Sony Xperia 1 SO-03L【購入・実機】
✅ファーストインプレ
一言で言えば『思ったより』魅力的。こんな感じ。
裸のままだといい具合に手に馴染むし体積の割に軽く感じる筐体。
Android10のジェスチャーモーションにもしっかり対応。
ガラパゴスな防水とFeliCaにきっちり対応。
どこぞのXperia XZ2 Premiumとかいう重さと太さだけプレミアムな手に持った時点で後悔する代物ではないことは確かかな…といった感じですね。
✅魅力的な21:9ディスプレイ
想像以上に魅力的なのがこの21:9有機ELディスプレイ。
まずなによりも持ちやすい。そしてSNSの表示に適する
16:9(横)と16:9(縦)で表示した時の縦横比って 21.0625 : 9 なんですよね。つまり16:9の縦表示と横表示をそれぞれ表示するとちょうどXperia 1の画面を無駄なく使い切れるんです。
基本的なスマートフォン向けのサービスデザインは16:9の画面表示を前提にして作られているので、このディスプレイであれば多くのアプリやサービスを過不足なく表示することができるわけです。
ちなみに16:9(横)と4:3(縦)で表示したときの縦横比は5.6875:3、比較しやすいようにすると17.0625:9
4:3(横)と16:9(縦)で表示したときは22.75:9ですね。
当然縦長ならではの弱点もあって、Kindleの漫画のようなすでに縦横比が決まっているコンテンツを単一で表示する際には無駄な部分が多くなってしまいます。
✅残念ポイントその①:カメラ
全ての面で同世代であるGalaxyS10に劣ります。
いつものように色々撮り比べてみたんですがが残酷なまでにGalaxyの優秀さだけが際立つ結果になりました。写真載っけるのが辛くなっちゃうレベル。
奥まったところの描写が暗い、細部が潰れて塗り絵のような画になる、レンズの切り替えレスポンスが弱い、AIによるシーン判別機能がない…
おそらくカメラに詳しい人が見ればもっと定量的に、残酷にその差を表現することができるのでしょう。
実際そのくらいカメラがひどい。同世代とは思えない
なによりモバイル端末向けイメージセンサーで最高レベルの品質を誇るSONYのスマホがこれでいいのかと小一時間くらい問い詰めたくなるような出来のカメラでした。後継のXperia 1Ⅱは多少マシなんですかね…
✅残念ポイントその②:無線充電非対応
これも非常に残念。
前世代のXperia XZ3で持っていたものを失うとは…
無線充電に対応しなければケーブルの抜き差しでケーブル周囲が痛むことは想像に難くありません。
✅残念ポイントその③:指紋認証
指紋認証の精度は電源ボタンと別になっても
Xperia Z シリーズの頃の側面センサーからまったく変わっていないレベル。XZ2,XZ3シリーズはマシだったのになぁ
正直Galaxy S10以降で搭載された画面内指紋認証の評判は良くありませんが、それよりも更に酷いですね。
この側面指紋センサーの仕様にこだわる必要はあるんですかね。甚だ疑問です…
✅残念ポイントその④:ストレージ64GB
これは国内盤だけの問題かもしれませんが
内部ストレージがたったの64GBしかありません。
そもそも最近のスマートフォンは写真,動画,アプリの高容量化によってストレージが圧迫される傾向にあります
このご時世内部ストレージが64 GB しかないというのは明らかに足りません。
いくらmicro SDカードの内部ストレージ化で増量できるとはいっても純粋な内蔵のストレージがたったの64GBでは必須のアプリやゲームを入れて少し写真や動画を撮ったらいっぱいになってしまいます。
micro SDカードは手軽に大容量にできるメリットがありますがどうしてもアクセス速度が遅い。あまりアクセスしないデータを置いておくぶんには良いのですが頻繁にアクセスするデータに関してはやはり内蔵ストレージに置いておきたい。
もう何年も前から内蔵ストレージは128GBが基本線になっています。
Xperia 1シリーズは少し足りないと言わざるを得ません。
✅残念ポイントその⑤:隠せない下部バー
Xperia 1シリーズは Android 10以降に搭載されたが面倒ジェスチャー表示に対応しています。
Android 10になったくせにジェスチャー対応しないXperia XZ2,3よりはマシにしても
Xperia 1ではジェスチャーモーション設定にしても画面下部のバーを完全に隠すことができません。
Galaxyなど他メーカー端末では完全にジェスチャーのバーを消して全画面表示を実現することができるのですが、このXperia1シリーズは一部画面を覗いて株の細いバーを隠すことができません。
つまりせっかく21:9という縦長のディスプレイを搭載してるにも関わらず、上部のステータスバーと下部のバーで縦の領域を無駄に消費してしまうんです。
上部のステータスバーは時計やバッテリーなどの状態を表示するために必須ではありますが下部のバーは正直いりません。
✅残念ポイントその⑥:電波の掴みが悪い
これまで自分の生活圏で様々な端末を使ってきました。
Galaxy S10,huawei p20 Pro, Xperia XZ2,XZ3,iPhone 8,Essential phone,Galaxy Note8, Galaxy Note9,その他もろもろ…
これらの端末と比較して明らかにこの Xperia 1は電波の掴みが悪いです。
(docomo端末であれば)自分の自宅及び職場ではdocomoは4つ~の電波でCAでき、楽天モバイルでもband3がほぼ全域をカバーしています。
特に楽天モバイルでは、上記で挙げた端末では問題なくつかむことができたのですがこの Xperia 1は半分以上のエリアで圏外表示になります
これは今までの端末では全く見られなかった現象です…
もしかするとソニーは通信の安定性を高めるために電波を圏外とするカットラインを厳しくしているのかもしれませんがそれにしたって他の端末では電波3本以上立っている環境で圏外はひどいでしょう…
✅まとめ
Xperia 1…実際気に入ってる端末ではありますが
細かいところがやはりシェアを取れなかった端末といった感じです。
これをメイン端末として買ったとしたら僕は1ヶ月で買い替えてるでしょうね
SD855世代の比較としては残酷なまでにGalaxyの優秀さを再実感する形になりました。やはりこのままだとソニーの端末はメイン端末としてではなく型落ちを少し遊ぶ程度に買うのががベストかな?いい付き合い方なのかな?という風に思ったりしますね
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