It's not you, it's us Something went wrong on our end. Give it a few minutes, then try again. Traceld: 6.6.6【Microsoft/Windows】
✅️半年以上悩まされたWindows 11のエラー
半年以上前からWindows 11の「設定」から「アカウント」を開くと表示されるようになった、忌々しいエラーメッセージ。
It's not you, it's us Something went wrong on our end. Give it a few minutes, then try again. Traceld: 6.6.6
メッセージは『あなたのせいじゃなくてこっちの問題だからちょっと待ってや』
と言っていますが、1年弱待っても直りません。
この間に問い合わせも複数回、リモートでの修復トライを複数回、フィードバックも送っていますが直りません。
この1年弱、Windowsの初期化やクリーンインストールを含め、Githubや5chやRedditなどで得た情報から色々試してみたものの解決せず、正直もうアカウント作り直すかくらいまで絶望していました。
✅️エラー詳細
エラー症状をまとめるとこんな感じです。
- 設定-アカウント の画面でエラーが表示される(アカウントが絡む他画面も)
- 手持ちすべてのWindows 11マシン(5台)で発生する。
- 特定のMicrosoftアカウントでログインした時だけ再現する。
- ローカルアカウントや、別のアカウントでログインすると発生しない。
- ネットワーク環境を変えたり、パスワードを変更したりしても全く改善しない。
そして表示されるのが、この画面です。
「数分待って再試行して」と書いてありますが、数分どころか数ヶ月待っても何も変わりませんでした。
このエラーを解決するために、本当に色々なことを試しました。
以下は自力で試したことのリストです。
結論から言うと、これらは全て効果がありませんでした。
・自力で試した対処法リスト
- Microsoftアカウントのサインアウト → サインイン
- Microsoftファミリーセーフティの設定確認・解除
- sfc /scannow や DISMコマンドによるシステムファイルの修復
- Windowsの初期化(個人用ファイルは保持)
- Windowsのクリーンインストール(全データ削除)
クリーンインストールしてもダメだった時は、流石に心が折れました…
仕方がないので自力での解決を諦め、Microsoftの公式サポートに問い合わせました。
リモートサポートで僕のPCを直接操作してもらい、色々なことを試してくれましたが…。
DNS設定の変更、言語や地域設定の変更、新しいプロファイルの作成…。どれもこれも全く効果なし。担当者の方も困り果てて、最終的に言われたのが衝撃の一言でした。
「サーバー側の問題の可能性が高く、こちらでは対処できません。差し支えなければ、他のMicrosoftアカウントを作成して、そちらをお使いいただくことは可能でしょうか」(原文ママ)
事実上のギブアップ、アカウントを作り替えろと言ってきました。
長年使ってきたメインアカウントを捨てろと?有料のアプリもサブスクもアカウントに紐づいているのに?
公式サポートにも見放され、もう諦めかけていたある日。藁にもすがる思いで、最近話題のAI(Google/Gemini)にこれまでの経緯と症状を詳細に書き込んで相談してみたところ…
すると、Gemini2.5Proから返ってきた答えの中に、1つだけ試したことがないものがありました。
「PCの時刻設定が手動になっていることが原因の可能性があります。タイムゾーンの自動設定を試してみてください。」
(確かに、手動で…タイムゾーンを日本に固定していた気がする…)
実際に確認してみると、確かに僕は時刻とタイムゾーンを「手動」で日本標準時にがっちり固定していました。
✅️具体的な解決手順
実際の手順です。
STEP1: 「日付と時刻」の設定を開く
まずは「設定」アプリを開き、「時刻と言語」→「日付と時刻」へ進みます。
STEP2: 「タイムゾーンを自動的に設定する」をオンにする
「日付と時刻」の画面に、「タイムゾーンを自動的に設定する」という項目があります。
僕の場合、ここが「オフ」になっていました。これを「オン」に切り替えます。
STEP3: アカウント画面でエラーが消えたことを確認
タイムゾーンを自動設定に切り替えた後
「設定」→「アカウント」を開きます。
手順前、1年弱にわたって表示されていた「It's not you, it's us~」のエラーですが
エラーが画面が出ず、正常にアカウント情報が表示されました。
(補足)一度解決すれば手動設定に戻してもOK
不思議なことに、一度この手順でエラーが解消されると、その後「タイムゾーンを自動的に設定する」を再び「オフ」に戻しても、エラーは再発しませんでした。
どうやら、一度自動設定でMicrosoftのサーバーと正しく情報を同期させることが重要だったようです。
僕のようにタイムゾーンを手動で設定していると…
PC内部の時刻は合っていてもMicrosoftのサーバーが認証時に参照するタイムゾーン情報との間に何らかの「ズレ」や「不整合」が生じてしまい、それが原因で「サーバー側の問題(Something went wrong on our end)」として認証エラーが起きた?というのが疑わしいですね。
一度「タイムゾーンの自動設定」をオンにしたことで、PCとサーバー間で正規のタイムゾーン情報が再同期され、アカウントに紐づく不整合な情報がリセットされた結果、問題が解消された…のでしょうか?
なんにせよ、エラーが消え去って良かった。
✅️まとめ
Windows 11のアカウント画面で表示される「It's not you, it's us」エラーは、「タイムゾーンの自動設定」を一度オンにすることで解決できる可能性があります。
おまけ:手持ちの1台はこの手順でも改善せず、その後期限切れのクレジットカードをサブスクリプション(Microsoft365)の支払い方法から解除すると改善しました。謎。
この記事が、同じ問題で貴重な時間を浪費している誰かの助けになることを心から願っています。
それでは。
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