだったので実際はもう少し低いかも)
ムーアの法則のように18ヶ月でトランジスタが2倍の集積率(になって性能も2倍になる)までとは言いませんが、性能向上は加速度的に進み昔のようにハイエンド帯でも重いと言うことは無くなってきました。
✅ミッドレンジ帯のSoCはそれぞれどのくらいのスコアであるのか
Kilinは別の理由で勧められないため、すべて除外。SD660&665(6万+3万)
SD670(6万+4.5万)
SD675(8.5万+3.5万)
Helio P60&P65&P70(6万+3万)
Helio P90(7万+4万)
※SD660の低クロックスピードモデルによる差違は小さいため統合
型番わかりにくいです。665が660より微妙に雑魚だったり。670が675よりGPU性能で勝ったり…
あとは見てわかるようにハイエンドに対してスコア構成がCPU偏重なんですよね。
全体的に総合スコアでは3年前のSD820以上だが2年前のSD835には勝てない程度のレベル。
しかし構成はCPU偏重で、GPU性能はなんと5年前のSD810と同レベル。
✅少し変わってきたミッドレンジ帯事情2019
SD710(6.5万+5万)SD712(7万+5.5万)
SD730/730G(9万+7万)
Helio G90/G90T(8万+7万)
上記ミッドレンジ帯に比べ、単純なCPU強化のみならずGPUに注力、スコア構成がややハイエンドに近くなったミッドレンジ帯のSoCを出すのが2019年の流行り。
SD845搭載、mi mix 2s(9万+13万)
SD835搭載、Galaxy note8(7万+8万)
あたりと比較すると、総合スコアでSD835前後、GPUスコアではやや劣るくらいの性能まで近づいて来ています。
✅『現時点で』必要十分な性能はどこか
なんか前にも書いた気がするんですけど、最近のスマホで性能差実感するのってゲームをしている時か多数のアプリをどんどん切り替えて使う時、そしてカメラです笑今回のiPhone11シリーズもほとんどカメラ関係の話題ばかりで一部のベンチマークでハァハァしてる人たち以外はカメラの話題一色ですよね。
カメラ以外の用途、ゲームや多数のアプリを切り替えながら普段使いしていて差を感じなくなるのは835と845の間くらいです。このあたりではもうSoCの性能よりも通信環境のがずっと快適さに影響を与えるようになります。
そしてカメラはもう1世代ごとに明らかな差を感じますね。note8のカメラは優秀ですがやっぱりmi mix 2Sのカメラと比べてしまうと物足りない。そのmi mix 2sもmi9と比べてしまうと物足りない。必要かと言われれば微妙ですが、進化しても差を感じにくいSoCに比べてはっきりと進化を実感できる部分です。
✅つまり
SoCは最近のGPUに注力したモデルで快適さを示すUXが大体4~5万点もあればいい。そして画面やカメラ性能に注目していってもいい時期に来てるのではないかと思います。
具体的な例としてはXiaomi Mi9T(Redmi K20),上位モデルのXiaomi Mi9T ProはSD855を搭載したハイエンドマシンですが、無印の方はSD730搭載である点以外は大体同じ構成です。これなら価格差次第で十分メインマシンにMi9Tを選んでよいと思います。
昨今のミッドレンジSoC搭載機はMi9Tのようにハイエンド帯と変わらないカメラ搭載してたり一芸に秀でた機種が多いように思います。(Pixel 3aとかもそうですよね)
このあたりSoCは共通でも画面やカメラを劣化させてくるiPhoneシリーズとは対照的です。
個人的には価格を抑えて最新のものを求めるガジェット好きな方には最近のアンドロイド搭載機の傾向が、あまり安くならなくても基本性能高めで長く使いたい人にはiPhoneが向いているとは思います。
まず価格性能比なんてものを考えている時点でiPhoneは論外だと思っているのでこのあたりを考えるひとには最近のミッドレンジアンドロイド端末はかなり魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。
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