SHARP AQUOS R8 SH-R80ファーストインプレッション【実機】
はじめに
この日記を書いている人は一眼も使いますがスマホでもかなり撮ります。
執筆時点のメイン端末GalaxyS23Ultraで撮った枚数を調べるべくEXIF情報で検索してみると…20ヶ月使って8000枚程度撮影していたようです。1ヶ月で400枚、毎日10~15枚撮るペースですね。更にピントズレなど出来の悪い写真を削除した後の数字なので実際はもう少し多いかも?
併用しているiPhone、2台持ちしている一眼での撮影を含めた同期間での全撮影数は23000枚弱でしたので、実に1/3以上をメインのスマホで撮影しています。メインスマホ選定におけるカメラの性能は結構重要度高めです。
で、その価値観における結論から書きますと…
メイン端末として積極的にカメラを使うなら基本的におすすめできない端末です。
それでは続きどうぞ。
✅GalaxyS23Ultraを売っぱらった
ハイエンド端末高くなりすぎなんよ。S25Ultraは確かにGalaxyのフラッグシップモデルだけど、24万6950円てなんよ。
普段なら買った端末は売らずに使い倒す民ですが、確定申告もあって資金がショートしかかっていたので高く売れるうちにS23Ultraを売っちゃいました。
思ったより高く売れたゲオモバイルの買い取り記録はこちら
→投稿:ゲオのオンライン買い取りを利用した日記
で、旧端末を売るということは風呂用サブ端末がなくなるということ
流石にS21Ultraは限界なのでIIJmioのMNPで恐ろしく安くなっていたAQUOSを購入しました。人生初のAQUOSスマホです。
SHARP AQUOS R8 | 格安SIM/格安スマホのIIJmio
✅カタログスペック:AQUOS R8
SHARP AQUOS R8(ブルー/256GB) SH-R80
まずはカタログスペックから
AQUOS R8 SH-R80 SIMフリー / Rakutenのスペック・性能|AQUOS:シャープ
これまで使用していたS23Ultraと比較して
純粋に数値が大きいものを赤字、小さいものを青字で書いています。
比較①:Galaxy S23 Ultra(SC-52D)→SHARP AQUOS R8で記載
OS:Android 13~(One UI)→Android 13~
CPU:Snapdragon 8 gen2 Mobile Platform for Galaxy→Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform
RAM:12GB→8GB
ROM:512GB※→256GB
Display:6.8インチ(Quad HD AMOLED)→6.39インチ(Pro IGZO OLED)
サイズ:163×78×8.9mm→159mm×74mm×8.7mm
重さ:234g→178g
バッテリー:5000mAh→4570mAh
広角:約2億画素→約5000万画素
超広角:約1200万画素→約1300万画素
望遠(3倍):約1000万画素→なし
望遠(10倍):約1000万画素→なし
防水:IPX5/IPX8→IPX5/IPX8
防塵:IP6X→IP6X
Galaxy23Ultraだと上位モデルとの比較になってしまうので、追加でGalaxyS23と比べると…
比較②:Galaxy S23(SC-51D)→SHARP AQUOS R8で記載
OS:Android 13~(One UI)→Android 13~
CPU:Snapdragon 8 gen2 Mobile Platform for Galaxy→Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform
RAM:8GB→8GB
ROM:256GB→256GB
Display:6.1インチ(Quad HD AMOLED)→6.39インチ(Pro IGZO OLED)
サイズ:146.3×70.9×7.6mm→159mm×74mm×8.7mm
重さ:168g→178g
バッテリー:3900mAh→4570mAh
広角:約5000万画素→約5000万画素
超広角:約1200万画素→約1300万画素
望遠(3倍):約1000万画素→なし
防水:IPX5/IPX8→IPX5/IPX8
防塵:IP6X→IP6X
このように、S23と比較するとカタログ上はほぼ同等性能です。
S23に対して上位機種のS23Ultraがある、R8に対して上位機種R8 Proがある関係性もそっくり。
カタログスペックは同等ですが…
一方で値段には開きがあります。2025年2月時点での実売価格見るとR8はMNP特価で新品39800円。今S23買おうとすると中古でも美品が8~9万円くらい。同世代ハイエンドなのにメーカーでここまで価格差がつくのは悲しいですね
人気ないってのは悲しい。
✅ファーストインプレ&同封物
IIJmioから届いた状態。綺麗に配送してくれるだけで感動しますね。
外箱は高級感ありません。本当に箱って感じ。
開封。本体、説明書等が付属しますが
充電器、イヤホンが付属しないのはもちろん、そのまま使えるようなフィルムもありません。
正面(ガラスフィルム貼付)
いつものSPIGENケースを装着。
全体通して言う事はあまりないのですが…
ノッチはともかく下部ベゼルが太めなのが気になりました。
しかもこれだけベゼルが太いのにスピーカーを前向きに搭載していない。
頑なにノッチを搭載せず上下のスペースが広いXperiaにはステレオスピーカーを両方前に向けて横向きに持った時スピーカーが使用者側を向く、ステレオ再生時の音にこだわる姿勢が見えましたがAQUOSはただただコストカットの結果にしか見えません。少々残念。
✅️使用感
カタログスペックは2年前の同世代ハイエンド、S23と近しいものになっています。
このようにカタログスペックとSoCは素晴らしい。
ここからはGalaxyやiPhoneユーザーとして当たり前にあったもので
AQUOSにはなくて気になったところ…
ハード的には
・無線充電非対応
・2023年度ハイエンドAndroidモデルとしてはやや時代遅れの水滴型ノッチ
・画面内指紋認証非搭載(側面物理スイッチのみ)
ソフト的には
・PCモード的なもの(GalaxyにおけるDex)はない
・デュアルメッセンジャー的なものもない
・複数アカウント、セキュリティフォルダなどの機能もない
・公式のRPAソフト(Galaxyにおけるモードとルーチン、iPhoneにおけるオートメーション)もない
このあたりがあります。いずれもS23では省略されない点ですが、AQUOSではかなり省かれた機能が多いです。
実際に触ってみたところ水滴型ノッチは思ったより気にならなかったですが、逆に気になったのは無線充電(Qi)非対応ですね。
Xperia1Ⅱをメルカリで買った時にも少し書きましたが、Qiないと端子周りがすぐボロボロになることやベッドサイドでダラダラ使わないように充電環境はQi中心にしているためこの無線充電非対応はかなり使いにくさを感じています。
次はありはするけれど微妙なもの
・カメラ
・ディスプレイ
まず、搭載されているのは約5030万画素 CMOS F値1.9 ライカカメラ社監修1/1.55インチセンサーということで上位機種のR8 Proなどに搭載されている1インチセンサーではないです。
GalaxyS2x Ultraシリーズの標準(広角)レンズに採用されているISOCELL HP1/ISOCELL HP2のセンサーサイズはそれぞれ1/1.22インチまたは1/1.3インチなので、こちらのR8のセンサーはこれらに比べると大きくない。
すべて標準(広角)でXperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 一番肉眼に近いのはGalaxy AQUOSはやや暗所の持ち上げが弱いがかなり良い Xperiaはなんか不自然に色味が濃い iPhoneはどうしてこうなった pic.twitter.com/M1ye67Zb1Z
— もりた。 (@demrt2887) February 22, 2025
@ベイストア室内 すべて標準(広角)でオート撮影 Xperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 今度はXpeiaとAQUOSが実物に近い iPhoneは色が濃すぎ 逆にGalaxyは全体的に持ち上げすぎ こうして比較するとメーカーと機種によってかなり差が出るものだなぁ pic.twitter.com/6KYe3Qapa7
— もりた。 (@demrt2887) February 22, 2025
@逆光環境でBASEGATE横浜関内タワー すべて標準(広角)でオート撮影Xperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 ゴースト抑制ではGalaxy フレア抑制ではiPhoneが優れる 光学的な分野だけにT*コーティングを採用しているXperiaやLeica監修のAQUOSに勝ってほしい分野なのに… pic.twitter.com/lHmVI4fLHA
— もりた。 (@demrt2887) February 22, 2025
@室内環境 飯撮り すべて標準(広角)でオート撮影Xperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 現物に近いのはXperia iPhoneは食欲を失わせるひどい写り Galaxyはわざとらしいが悪くない AQUOSは塗り絵 pic.twitter.com/0qPN3seJZJ
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@日陰から明るいハマスタ というカメラに優しい環境 すべて標準(広角)でオート撮影 Xperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 各メーカーの色づくりがよく分かる 色再現度が高いXperia、ダイナミックレンジの狭さで暗くなりがちなiPhone、より明るく見やすくなGalaxy、フィルムっぽいAQUOS pic.twitter.com/J4mNGcsZqA
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@カラフルな中華街の門を撮影 すべて標準(広角)でオート撮影 Xperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 ハマスタ撮った時と同じ印象。 屋根の中を見ると各機種のダイナミックレンジの広さがわかる。 今回の4機種のうち、Xperiaだけ3年ほど古いのに屋外撮りに関してはすごく印象がいい。 pic.twitter.com/KSxc5x1y4V
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@夕暮れ BASEGATE横浜関内タワー すべて標準(広角)でオート撮影 Xperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 やっぱiPhoneダイナミックレンジ狭い? 暗所を持ち上げるのはGalaxyが強いがやり過ぎ感も Xperia古いのに頑張ってる。色味の好みの差はっきり出そうだけどAQUOSもiPhoneよりはマシ pic.twitter.com/RIFSKx02us
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@日陰環境で望遠勝負 それぞれの最大望遠…だと画角に差が出すぎるので10倍付近 Xperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 当然3倍(Xperia)、10倍(Galaxy)レンズが強い で、色味を正確にとらえているのはXperia トリミングで5倍(iPhone),8倍(AQUOS)は 画質面で流石に厳しい pic.twitter.com/WfXmetP9f0
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@室内環境 飯撮り すべて標準(広角)でオート Xperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 実物に近く、かつ美味しそうなのはGalaxy Xperiaの色味は明るすぎる。AQUOSはまるでカレーみたいで残念。 pic.twitter.com/ZH3L7t8YNP
— もりた。 (@demrt2887) February 22, 2025
@室内環境 物撮り すべて標準(広角)でオート Xperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 Xperiaの色味がかなり寒色より、AQUOSは逆に暖色より。黒いキーボードは全体的に暗く映るiPhoneだと締まって見えるが、現物に近いのはGalaxy。 pic.twitter.com/vyaOMx11ja
— もりた。 (@demrt2887) February 22, 2025
拡大表示するとこんな感じ Xperia1Ⅱ→iPhone14→GalaxyS23Ultra→AQUOS R8 色味は置いといて、本来ザラッとしてるREALFORCEの表面がディティール失われてXperiaとAQUOSだとのっぺり写ってしまっている。iPhoneもいいがGalaxyはホコリをここまで写せるのやばい。 pic.twitter.com/euu0Mof4n6
— もりた。 (@demrt2887) February 22, 2025
最後の飯撮り
— もりた。 (@demrt2887) February 22, 2025
Xperiaが室内苦手なのがはっきりしてくる
しかし明らかにAQUOSも正気を失った写り
これがLeicaが監修した色だというのか… pic.twitter.com/wSyxN0y2E0
またディスプレイは彩度を上げすぎて色味がおかしい。設定で標準にしていてもおかしい。
ここまで鮮やかさを強調するディスプレイはXperia XZ2Premiumの液晶パネル以来だと思う。明確に残念。
・ソフトウェアアップデート
ソフト面ではセキュリティーアップデートの短さが懸念点。AQUOSは発売日から最大3回、OSバージョンアップに対応。ただし購入時 Android 14の場合は最大2回とのことなので
来年の16まででアップデートはなくなるんでしょう。
iPhoneやPixel、Galaxyと比べると短い。
✅️まとめ
AQUOS R8、2年前のハイエンドだけあってカタログスペックは十分に豪華仕様だと思います。発売日2023年8月31日ですから、1年半も経ってないですし。
最近オタク界隈を騒がせているPOCO X7 Proが最新のミッドハイ向けSoC Dimensity 8400-Ultraを搭載し、Antutu160万を叩き出す性能を4万円台後半で提供していることを考えれば
型落ちとはいえ同等性能のSoCを積んで39800円なAQUOSをIIJmioから買うのはアリです。
(スコアの差も主にメモリで生じている感じですしね)
書かなかったところで素晴らしい点として、microSDカードに対応することや防水防塵・FeliCa対応があります。僕には刺さりませんでしたが人によっては240Hzディスプレイやイヤホンジャックも嬉しいかも?
ですが、これだけしっかり日本でメイン機として必要なところを抑えながらカメラは残念極まりないので、カメラを重視する人にはメイン機としておすすめはできないですね。
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