【DIY】ダイソーのエポキシパテでSurface Pro 7の筐体割れを修理した日記
✅️修理前のSurfaceの状態
こちら
前投稿:【実機】Microsoft Surface Pro7+ ジャンク品【Microsoft/Surface】
3万円という破格値で手に入れた、ジャンク上がりのSurface Pro 7+です。
電源ボタンのすぐ横が派手に欠けています。内部のパーツが少し見えてしまっている状態で、このままではいつか何かの拍子に完全に逝ってしまいそうですが、安く買ったPCに、本体価格を上回りかねない高額な修理費はかけられない。DIYの修理で金がかかるのもよろしくない。
というわけで、激安DIY、やってみました。
✅️激安DIY修理の道具
今回、メインで使ったのは近所のダイソーで揃えたこの2つだけです。
- メイン材料:ダイソー「万能エポキシパテ」(金属用でもOK)
- 作業の補助役:ダイソー「養生テープ」
その他、家にあった以下のものを使いました。
- 不要なクリアファイル
- ヤスリ(今回はダイヤモンドヤスリを使用。紙やすりでも可)
- 塗装用の塗料(今回は手持ちのシルバーのラッカースプレー)
- 綿棒
合計費用、驚きの200円(税抜)。これで本当に直るのでしょうか。
✅️DIY手順
実際の作業工程です。
ステップ1:【最重要】電源ボタンをパテで埋めないための下準備
クリアファイルを切り、それを電源ボタンと筐体のわずかな隙間にそっと差し込み、ボタンの可動域を保護します。
これを怠ると、電源ボタンがパテで埋まってしまい、二度と押せなくなる可能性があります。
次に、画面や周辺にパテが付かないよう、養生テープでしっかりと保護します。
ステップ2:エポキシパテを練って、欠けた部分に充填する
次に主役のエポキシパテを使います。カッターで必要量を切り出し、付属のフィルムを剥がして、中心の白い部分と外側のグレーの部分の色が均一になるまで、指でよく捏ねます。
色が完全に混ざったら、欠けた部分に押し込むように充填していきます。後で削るので、少し盛り上がるくらいに詰めます。
内部の隙間までしっかり充填。
ステップ3:完全硬化するまで1日待つ
パテを充填したら、あとは待つだけ。
この後のヤスリがけに耐えられるよう、念のため丸一日(24時間)放置して完全に硬化させました。
ステップ4:ヤスリがけで表面をフラットに整える
パテがカチカチに固まったのを確認したら、養生テープと差し込んでいたクリアファイルを剥がします。まず電源ボタンが問題なくカチカチと押せるか確認。OKでした。
ここから、盛り上がったパテをヤスリで削り、元の筐体のラインと面一になるように整えていきます。ひたすらゴシゴシと削る、地味ですが重要な工程です。
【改善ポイント】
今回は手元にあった目が粗いダイヤモンドヤスリを使ったため、表面に少し傷が残ってしまいました。粗いヤスリである程度形を整えた後、目の細かい紙やすり(400番→800番など)で仕上げると、もっと滑らかで綺麗な仕上がりになるはずです。
ステップ5:塗装して見た目を馴染ませる
ヤスリがけが終わると、真っ白なパテが目立つ状態です。これを本体の色に近づけるため、塗装します
スプレーを直接吹き付けると周囲に飛び散るので、一度別の場所に吹き付け、それを綿棒に取ってから、ちょんちょんと塗っていく方法をとりました。
今回使ったのは光沢のあるシルバーでしたが、Surfaceの筐体はもう少しマットな質感で、やや違和感が残りました。昔のようにガンプラ用のマーカーやらなんやらがたくさんあればもっとやりようがあったのですが…
それでもパテの白よりはシルバーのほうがちょっとだけマシかな。
つや消しのライトグレーや、せめてラメなしのシルバー系の塗料を使えば、さらに違和感を消せたはず。
それでもあれだけ派手に欠けていた角が、遠目にはほとんどわからないレベルになりました。近くで見れば「ああ、補修したんだな」と分かりますが、実用上は全く気になりません。
そして気になる強度ですが、元のマグネシウム合金と同水準というのは無理ですが、硬化後のパテはカチカチで、実用上の問題は無いでしょう。爪で叩いてもコンコンと音がするレベルで、通常使用で不安を感じることは全くありません。
✅️まとめ
ダイソーのエポキシパテはかなり使えます。
圧倒的な安さ。十分すぎる強度。粘土状で扱いやすく、大きな穴や欠けを埋めるのに便利でした。
「完璧な美しさを求めず、実用的な強度で安く補修したい」という用途なら、高価な専用品を買わなくてもダイソー製品で十分と感じました。
3万円で買ったジャンク品のSurface Pro 7+でしたが、費用200円+手持ちの材料で、目立つ筐体の欠けをここまで綺麗に直すことができました。これは個人的に大成功と言っていいでしょう。
仮にも審美を大事にする外科系だったにもかかわらず、安かろう悪かろう雑なDIYをしているのはどうかと思いますが、貧すればなんとやらです。仕方ない仕方ない。
これからもジャンクと戯れていこうと思います。
それでは。
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