独特のそら豆型形状が特徴のイヤホンである Galaxy buds LIVE
大好きなこのイヤホンの後継機は残念ながら出てきていません。
耳にしっかりとフィットする素敵形状、捨てがたいですが…もうバッテリーが限界。
ないものを探しても仕方がないのでBuds 3を購入しました。
✅️購入
形状は妥協するにしても、こと自分が購入するにあたっては難題があります。
購入対象はオープンイヤー型でなければならんということです。
何年か前(医局の奴隷してた頃)からカナル型イヤホンを使うと外耳道炎を発症するようになってしまったのです。
カナル型のイヤホンをなんとか使おうとイヤーチップを小さめにして接触を減らしたり、素材をウレタンにしてみたりと色々試しましたが尽くダメでした。
一方確実なのは耳の穴に入れなければ症状は出ないということ。
つまりオープンイヤー型なら使える…ということ。
しかしオープンイヤー型でノイズキャンセリングに対応している完全ワイヤレスイヤホン、かつ耳掛け式でないとなると本当に数が少ない。
現時点で選択肢として取れるものだと Galaxy Apple Huaweiの3メーカーのみ
入手可能な商品名としては
①Galaxy Buds3
②Apple AirPods4(ANC搭載ver)
③Huawei FreeBuds5
この辺りだけです。
やはり完全ワイヤレスイヤホンの主流は耳から落ちにくく、ノイズキャンセリング機能は構造上聞きやすいカナル型でありオープンイヤー型の完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンというのはかなり数が限られてしまいます。
Galaxyユーザーである私にはBuds3一択ですね。
✅️購入
初代AirPodsからよくある耳うどん型です。
マグネットでパチっとケースにハマるなどBudsシリーズの特徴を踏まえつつ
ペアリングボタンがケース側に搭載される、センサーが耳うどん部分に搭載され、スワイプ操作が可能など、カタログスペック上の進化点もありました。
✅️装着感
Buds ProはもちろんBuds LIVEにも密着で劣るが、
つけ心地の軽さ自然さで大きく勝る
つけ心地は良好です。
少なくとも以前購入した金ドブイヤホンみたいにすっかすかと感じることはありません。
昔の系統講義資料を見ながら装着の位置関係を整理すると
カナル型でイヤーピースを耳孔に密着させるBuds Proはもちろん
Buds LIVEが外耳孔(耳の孔)から耳甲介にかけてはめ込み、
耳珠・対珠(耳の孔付近にある2つの出っ張り)~対耳輪(斜め上の凸構造)へ斜め上方向に突っ張る要素も用いて密着させることに対し
Buds 3は耳珠・対珠に引っ掛けているだけなので密着面で不利です。
いわゆる『完全ワイヤレスイヤホンのうどん部分』を耳垂(耳たぶ)に前方に密着させることで安定性は増しますが、それでもカウンターがかかっていないため
突っ張ることで外耳孔にしっかりテンションをかけられるBuds LIVEには敵いません。ノイズキャンセリングのところでも書きますが、物理的に耳を塞ぐという要素は控えめです。
公式で案内されているように装着後、うどん部分を前側にスライドする≒耳垂(耳たぶ)の前側にうどん部分が来るようにすることが大事で、これをするしないではかなり装着感が異なります。(密着感が大幅に増す)
一方で、開放感・装着感の軽さではBuds 3の圧勝です
密着させる/突っ張らせるということは少なからず耳に痛みや疲れを生じさせる要素なので、それがないBuds 3は長時間の装着に有利に働きます。
✅️操作感
Buds 3はイヤホン側面のライン部分にセンサーが搭載されています。
センサーの上でスワイプする操作でイヤホン単体での音量調整が容易にできるようになりました。
この機能は意外にも便利でした。
スマホと繋いで操作する際にはあまり使うことはないものの、スマートウォッチから繋いでいるときにいいんですよね。スマートウォッチでワークアウトなんかを想定する場合にはかなり輝きそう。
難点を挙げるとするならもったいないのはスワイプ操作を左右で同一の項目にしか設定できないこと。
一方で再生の停止(1回押し込み)/ANC切り替え(押し込み長押し)で使用する押し込み操作はちょっと使いにくい。
説明でも『ピンチ』と書かれているように指2本での操作が前提となっており、この操作を指1本で行うことはほぼ不可能です。
文字で書くのが難しいのですが、このセンサーの向きは頭部に対して直行していません。
つまり本体を頭に押し付けるような力の入れ方ができません。
押し込み操作はそれなりに力を入れなければならないので
本体を頭に押し付けるように操作できないなら、もう1本の指でカウンターを当てるしかなく、これは必須になるのは微妙と感じました。
Bud LIVE や Buds Proは表面をタップするだけで良かったので楽で良かった。
誤操作防止には良いですが、僕は手軽な方が好みでした。
✅️音質
Buds LIVEに比べて全体の解像感、音の抜け、特に中音からやや低音よりの解像度が明確に向上しており、スネアの音などが良く聞こえます。全体として小気味よく鳴らしてくれて良きでした。
Buds LIVEとの比較では…エイジングするまでもなく明確にBuds3の方が上です。味付け以前に明らかに解像感に差があります。(LIVEが悪いとは全然思わないですけどね、Buds 3が優秀)
かなりドンシャリ傾向のあるProとは好みかな…僕はドンシャリがきつい年齢になってきたのでBuds 3のが味付けでも好みでした。
割とドンシャリ傾向が強かった初代Bud Proよりもお上品めな味付けですが、これはどんな音楽にもバランスよく対応できると思います。
✅️Bluetooth/接続安定性
Buds3が凄い。(Buletooth5.4が凄い?)
Buds ProおよびBuds LIVEはいずれもBluetooth5.0なのですが…
このような通勤でごった返す環境ではプチプチ切れていました。
これがBuds 3だと全く途切れません。
5.1で搭載された位置情報や方向の判断によるものなのか、5.3での干渉軽減によるものなのかまではわかりませんがいずれにしても非常に快適です。すごい。
✅️ノイズキャンセリング
いわゆるANCに関しては同等…といいたいところでしたが
残念ながら3機種の中で最も弱いと感じました。
エアコンの駆動音・換気扇の音のような小さな音は良好に打ち消してくれますが
タイピングの音くらいになるともうだめですね。つけてないも同じです。
buds LIVEはその密着感の良さでオープンイヤー型として破格のノイズリダクション性能を発揮してくれましたが、耳うどん型はどうしても密着感が劣るように思いました。
✅️まとめ
微妙。
正直魅力に感じたのは通信安定性だけですね。
音質も有意に勝っているもののその差はわずかです。
一方で密着感がなく、相当押し込むように入れないと安定しません。
で、そんなことしてたら普通に外耳道炎発症しました。
どうも素材どうこうよりも外耳道に物を接触させることがいかんみたいでした。
(逆説的にBuds LIVEが耳の孔の奥の方に入っていなかったことがわかりました…)
というわけでこのイヤホンは両親行きです。
さらば。
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