Google Pixel 7【実機購入】
✅思い出話
久しぶりのPixel購入です。
自分にとって初めてのPixelは
日本初上陸、夜景モードが話題をさらったPixel3世代
薄くて軽くて画面がデカくて写真がキレイで感動しました。
インカメがデュアルってのも新しかった。ガラスだけどあんまりテカテカしない(すりガラスっぽい)背面下側の質感も好きだった
845世代では他メーカー(GalaxyだとS9/note9,XperiaだとランチパックXZ2/XZ2P/XZ3世代、全機種使用経験アリ)と比較してもnote9に次いで満足度が高い機種だったと思います。
更に次世代Pixel4世代から
こいつは逆にあまり良い印象がない。
同世代のGalaxyS10シリーズの満足度が非常に高かった(3眼アウトカメラ、パンチホールインカメ、超音波式画面内指紋認証)のに比べるとちょっと不満点が多い出来だった。
赤外線を利用した顔認証の精度はいいけど他メーカーが画面内指紋認証(+画像での顔認証)を搭載していたので使い勝手で見劣りしたし、発売後しばらくするとCovid-19が蔓延してマスクが広まり一気につかいにくくなった
それでもハイエンド機種だけあってSD855の処理性能は優秀。風呂端末兼Googleフォトアップロード母艦として活躍してくれた。
ホント何やってるか理解に苦しむミッドレンジ路線のPixel5を見送って
独自プロセッサの性能他が未知数だったのでPixel6も見送って
Tensorの評価がそれなりに良さそうなことがわかった上で
Apple同様ミッドレンジにも上位SoCを搭載するようになりコスパも良さげなPixel6aを購入…しようと思ったらPixel6aは無線充電に対応しない残念仕様だったのでさらに見送って来ました。
✅で、
今回のPixel7。
ようやく欲しいPixelが戻ってきたのでひっさしぶりのPixelシリーズの購入になりました。
短期間の使用で終わらせるつもりはまったくないので実用性を加味してストレージの大きいモデルを選択です。
こういった新商品ネタは発売からできるだけ早く投稿した方がPVが増えるのは重々承知しているのですが
ロクに使ってもいないのになんか書いたところで
僕が大嫌いなそれ発売前から書けるんじゃね?的な量産型金太郎記事にしかならんので
最低限2週間メイン端末としてガッツリ使ってから書いてます。
-注意-
書いてる人間はここ数年Galaxy/iPhoneユーザーなので視点は
Galaxy/iPhoneでできたのにPixelで出来なかったこと
Galaxy/iPhoneでできないのにPixelでできること
にやや偏ると思いますがご了承くださいませ。
✅注文~到着まで
256GB版にしたのでベースが97900円
ここからpovo2.0の10%引き-9790円
Googleストアで使える21000円分クレジットがつくので67,110円
ここがベースで最大-61,500円が刺されば実質5610円
この辺がはまだ買取業者の査定が終わっていないのでいつか追記しようと思います。
予約開始すぐには買うつもりがなかったんですが
価格設定が魅力的だったのと、たまたま手元にPixel4XLがあったので発売4日前だか5日前の結構ギリギリで注文。
配送遅れがかなり話題にもなっている中
✅ファーストインプレ
Google Chipsはおいといて本体開けていきます。
注意点として、付属品に保護シートやケースは入ってません。
本体表面についてる白い紙製シールが使用前の保護を兼ねており、透明性が皆無なので取り外さないとほぼ使用不可能。
したがってとりあえず付属のシートでしのいで気に入ったケースやフィルムを見繕って…というのが出来ないのでケースやカバーをつけたい人は気をつける必要ありです。
ハード→ソフトの順で気になった項目について記載していきます。
側面。
Androidの他メーカーは音量ボタンが上で電源ボタンが中央やや上ってのが定番だと思うんですけど
このPixelのボタン配置は特殊ですよね…電源ボタンが上にあるタイプ…慣れないうちは混乱しそう。
背面。
カメラバーの上下でツートンカラーだったのが個人的に気に入らなかったPixel6シリーズと異なり
Pixel7はカメラバーの上下で色は変わりません。これはとても嬉しい。
単色ですがガラス素材なのでツヤ感があり黒でもキラキラ目立つ感じ。
好きか嫌いかだとガラス背面は嫌いガラス素材は割れないか心配だし、熱伝導率が低いし、見た目の面でも(今のGalaxyとかiPhone7のジェットブラックとか)金属っぽい筐体のが好きなんだけど、ケースつけりゃどうせ見えなくなるんでまぁ許容範囲内。
底面
DP Alternate Modeに対応しないのでデスクトップモードは使用できません。
ここもGalaxyとは異なる点ですね。まぁ未だに実質USB2.0(lightning)なiPhoneよりマシ
何年前の規格使ってんだか。
前面
※机に置くにあたり7にはケースを装着しています
大型化の流れで4XLと7無印でサイズ感変わらないどころか体感では7のが大きいですね
縦横比20:9なのでかなり縦長に感じる一方、
個人的に使い慣れたエッジディスプレイではないのでベゼルが太く感じます。ケースをつけるとより顕著ですね。
一方でフィルムの選定にそう困らないのがメリットですね。適当に選んでも大丈夫。
インカメは特段小さくもないパンチホール。
ディスプレイ自体の色味はやや青みがかった印象です。やたらビビッドだったXperia XZ2 Premiumに近い。流石に同機種よりはマシですが空や海の画像を見たときにはやや作り物っぽい印象を受けるかも。
✅指紋認証
光学式の指紋認証ですね。
光らない超音波式のGalaxyに慣れてる身からすると光るのは違和感あります。
個人的には超音波式好きなんでちょっとここは残念ポイント。
そして位置。ちょっと高めです。
GalaxyS21Ultra、GalaxyS10Plusと比較するとこの高さ。
最初期の画面内指紋認証でめちゃくちゃ位置が低かったS10シリーズより高いのはいいとして、このへんがいい感じに改善されて自然に指が伸びる位置なS21Ultraよりも高いのはちょっと高すぎだと感じました。
ただあくまで自分の指の長さ、自分の持ち方だとS21Ultraの位置だとちょうど親指が自然な位置になるというだけなのでもっと指が長い人にはちょうどいいのかもしれませんし、慣れの部分も多分にあると思います。
そしてPixel6世代で問題になっていた指紋認証の精度。
個人的には精度は悪くないですよ、精度は。ちゃんと光ればね…
光学認証が光ればしっかり解除されるんですけど…
①画面OFFでは動作しない
②触れても光ってくれない(指紋認証と認識されない)
シチュがそれなりに多い気がしてます
まぁまぁストレスです。
✅カメラ
広角+超広角の2カメラ構成。
コンピュテーショナルフォトグラフィーどうこうは正直詳しくないしよくわからないのですが
個人的に気に入ったのは色味です。
GalaxyもiPhoneもXperiaも長く使っているとなんとなく補正の癖というか、苦手なシチュエーションって見えてくるじゃないですか
補正しすぎたりもとの色味とかけ離れてしまったり。
自分が使って比べてる範囲で例を挙げると
GalaxyS21Ultraは風景や人、食べ物を撮るのはまぁビビッドな仕上がりでいい感じなんですが…木目に補正を混乱させる要素があるのか、自宅の机で撮ると色味が崩壊します
黒のキーボード(Realforce)を撮影すると…
何故か木目明るく写そうとするのか色味が全然違うものになってしまう、全体的に白っぽい感じで特に真っ黒に近い被写体を撮る際に顕著。
一応左Ctrlキーあたりが現物の色に近い黒いキーボードなんですけど、これは流石に別物の色…
そうそう、こんな色よ。これならそこまで崩壊しないんですよねぇ
iPhoneは12と世代が最も古いのでフェアじゃないかもしれないが
iPhoneのカメラには正直あんまりいい印象がない
(撮って出したあとは純正アプリで調整せずパソコンでしか扱わないから真価を発揮できていないのかもしれない)
(ナイトモードオフ。ついでに手ブレ補正もあんまり優秀じゃないのか自分が撮影するとiPhoneの手ブレ率めちゃ高い)
無理やり褒めるとするとGalaxyが苦手な黒い被写体や木目でも比較的色味が崩壊しないのが良いくらいかな…
※Xperiaはそもそもシーン判別が出来ないし全体的に寒色で食事や暖色系が苦手
Pixel作例
その点本機種、Pixel7。全体的に非常に優秀。
白飛び黒つぶれが少なく色味が見た印象を崩壊しない程度に補正されるのが良い。
例えばGalaxyが苦手だった木目背景での接写
これが
ディスプレイによって多少映り方に差異はあるかもしれませんが、現物に近い色味なのは圧倒的にPixelです。
細かいところ見てみましょう。
拡大するとこんな感じ
同じものを同じ照明のもと撮っているのに色がここまで違うのかと思いますね
細かい描写は流石に1億画素センサーを搭載したGalaxyに軍配ですが
(というかほんとにGalaxyすげーな)
センサーで劣るにも関わらず肉薄できているPixelを評価したいです。
食事シーンで撮り比べ
高くて美味しそうなご飯を食べに行く人もお金もないのでラーメンです。
隠れ家的なお店だったので全体的に暗い環境下での撮影になります。
Pixel7
麺やスープの色などはほぼ見た目通りですがネギの緑がかなり濃くなっていて少々不自然。机の色も何故かかなり淡く写っている。
メインの被写体に対して彩度高めの写真に仕上げているような印象です。
室内がそれなり暗かったにもかかわらずかなり良く撮れている印象
iPhone12
なーんでこんな白っぽく映るんだろうなぁiPhone
現物よりも不味そうに見えるのでかなり残念
GalaxyS21Ultra(通常1200万画素 フォーカスエンハンサーON)
全体の色味としてはこれが肉眼でみたのに一番近いかも
普通に美味しそうに撮れているのと、フォーカスエンハンサーのお陰で広範にピントが合ってるのもいい感じだがセンサーがちっこい超広角カメラ使ってるのでちょっとノイズが強め
GalaxyS21Ultra(食事モード)
SNSに使うなら圧倒的にこれが美味しそうで良さげ。
総括すると、最高レベルとは言い難いですが
適度に補正かかっていて少なくとも不味く見えるってことはなさそうです。
Pixelの弱点
Pixelの弱点というかGalaxyの素晴らしいところというか
使っていてPixelの『被写界深度が浅い』ことが気になりました。
わかりやすいのがこの2枚
これはちょっと位置にズレがあるマウスとキーボードを撮影した2枚の写真。
片方はマウスに、片方は後ろのキーボードにピントが合っています。
これ別にポートレートモードじゃないんですけど
でもスマホのメインセンサーだと接写ではこの距離だと被写体深度が浅くて広範囲にピントを合わせられずぼけちゃうんです
全体にバキッとピントが合ってます。
そんなに奥行きに差がない2つの被写体。
なんでここまで差が出るのか、についてなのですが
Pixel側に原因があるのではなく、Galaxyに搭載されたフォーカスエンハンサーの効能です
内部的には広角カメラでピントが厳しいときに超広角カメラのセンサーの同一部分を使用してマクロ撮影をする機能。
ハード的にはPixelにも超広角カメラがついているので実装可能かもしれませんが、現時点では使えないのでGalaxyのように気軽に接写すると写したいメインの被写体がボケていることが多発。
この機能に普段からかなり頼っていたのだなぁと気づくことになりました
ただ頼っていたということはしょぼいセンサーで撮影してかつ、トリミングするので画質が犠牲になるフォーカスエンハンサーを多用していたということ
つまりノイズの乗った写真を量産していたことなので反省…
まとめ
食事、物、人、風景などなど撮り比べての全体傾向としては
適度に引き締まった写真を撮れる優等生だと感じました。ただ、ただ、ただ引き締めすぎなのかな…
Pixel7は黒を引き締めるのと、反射を強調する傾向があるようで全体的にメリハリのある締まった感じの写真になる印象。
対物や対風景では概ね良い影響だと感じましたが、人を撮るときは影も強調してしまうためちょっと邪魔になるかな…あと意図的に柔らかい感じを出したいシチュや料理との相性も微妙だと感じています。
このあたりは一長一短ではあるものの
総合的にはまぁまぁ使いやすいカメラでした。
実質1万円ちょいならまぁ上出来でしょう。
✅ホーム画面/ロック画面(Pixel Launcher)
Pixelシリーズに標準搭載されているホームアプリ、Pixel Launcher。
まぁ使いやすくはないですね
@ホーム画面
デフォルトの画面は左端固定です。これはまぁあんまり好きくない。
自分で設定できるホーム画面のページの左端がデフォルトページになるのは非常に使いにくい。個人的には
・ホーム画面(最も使うアプリ群)
の左右に
・左側(ウィジェット)
・右側(次に使うアプリ群)
を配置した3枚構成で使い慣れてしまっているので左側に画面が設置できないのはなかなかに使いにくい。
・ホーム画面(最も使うアプリ群)
から右側に向けて
・右側(ウィジェット)
・更に右側(次に使うアプリ群)
とかだと2回スワイプしなきゃいけないですからね。貴重なデフォルト左側のスペースをGoogle Discoverか表示しないかのどちらかの選択を強制されるのはあまり良くない。
・ジェスチャーバー
Pixel4の時代から進化していない…
・タスクキル
これも既知の問題だけど改善されていない。
RAMの容量が増えてきてタスクキルの必要性は薄くなってきたとはいえ
動作がなんとなく不安定になったときなどとりあえずタスクキルしたい場面は今でもそれなりに多いです。
使い勝手の面でかなり印象悪いですね。
・アプリアイコン/ドロワー
これだけでPixel Launcher使いたくなくなるレベル
あとアプリアイコンの数選択が『壁紙とスタイル』から行われるのは結構珍しいと思います。
アイコン数は2×2~5×5までで、端末サイズを考えると必要十分。
(Proでも同じだったらちょっと足りないって感じるかも)
@ロック画面
カメラに関しては電源ボタン2回押しで代用できるとはいえ、この辺に設置するアプリをある程度自由に選択できるGalaxyに比べて拡張性が低いと感じました。
一方でロック画面に適宜表示される『この曲何?』は非常に便利。
この曲なんだっけ?ってスマホを開いたらそこには曲名が表示されていて
そこからすっとspotify等各種サービスの該当曲に移行してお気に入り/プレイリスト登録までスムーズに行えるのはかなり感動的でした。
(粗品の お前のこと誰が好きなん とかまで認識できるとかすごい)
この曲なに?についてはGalaxyでもGoogleアプリ経由でできるっちゃできますが、気になったときにスマホのロック画面に曲名が表示されるのは非常によきですね。
✅音声
ここはマイナスポイント
そこまで音質の良くないサブスク音源をイヤホン側にアンプがあるワイヤレスイヤホンで聞くのが基本になっている今、内蔵アンプの性能とかイヤホンジャックなんかは重要じゃないと思っていたのですが
イコライザはないと困るんですね。
ちょっとGalaxyで聴いてた音と違和感があるのでイコライザ設定を探したらPixelにはそのへんの設定項目がない。びっくり。
うーんこれはよろしくない。
✅まとめ
いろいろ書きましたが、全体的な動作はハイエンド端末だけあってサクサク
下取りなしにしてもクレジットで実質6万円からこの操作感が得られるとなるとコスパは良好。
全体通して価格の割に非常に優等生なスマホだと思いました。
個人的に最も気になっていたPhoto Unblurに関しても使ってみたのですが…
期待したほどではなかったですね。
まず顔として認識される程度にはしっかり撮れている必要があるので
Snapseedで顔として認識されないものは補正不可くらいの感じ
補正もそこまで劇的にはできない様子なので今後に期待でしょうか。
7はしっかり使っていくつもりなので、気が向いたときにまた長期使用レビューを書こうと思います。
それでは。
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