SHARP AQUOS R8 SH-R80ファーストインプレッション【実機】

2025/03/09
2025/03/13

  


はじめに

この日記を書いている人は一眼も使いますがスマホでもかなり撮ります。

執筆時点のメイン端末GalaxyS23Ultraで撮った枚数を調べるべくEXIF情報で検索してみると…20ヶ月使って8000枚程度撮影していたようです。1ヶ月で400枚、毎日10~15枚撮るペースですね。更にピントズレなど出来の悪い写真を削除した後の数字なので実際はもう少し多いかも?

併用しているiPhone、2台持ちしている一眼での撮影を含めた同期間での全撮影数は23000枚弱でしたので、実に1/3以上をメインのスマホで撮影しています。メインスマホ選定におけるカメラの性能は結構重要度高めです。


で、その価値観における結論から書きますと…

メイン端末として積極的にカメラを使うなら基本的におすすめできない端末です。

それでは続きどうぞ。


✅GalaxyS23Ultraを売っぱらった


ハイエンド端末高くなりすぎなんよ。S25Ultraは確かにGalaxyのフラッグシップモデルだけど、24万6950円てなんよ。


普段なら買った端末は売らずに使い倒す民ですが、確定申告もあって資金がショートしかかっていたので高く売れるうちにS23Ultraを売っちゃいました。

思ったより高く売れたゲオモバイルの買い取り記録はこちら

→投稿:ゲオのオンライン買い取りを利用した日記


で、旧端末を売るということは風呂用サブ端末がなくなるということ

流石にS21Ultraは限界なのでIIJmioのMNPで恐ろしく安くなっていたAQUOSを購入しました。人生初のAQUOSスマホです。

SHARP AQUOS R8 | 格安SIM/格安スマホのIIJmio


✅カタログスペック:AQUOS R8


SHARP AQUOS R8(ブルー/256GB) SH-R80

まずはカタログスペックから

AQUOS R8 SH-R80 SIMフリー / Rakutenのスペック・性能|AQUOS:シャープ


これまで使用していたS23Ultraと比較して

純粋に数値が大きいものを赤字、小さいものを青字で書いています。


比較①:Galaxy S23 Ultra(SC-52D)→SHARP AQUOS R8で記載

OS:Android 13~(One UI)→Android 13~

CPU:Snapdragon 8 gen2 Mobile Platform for Galaxy→Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform

RAM:12GB→8GB

ROM:512GB※→256GB

Display:6.8インチ(Quad HD AMOLED)→6.39インチ(Pro IGZO OLED)

サイズ:163×78×8.9mm→159mm×74mm×8.7mm

重さ:234g→178g

バッテリー:5000mAh→4570mAh

広角:約2億画素→約5000万画素

超広角:約1200万画素→約1300万画素

望遠(3倍):約1000万画素→なし

望遠(10倍):約1000万画素→なし

防水:IPX5/IPX8→IPX5/IPX8

防塵:IP6X→IP6X




Galaxy23Ultraだと上位モデルとの比較になってしまうので、追加でGalaxyS23と比べると…

比較②:Galaxy S23(SC-51D)→SHARP AQUOS R8で記載

OS:Android 13~(One UI)→Android 13~

CPU:Snapdragon 8 gen2 Mobile Platform for Galaxy→Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform

RAM:8GB→8GB

ROM:256GB→256GB

Display:6.1インチ(Quad HD AMOLED)→6.39インチ(Pro IGZO OLED)

サイズ:146.3×70.9×7.6mm→159mm×74mm×8.7mm

重さ:168g→178g

バッテリー:3900mAh→4570mAh

広角:約5000万画素→約5000万画素

超広角:約1200万画素→約1300万画素

望遠(3倍):約1000万画素→なし

防水:IPX5/IPX8→IPX5/IPX8

防塵:IP6X→IP6X


このように、S23と比較するとカタログ上はほぼ同等性能です。

S23に対して上位機種のS23Ultraがある、R8に対して上位機種R8 Proがある関係性もそっくり。


カタログスペックは同等ですが…

一方で値段には開きがあります。2025年2月時点での実売価格見るとR8はMNP特価で新品39800円。今S23買おうとすると中古でも美品が8~9万円くらい。同世代ハイエンドなのにメーカーでここまで価格差がつくのは悲しいですね

人気ないってのは悲しい。


✅ファーストインプレ&同封物



IIJmioから届いた状態。綺麗に配送してくれるだけで感動しますね。



外箱は高級感ありません。本当に箱って感じ。



開封。本体、説明書等が付属しますが

充電器、イヤホンが付属しないのはもちろん、そのまま使えるようなフィルムもありません。



正面(ガラスフィルム貼付)
インカメラ、スピーカーディスプレイオフではノッチがわかりませんね



背面。主張の強いカメラ以外は特になし。



右側面。指紋センサー兼用の電源ボタンと音量ボタン
この配置はXperiaと同じですね。



左側面にボタン類はありません。



上面には左から
マイク、イヤホンジャック、SIMカードスロット兼microSDカードスロット



底面は左から
マイク、充電ポート、スピーカーの配置



カメラにはLeica監修のためLEITZの文字が。メインセンサーのみ?




上面のSIMカードスロット兼SIMカードスロットはカードがハマる感じが少なく
少々使いにくいです。



いつものSPIGENケースを装着。

全体通して言う事はあまりないのですが…


ノッチはともかく下部ベゼルが太めなのが気になりました。

しかもこれだけベゼルが太いのにスピーカーを前向きに搭載していない。

頑なにノッチを搭載せず上下のスペースが広いXperiaにはステレオスピーカーを両方前に向けて横向きに持った時スピーカーが使用者側を向く、ステレオ再生時の音にこだわる姿勢が見えましたがAQUOSはただただコストカットの結果にしか見えません。少々残念。


✅️使用感


カタログスペックは2年前の同世代ハイエンド、S23と近しいものになっています。



実際にAntutuベンチマークを回してみると150万程度と優秀



高クロック版を搭載するGalaxyの方が5%程度スコア上ですが、これを体感することはないでしょう。



このようにカタログスペックとSoCは素晴らしい。

ここからはGalaxyやiPhoneユーザーとして当たり前にあったもので

AQUOSにはなくて気になったところ…


ハード的には

・無線充電非対応

・2023年度ハイエンドAndroidモデルとしてはやや時代遅れの水滴型ノッチ

・画面内指紋認証非搭載(側面物理スイッチのみ)


ソフト的には

・PCモード的なもの(GalaxyにおけるDex)はない

・デュアルメッセンジャー的なものもない

・複数アカウント、セキュリティフォルダなどの機能もない

・公式のRPAソフト(Galaxyにおけるモードとルーチン、iPhoneにおけるオートメーション)もない


このあたりがあります。いずれもS23では省略されない点ですが、AQUOSではかなり省かれた機能が多いです。



実際に触ってみたところ水滴型ノッチは思ったより気にならなかったですが、逆に気になったのは無線充電(Qi)非対応ですね。

Xperia1Ⅱをメルカリで買った時にも少し書きましたが、Qiないと端子周りがすぐボロボロになることやベッドサイドでダラダラ使わないように充電環境はQi中心にしているためこの無線充電非対応はかなり使いにくさを感じています。


次はありはするけれど微妙なもの


・カメラ

・ディスプレイ


当然カメラは搭載されていて、Leica監修とのことですがとても残念な出来。
メモに使うには問題ないが、Leicaの名前につられて購入すると残念な気持ちになる。

まず、搭載されているのは約5030万画素 CMOS F値1.9 ライカカメラ社監修1/1.55インチセンサーということで上位機種のR8 Proなどに搭載されている1インチセンサーではないです。

GalaxyS2x Ultraシリーズの標準(広角)レンズに採用されているISOCELL HP1/ISOCELL HP2のセンサーサイズはそれぞれ1/1.22インチまたは1/1.3インチなので、こちらのR8のセンサーはこれらに比べると大きくない。

これらのハード的差を考えれば、センサーサイズが小さい事による画素の少なさやダイナミックレンジの狭さ、高感度耐性のなさなどはある程度目を潰ることも考えねばなりませんが…このカメラ色がおかしいんですよ


撮影についてはツイートしているので、こちらも見てください















全体として色味がおかしいカメラです。見た目とも流行りとも違う写し方をする。
最初はフジフィルムみたいなエモさを目指しているのかとも思いましたがそういったわけでもないみたい。


またディスプレイは彩度を上げすぎて色味がおかしい。設定で標準にしていてもおかしい。

ここまで鮮やかさを強調するディスプレイはXperia XZ2Premiumの液晶パネル以来だと思う。明確に残念。


・ソフトウェアアップデート

ソフト面ではセキュリティーアップデートの短さが懸念点。AQUOSは発売日から最大3回、OSバージョンアップに対応。ただし購入時 Android 14の場合は最大2回とのことなので

来年の16まででアップデートはなくなるんでしょう。

iPhoneやPixel、Galaxyと比べると短い。


✅️まとめ


AQUOS R8、2年前のハイエンドだけあってカタログスペックは十分に豪華仕様だと思います。発売日2023年8月31日ですから、1年半も経ってないですし。


最近オタク界隈を騒がせているPOCO X7 Proが最新のミッドハイ向けSoC Dimensity 8400-Ultraを搭載し、Antutu160万を叩き出す性能を4万円台後半で提供していることを考えれば

型落ちとはいえ同等性能のSoCを積んで39800円なAQUOSをIIJmioから買うのはアリです。

(スコアの差も主にメモリで生じている感じですしね)


書かなかったところで素晴らしい点として、microSDカードに対応することや防水防塵・FeliCa対応があります。僕には刺さりませんでしたが人によっては240Hzディスプレイやイヤホンジャックも嬉しいかも?

ですが、これだけしっかり日本でメイン機として必要なところを抑えながらカメラは残念極まりないので、カメラを重視する人にはメイン機としておすすめはできないですね。

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