Acer 15.6インチモバイルモニター PM161QJbmiuux【購入・実機】
ブラックフライデーの頃から虎視眈々と狙っていたものの、在庫切れで長らく買えなかったこちらのディスプレイ、結局お正月の初売りで購入しました。
初売りで特段安くなっていたわけでもないのですが、12,680円という価格で台湾Acerという実績のあるメーカー品が手に入るのは、十分に破格と言っていいでしょう。
中華ブランドの怪しいモニターを買うよりはかなり勝率が高そうに感じました。
✅外観・質感:値段なり
Amazonの箱に入れられることもなく、本体の箱にそのまま伝票が貼られて届きました。
中身は本体、冊子類、Type-C to Cケーブル、mini HDMI to HDMIケーブルといった構成で必要最低限。
本体は15.6インチの非光沢フルHD(1920×1080)。最近のビジネスノートに多い16:10ではなく、標準的な16:9です。ベゼルは細めで野暮ったさはないのですが、触ってみるとパネル表面の剛性が心もとない。少し押すとたわむような感覚があります。
さらに個人的に残念だったのが、液晶表面がベゼルよりも少し凹んだ作りになっていること。ノートPCならキーボードとの接触を防ぐ意味があるんでしょうが、フラットな美しさが削がれてしまう。
過去記事:HP EliteDisplay 14インチ モバイルディスプレイ S14【実機購入】
以前使っていたHPのS14が完全にフラットで剛性も高かっただけに、このあたりは価格騒音の安っぽさを感じました。
・スタンドの仕様
商品ページを見ていて一番気になっていたのがスタンドです。
Amazonの説明文には「30度、60度、180度の3段階チルト」と書かれていたのですが…
ヒンジの強度はしっかりしており、実際にはその中間の角度でも余裕で止まります。
30°なり60°なりで止まるような機構がない、無段階スタンドとして運用できるものでした。
これまで使用してきたモバイルディスプレイはスタンドがないものばかりで、角度を自在に設定することができなかったためこれは非常に嬉しい誤算でした。
過去記事:HP EliteDisplay 14インチ モバイルディスプレイ S14【実機購入】
ただし、ポート類の配置には注意が必要です。
背面から見て右側にType-C×2とmini HDMI
左側にボタン類があるのですが、これらはヒンジを収納すると隠れてしまいます。
モバイルディスプレイ単体で利用する場合、そこまでヒンジを狭い状況で使うことはないかもしれませんが…このポートにケーブルを挿す部分の分だけは必ずヒンジを開けて使用する必要があります。
完全に垂直に使いたいのであればVESAマウントが必要で、この場合ヒンジを全開(180度)にした状態で固定する必要があります。
・画質と応答速度
使用感についてですが、ハッキリ言って画質に期待できません。
クリエイティブ作業は無理です。NTSC 45%というスペック通り、色再現性は壊滅的。
iPhoneや、それなりのモニターと並べると、同じ画像とは思えないほど色がくすんで見えます。写真の現像や動画編集といった、色味が重要な作業には全く向きません。
応答速度も6ms(GTG)と遅く、リフレッシュレートも60Hz。
✅Type-C接続時:輝度30%制限
ここが最も注意すべき点です。このモニターの最大輝度は250cd/㎡なのですが、ノートPCからType-Cケーブル一本で給電と映像出力を行うと、輝度が強制的に「30%」まで制限されます。
いくつかのノートPCやスマートフォンで検証しましたが、いずれも30%に制限されました。
30%の明るさがどの程度かというと、室内でギリギリ使えるかどうか、というレベル。
PC側の出力不足なのか仕様なのかはわかりませんでしたが…
幸いこの30%制限は、外部給電を行うことで解決します。
このモニターはパススルー充電に対応しており
「充電器 → モニター → ノートPC」という順番で繋げば、PCを充電しつつ、モニターの輝度を100%まで上げることが可能です。
100%まで上げれば、一般的なノートPCと同等の明るさを確保できるので、実用上の問題はなくなります。
手持ちの20W出力のモバイルバッテリーでも輝度100%運用が可能でした。電源環境さえ整えてしまえば、このモニターの弱点はほぼ消せると言っていいでしょう。
✅まとめ:Galaxyユーザーには意外な最適解かも
これまでASUSやHPのモバイルモニターも使ってきましたが、それらはスタンドの角度制限が不満でした。
過去記事:ASUS MB168B
特に相性が良いと感じたのが、Galaxyの「Samsung DeX」との組み合わせです。
モニター自体はタッチ非対応ですが、Galaxy側をタッチパッドとして使えば、出張先のホテルが大画面のAndroidタブレット環境に早変わりします。これがあればGalaxy Tabを持ち歩かなくていいんじゃないか、とすら思えてきます。
色再現性や輝度制限といった「値段なりの欠点」を理解し、事務作業や動画視聴用と割り切れるのであれば、この価格でこの軽さ、そして有名メーカーの安心感が手に入るのは、かなり魅力的な選択肢になるはずです。ビジネスマンにはお勧めできますね。それでは。
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