Lenovo ideapad Duet Chromebookもあくまでパソコン-Androidタブレットの違いについて-【ChromeOS】

2021/03/29



✅ChromeOSがPlayストア対応したことで


Androidタブレットの代替として検討する人も増えたように思います。

実際僕もそう思ってタブレット単体として使えるLenovo Chromebook Duetを購入しました。

確かに本機種はPlayストアに対応し、ARM系プロセッサを搭載していることで対応アプリもそこそこ多く、筐体としてもケースとキーボードを外せばタブレットそのもの。

しかし実際にはAndroidタブレットと異なる使い勝手を強いられた部分がありましたのでそれについての記録です。


✅物理的な筐体仕様の違い


OS:Chrome OS(自動更新ポリシー:たぶん2028年6月まで)

SoC:MediaTek Helio P60T

RAM:4GB

ROM:128GB eMMC

Display:10.1インチ 1920×1200(WUXGA)

Camera:in-2MP out-8MP


その他、外部出力にUSB Type-C端子とキーボード接続専用端子があります。


割と大きな違いとして、後述する違いにつながる

・USB端子は基本的に充電と『出力』用。パソコンと接続してデータ転送不可。

・バイブ非搭載

・NFC非搭載

などなどがあります。



✅USBケーブルでWindowsマシンとのファイルのやり取りができない


割と最高に問題になったのがこれ。

僕はバックグラウンドでも作業を続けることができて電力効率にも優れるタブレット端末を環境ダウンロード端末として使用することが多く、

予めダウンロードしておいたデータをWindows端末にUSB接続、転送したりするんですが

ChromebookはWindowsパソコンと接続してもデータの転送ができません。似たような形状のWindowsマシン同士をつないでもデータ転送はできませんが、これと同じですね。

USB-Cに関しては充電に使える/使えない。内部的に2.0/3.0(3.1)。映像端子として使える/使えない。PD対応/非対応など、似たような見た目してても中身が全然違うんでホント端末毎に仕様をしっかり確認すべきですね。


✅デフォルトの『スリープ』ではバックグラウンド処理ができない


デフォルトの『スリープ』はバックグラウンドでの通信や処理ができません。つまりAndroidタブレットのようにツイッターの通知を受けたりすることができません。

何なら前にも書いた通り、このタブレットにはバイブ機能がありません。

つまり通知を受ける機能が主要機能に関わってくるようなアプリの使用に向きません。


ちょっと詳しく書くと

ChromeOSの仕様で、電源ボタンを押すと『スリープ』と『画面オフ』のどちらかになります。長押しすると『電源オフ』ですね。この仕様はWindowsマシンと同一です。

で『スリープ』ではバックグラウンドアプリも動作しません。ARMプロセッサでAndroidタブレットぽいと思っていたらバックグラウンドで同期やアップデートが全然行われないので調べてみたら原因はこれでした。

画面オフであればバックグラウンドで更新や同期作業を続けてくれるので設定します


『デバイス』→『電源』→『アイドル状態のとき』で設定可能です。

最終的に充電時『画面をオフにする』。バッテリー駆動時『スリープモードにする』で固定することにしました。

アイドル状態かつ充電中にアップデートや同期やなんやかんやをしてもらおうってわけです。

で、このアイドル状態までの時間は変更できません。つまり画面オフになる時間は一定です。

Chromebookヘルプ:画面をロックする、またはロックを解除する

https://support.google.com/chromebook/answer/2587994?hl=ja

一定時間が経つと、画面がオフになり節電モードになります。

電源に接続している場合: 8 分後に画面がオフになり、30 分後に Chromebook がスリープ状態になります。

電源に接続されていない場合: 6 分後に画面がオフになり、10 分後に Chromebook がスリープ状態になります。


公式に上記の記載があるんでこれは仕様ですね。できればこれもアップデートで時間変更をできるようにしてほしい。



✅物理ファイルの管理


Windowsのファイラーに相当する部分が貧弱です。

例えばTwitterで画像を添付しようとしてファイラーを開いたところ。


すべてのフォルダにアクセスするタブがない。

『マイファイル』には『Download』フォルダと『Playファイル』経由で『Documents』『Movies』『Music』『Pictures』にはアクセスできます。でもこれだけです。


僕はChromebookの全階層を他のAndroid端末と同期しているのでDCIMフォルダには他のスマホで撮った写真なんかが自動で同期されて入るようになっています。スマホのSnapseedで編集した画像も『Snapseed』フォルダごと同期されるようにしています。その他アプリも同様です。

でも、でも、でもChromebookでは同期したファイルへのアクセスが難しい。せっかくローカルにあるのに。



これがAndroidアプリのファイラーで見たところ。IdeaPad Duetの内部も本来ならこんな感じで階層フォルダが構成されているんです。



使ってみるとわかりますがChromebookはどんなファイルも『Download』フォルダに入るんですよ。で、『Download』フォルダにアクセスするショートカットはあるんです。

カメラで撮った写真も『DCIM』フォルダに入らず『Download』フォルダに入ります。そのため本体単体で使う分にはDownload直下さえ見られれば完結するって考え方ですね。

解決する方法としては『Download』直下にAndroidのファイル構成を同期するようにすればいいのでしょうが…うーん…



一応画像というタブはありますが、僕はフォルダ分けによって画像を整理するタイプ、ひじょーに画像が探しにくい。

あと地味に

ドラッグアンドドロップで画像をアップロードできません。

もしかしたらできるサイトもあるのかもしれませんが、ちょっと引っかかりますね。今後のアップデートに期待します。


✅まとめ

以前からiPhoneやiPadはMac(Windows)の周辺機器だと思ってきましたが、それとは対照的にChromebookはタブレットライクな見た目をしていてもパソコンの仲間に近い使い勝手ですね。


コメント

0 件のコメント :

コメントを投稿

当ブログの内容は端末の文鎮化を引き起こす可能性を伴う危険なものを含み、投稿主は施行の推奨を致しません。

また、このブログコメント欄、Twitter等で問い合わせ頂いても詳細な内容を記載/返答する予定はございません。
自分で調べる。自己責任。転んでも自分で起きる。ことが出来ない方はコメント前にブラウザバックを推奨いたします。