Windows標準機能でできるようになってしまったために使わなくなったフリーソフト/拡張機能などなど

2025/05/09



✅️音声入力ツール


使わなくなった/使用頻度が減少したソフト

→Googleドキュメント,Voice In(Chrome拡張)



あまり知られていませんがWindowsOS標準機能として音声入力が搭載されています。

Windows+H によって音声入力を開始することが可能です。

Windows 11に標準で搭載されている機能なので特にインストールなどせずに使うことができるのですが…音声認識はローカル処理ではなく、インターネット接続が用いられることもある点に注意が必要です。

最近は割と経営会議なんかの重要な会議の議事録文字起こしなどもクラウドベースのサービスを使うことがあるのでそのあたり受け入れられるようになっているのかもしれませんが、機密・保護を要するような内容を入力することが問題ないか確認し、オンライン認識が好ましくない場合には



設定からオンライン音声認識をオフにしておきましょう。


ローカルでの処理が好ましい場合は上記のオンライン音声認識をOFFにした上で、言語の地域のオプションから強化された音声認識をインストールすることで変換精度を向上させることができます。


・変換精度

文字やフレーズ、単語単位での変換精度はそこまで高くないなという印象なんですが、一気に喋ることによって全体の文章で補完をしてくれるので、変換精度はそこそこ高い印象です。

一方で考えながら少しずつ音声入力をしてしまうとフレーズ単位で変換が確定してしまうので全体での補正が効かず精度が落ちます。ある程度頭の中で文章ができてから入力するのがコツです。

・変換のクセ

Microsoftの音声認識のクセですが…

自動での句点入力をONにしておくとやたら句点、読点を使いたがります。

読点をたくさん使うような文章って、ちょっと頭があれな感じに見えちゃいますよね。

注意が必要です。

・その他の難点

多くの音声入力は音声入力中にenterキーなどで改行を行なったり、文字の消去ができますが、Windowsの標準機能での音声入力でそれを行おうとするとその時点で音声入力が止まってしまいます。

この点も使う時にちょっと困ってしまうポイントでした。

キーボード入力がある間は認識を止めるだけで、オフにしないような設定があるとよりよい感じです。



✅️スクリーンショット/スクリーンレコード


使わなくなった/使用頻度が減少したソフト

→Nimbus Capture(Chrome拡張) 


Windows標準のスクリーンショット機能、Snipping tool

一時期名前が変わったこともありましたが、このソフトの機能は拡充を続けています。

現在ではとても便利に使えるソフトになりました。

ショートカット(Windowsキー+Shift+S,またはPrtScrキー単独では画面の範囲を指定してスクリーンショット)でぱっと呼び出してさっと撮ったらクリップボードに貼り付けられているのでそのままペーストしておしまい!

ブログを書いたり、簡単な講話を作る際、この手軽さが本当に便利なんです。

Windowsキー+PrtScrキーで画面全体のスクリーンショットを撮ることもできますし、簡単な編集もこのソフトだけで完結します。

またスクリーンレコードもこのソフトで撮影することが可能なので、ライトな使い方ならわざわざ安全性に不安のあるフリーソフトを入れる必要がないのはありがたいです。


概ね満足なのですがChromeOS標準のスクリーンショット機能にある

前回のスクリーンショットの範囲を記憶して再度そこでスクリーンショットを撮る機能がほしいなぁと思ってます。

同じソフトの画面を遷移ごとに撮るって時に便利なんですよねあの機能。


✅️クリップボード履歴


使わなくなった/使用頻度が減少したソフト

→Clibor



Windowsキー+V

で呼び出すことができるクリップボードの履歴機能です。

リッチテキスト形式でクリップボード履歴を50件まで保存することができます。基本的にパソコンをシャットダウンすると、このクリップボードの履歴情報は削除されてしまうのですが、ピン留めしておくことで呼び出すことも可能です。保存件数などに若干の弱みはありますが、ライトな使いかたをするのであれば、基本的にこれで足ります。


また、同一のWindows MicrosoftアカウントでログインしているWindowsマシン同士で、このクリップボードの情報を同期することが出来ます。これはほかのフリーソフトでのクリップボード履歴ソフトではほぼ実現不可能ですね。マイクロソフト公式が提供している強みだと思います。


お医者さん的な使いかたをするならば、カルテによく使うフレーズなんかをいちいちカルテ端末に登録せずとも、Windowsプラスvでこの機能を開いてピン留めしておけば。診療業務の効率改善が見込めるでしょう。


✅️仮想ドライブソフト


使わなくなった/使用頻度が減少したソフト

→deamon tool

ISOファイルなど、 DVDディスクなどの情報を一つのファイルとしてまとめたものを利用するには 再度DVDに焼き直すか、もしくは仮想ドライブソフトにマウントする必要がありました。 仮想ドライブソフトとして有名なのが割れエロゲをやっていた平成初期ヲタクの皆さん御用達deamon toolです。

deamon toolは非常に便利なソフトだったのですが、いつからかOSのエクスプローラーの標準機能にISOファイルをマウントする機能がついていました。

これに気づいた時からdeamon toolは使わなくなってしまいましたね。 


✅️タブ付きブラウザ


使わなくなった/使用頻度が減少したソフト

→Clover,X-finder


長らくWindows標準のエクスプローラーにはタブ機能がありませんでした。

これは業務効率を悪化させるため、ちょっとWindowsに詳しいユーザーは皆ファイラーを変えていた印象があります。使用感的にはCloverの操作感がChromeまんまで好きだったのですがセキュリティ面での懸念があり仕事で使う端末には入れられませんでした。

Windows 11になってようやく標準のエクスプローラー機能にタブ機能が追加されました。

便利になった一方でタブの結合などの動作が非常に重いのが難点です。 

この点はCloverを見習ってほしい。

X-finderと比較しても動作はもっさり気味なので今後の改善に期待したいところです。


✅️画像変換(縮小)ソフト


使わなくなった/使用頻度が減少したソフト

→縮小専用,caesium-image-compressor


ブログをやる人間として、画像の縮小は頻繁に行う操作の1つです。

画像そのまま貼ってしまうとデータがかなり重くなってしまいますが、Windows標準の

『Image Resizer』で事足りてしまうことが多いです。


一気に大量に処理したいようなときは専用ソフトに軍配ですが、ちょこちょこ使うくらいなら右クリックから呼び出せるこいつで十分。

✅️一括リネームソフト

使わなくなった/使用頻度が減少したソフト

→bkrename

WindowsのPowerToysには

PowerRenameというソフトが内包されています。こちらが非常に便利で。賢くファイル名を調整してくれます。


✅️ファイル管理ソフト

使わなくなった/使用頻度が減少したソフト

→FileMany

WindowsのPC Manegerの記憶域


このように、重複ファイルや大きいファイルを検出する機能が備わっています。

以前は同一のファイルを検索、整理するためにフリーソフトのFileManyというソフトを使用していましたが現在では使わなくなりました。


✅️なんでもコピペする機能

使わなくなった/使用頻度が減少したソフト

→いろいろ

こちらもフリーソフトの定番機能ですね。

さまざまな場所で通常コピペができないようになっていることがあります。これを無理やりコピーしてクリップボードに貼り付けるソフトがたくさんありました。

この機能についても、Windowsが標準機能でほぼ実現可能となっています。

使うのはスクリーンショット機能でも書いたのsnipping tool。このsnipping toolで画像をトリミングした後。文字認識を行うことで、全てのテキストを選択してコピーすることが可能になるんですね。なんとも便利になったものです。AI超便利



通常選択できないようなところでも

スクリーンショット画像から文字認識を行いクリップボードにコピーできてしまいます。


✅️まとめ


昨今のWindowsの標準機能の拡充ぶりは非常に素晴らしいものがあります。


フリーソフトを探して様々なものを試すという体験も非常に楽しいものではあるのですが。個人事業主として商用利用を考えた時や、会社員としてセキュリティの面を考えたときにどうしても使いにくい側面があります。

(大人になった今の立場からはフリーソフトを勧める人って、そういうのを気にする立場にはないんだろうな…という風に考えることもありますね)

そういった意味で標準機能の拡充は純粋に嬉しい。フリーソフトの優位性でWindowsを選んでいく…というのはパーソナルユースではまだ根強いニーズがあると思いますが、ある程度商用利用などをしていくことを見据えれば標準でできることが増えるのは良いことですからね。

それでは。



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