業務用のPCを見繕う日記

2025/05/30
2025/06/05




✅ 個人事業用PC選び2025(10万円以内)


新しいノートパソコンが、欲しい。


個人事業主として活動する時間が増えるにつれ、完全に個人用(趣味)のPCと別に業務用PCを確保したくなりました。(案分とかめんどくさい)

しかし業務用といっても、そこまで高額な予算は割けない。弱小個人事業主が出せる金額はせいぜい10万円。

ただ、物価高の今10万円以下で十分な性能を持つPCを見つけるのは、まぁキツイ。

セール情報などを駆使しつつ、価格と性能のバランスを見極め候補となる機種をいくつかリストアップしてみました


✅「選べない」メーカー


10万円という予算がすべて悪いのだけど…

セール価格を考慮しても、まともな性能のPCを選ぶことが難しいメーカーがあります。

ここで言う「まともな性能」とは、ざっくり

AMD Ryzen 5 (Zen3アーキテクチャ以降) 以上、または Intel 第13世代 Core i5 以上
現行でも「中の上」程度の実用的な処理能力を持つCPUおよびそれに見合ったメモリ等を搭載したPCをイメージしています。

で、このクラスの性能を持つPCはやはり高価。例えば

Apple: MacBook Air/Pro シリーズ

Razer: Blade シリーズ

VAIO、dynabook、富士通、NEC、Microsoft (Surface)、HP (Spectre/Envyなど上位機種)、Panasonic (Let's note)、LG (gram)、Acer (Swiftなど上位機種)

なんかはデザイン性に優れていたり、薄型軽量でスタイリッシュだったりして魅力的ですが…今回の予算内ではどうやっても買えません。弱小個人事業主にとっては、まさに高嶺の花です。


✅予算10万円以内で「選べる」メーカー


では逆に、10万円以内で、先ほど挙げたような「まともな性能」を持つPCを選べる可能性があるメーカーといえば…

まずは Lenovo。有名なのは元IBMの堅牢なビジネスノートのThinkPadシリーズですが、その他にもThinkBookシリーズや廉価なIdeaPadシリーズなど、幅広いラインナップを展開しており、価格重視の際には外せない。


更に10万円未満でリサーチを行うと、現実的な選択肢が取れたのは

アメリカのDell と 台湾のASUS 

Dellのビジネス向けといえば「Latitude」シリーズが有名。
ただ今回は10万円を切りたいので安価なコンシューマー向けモデル「Inspiron」ブランドが選択肢に入ります。

ASUSは、ゲーミングブランドの「ROG」やプレミアムビジネスノートの「Zenbook」が知られていますが、こちらも廉価モデルとして「Vivobook」シリーズがあります。
通常価格では10万円を切ってくれませんが、セールであれば10万円を切る機種が見つかることがあります。

また、HPでも大型のセール開催中であればこのラインの性能で10万円を切る端末が出てくることもあるのですが…検討時点では残念ながら10万円を切るような大型セールは実施されていませんでした。残念。


✅具体的な検討機種


1. Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10 (14型 AMD)


URL: IdeaPad Slim 5 Gen 10(14型 AMD) | モビリティに優れたスマートな14型ノート | レノボ・ ジャパン

価格: 99,880円(公式サイト)

CPU: AMD Ryzen 5 8645HS

メモリ: 16GB (交換可能)

ストレージ: SSD (交換・増設可能)


10万円を切る価格で、非常に高性能なRyzen 5 8645HSを搭載。内蔵GPU「Radeon 760M」を搭載していることでGPU性能の優位性がありますね。

加えてメモリ交換、SSD交換・増設が可能という高い拡張性も魅力。

さらに電源ボタンがキーボード右側の独立した位置にある点。これは個人的に非常に好ましいです。

キーボード内に電源ボタンがあるとミスタイプの原因になる(電源ボタンを押してしまうだけでなく、他のキーが押しやられてタイプミスを誘発する)のでちゃんとキーボードスペースと別にボタンを配置するのは素晴らしい。


一方で価格を考えると仕方ありませんが、筐体の質感はやや安っぽさが否めません。

しかしこの価格でこの性能と拡張性は、コストパフォーマンスに非常に優れた一台です。


2. Lenovo ThinkBook 14 Gen 7


URL: ThinkBook 14 Gen 7(AMD) | どこでも生産性を向上させる14型ビジネスノートPC | レノボ・ ジャパン

価格: 95,436円

CPU: Ryzen 7 7735HS

メモリ: 16GB (交換可能)

ストレージ: SSD (交換・増設可能)




CPUが旧式の7735HSですが、上位CPUのためスコアは8645HSより上
さらにThinkbookシリーズはIdeaPadよりも筐体の質感が向上していると期待。

ThinkPadシリーズとは異なり、キーボード中央の「赤ポッチ(トラックポイント)」がない点も個人的に好ましい。こちらも電源ボタンはキーボード領域の外側に配置されているのもよい。


3. Lenovo ThinkPad E14 Gen 6 AMD (価格.com限定モデル)


URL: ThinkPad E14 Gen 6(AMD) | パワフルな14型AMD搭載エントリーノートPC | レノボ・ ジャパン

価格: 96,470円

CPU: AMD Ryzen 7 7735HS

メモリ: 32GB

ストレージ: 256GB SSD




廉価モデルのEシリーズとはいえThinkPadが10万円切りで購入可能。

メモリ32GBを標準搭載する構成が96,470円、メモリ増設の手間とコストが不要になるため、SSD交換費用のみで結果的に安上がりになるのもGood

しかしThinkPad共通の懸念点として、キーボード左下のFnキーとCtrlキーの配置が一般的ノートPCと逆である点があります…

Lenovoもソフトウェアでキー入れ替え機能を提供していますが、キートップの刻印と実際の機能が異なるのはやはり気持ち悪いです。物理的なキーキャップの入れ替えも、キーのサイズが異なるため困難です。

加えて「赤ポッチ」と、タッチパッド上部にある物理クリックボタン。これらは好みが分かれる部分で、個人的にはタッチパッド領域が広い方が嬉しいです。

もともとThinkPadブランドに慣れていたりこだわりがあるユーザーにとってはよいんでしょうけどね…


4. Dell Inspiron 14


URL: AMD HWKプロセッサー搭載のDell Inspiron 14 | Dell 日本

価格: 99,980円 (当時)

CPU: AMD Ryzen 7 8840HS

メモリ: 16GB

ストレージ: 1TB SSD



今回比較したRyzen搭載機の中では最も高性能なRyzen 7 8840HSを搭載。CPU性能を最重視するなら有力候補。

また大容量SSDを最初から搭載し、交換不要見込みなのも大きい。

さらにフルサイズのSDカードスロットを搭載しており、カメラで撮影した写真を直接読み込める点は高ポイント。広々としたタッチパッドも使いやすそうです。

Ryzen 7 8840HSに搭載されたRyzen AIや、内蔵GPUの「Radeon 780M」も魅力です。

懸念点としては今回検討した中で最も重い筐体重量1.61kg、加えてキーボード右上に電源ボタンが配置されている点。しかも、Deleteキーを左にずらしてその位置に電源ボタンを配置するタイプで、これがDeleteキー操作時のミスタイプを誘発しやすく、個人的には最も避けたい配列です。他のPCを使った際に変な癖がついてしまうのも困る。

CPU性能は非常に魅力的ですが、キーボード配列と重量がネックな機種ですね。



5. ASUS Vivobook 14 X1405VA


URL: http://amzn.to/3YA5rKe

価格: 89,800円 (Amazonセール時)

CPU: Intel Core i7-13620H

メモリ: 16GB

ストレージ: 512GB SSD



型落ちとはいえ、第13世代Core i7のハイパフォーマンスモバイル向けHシリーズを搭載。消費電力に目をつぶれば、Ryzen 5 8645HSやRyzen 7 7735HSを僅かに上回る性能を発揮する可能性があります。

これが10万円切りどころか、9万円切りというのは非常に安価です。

これまで挙げてきた機種がシルバー系の筐体が多かったのに対し、ほぼ真っ黒の筐体を選べる点も個人的には好みです。

一方14インチでありながら重量約1.6kgとInspiron 14同様に比較的重め。モバイル用途にはギリギリのラインです。

さらにType-Cポートが1つしかない。充電はDC-INとType-Cの両方に対応していますが、それならばDC-INを廃止してType-Cを2ポートにしてほしかったところです。

さらにさらにその唯一のType-Cポートが映像出力に対応していない点も弱点。モバイルモニターなどをType-Cケーブル1本で接続する、といった運用ができません。

電源キーがキーボード内にありますが、Inspiron 14よりはマシでDeleteキーではなくInsertキーの位置に配置されています。Insertキーはほぼ使わないので、この位置ならギリギリ許容範囲です。


6. ASUS Vivobook 14 X1407CA


URL: http://amzn.to/4kaiaLX

価格: 109,800円 (Amazonセール時)

CPU: Intel Core Ultra 5 125H

メモリ: 16GB




最新世代のCore Ultra 5プロセッサーを搭載しながら、セール価格とはいえ11万円を切るのは非常に魅力的です。これが10万円を切っていたら即決だったかもしれません。

NPU統合は現時点でそこまで可能性を見出していませんが…

一方で重量が約1.54kgと、これも決して軽くはありません。

あと配色があまり好みでないです。特にキーボードがグレーであることと本体色のブルー系との組み合わせが…個人的には浮いて見えるというか、悪目立ちしているように感じました。

そして何より、今回は「絶対に10万円を超えない」と心に固く誓っていたため、最終的な選択肢からは外れました。本当に惜しい機種だと思います。


✅まとめ


まとめ10万円切りという厳しい予算制約の中でも、探せば結構高性能なものがあるものですね。

性能重視した結果、重さが犠牲になっていますが…

そのあたりを納得して買うのであれば、非常に素晴らしい選択肢になり得る機種ばかりです。

今回、業務用のPCを購入するにあたり、最終的に…ASUS Vivobook 14 X1405VAを選択しました。

やはり9万円を切る価格でありながら、Intel Core i7のHシリーズという高いCPU性能を実現している点、そして許容範囲内のデザインとキーボード配列は大きかった。

Type-Cポート周りの仕様や重量には妥協が必要でしたが、それらを補って余りあるコストパフォーマンスが決断を後押ししてくれました。

最後まで対抗馬として悩んだのはDellのInspironですね。Ryzen 7 8840HSがあまりに魅力だった。

(i9は別格として…)自分は型落ちでもコンシューマー最上位のCorei7やRyzen7に魅力を感じるみたいです。


実に9年ぶりのノートPC新調です。届いたらしっかり使い込んでいきます。

それでは。


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