ロジテック 4ベイHDDエンクロージャー LGB-4BNHEU3 で簡易NASを強化する
✅️イントロ
自宅で使用しているASUS製ルーターにはUSBポートが一つ搭載されており、ここにUSB接続のストレージを接続することで、簡易的なNASとして使用可能です。
以前から余剰SSDを外付けしこの簡易NAS機能を利用して自宅内のファイル管理システムを構築してきました。
この簡易NASの転送速度は外付けSSDを接続した際でもせいぜい実測80MB/s~程度と、高速とは言えないものの手軽にネットワーク共有ストレージを構築できるメリットは大きく、主にスマートフォンのデータ同期場所、および一眼レフで撮影した写真データをAmazon Photoにアップロードする際の一時保管場所として重宝していました。
このNASの容量が不足してきたのですが…
USBハブを使用しても、このルーターのUSBポートにバスパワーで複数台の外付けHDD(SSD)を同時に運用するだけの電力供給能力はなく、セルフパワータイプのUSBハブかケースが別途必要になります。そうなると、複数の外付けHDDケースとそれぞれのACアダプターが必要となり、電力消費や設置スペースの観点から、あまりスマートな解決策とは言えず…より大容量のストレージを効率的に運用するため、複数のドライブを搭載可能なHDDエンクロージャーを買いました。
Q.なぜ本格的なNASではないのか?
「簡易NASではなく、本格的なNASを導入すべきでは?」という点はやはり悩んだ点でした。
理想を言えば専用NASの導入が望ましいと思っていました。最近だとUGREENのNASも話題になっていましたし。
しかし、我が家で導入するには2つの問題がありました。
①コスト
まずはコストです。専用NAS本体に加え、NAS用の高耐久HDD、場合によってはスイッチングハブの増強なども必要となり、初期投資が非常に高額になってしまいます(10~20万円)
今の自分にはこれを負担するのは結構難しい。
②ネットワーク環境のボトルネック
我が家のLAN環境は、現状1Gbpsです。ASUSのルーターおよび自作PCには2.5Gbpsポートがありますが、それ以外については1Gbps以下のため、ボトルネックになり実行速度では1Gbps以下となります。
1Gbpsネットワークの理論上の最大転送速度は125MB/sであり、現在の簡易NASのRead速度が実測で80~90MB/s程度であることを考えると、仮に高性能なNASを導入したとしても、ネットワーク側がボトルネックとなり期待するほどの速度向上は見込めない可能性が高いです。
体感できるレベルでの高速化を目指すには、LANケーブルの規格見直しやルーター、スイッチングハブの10GbE対応など、ネットワークインフラ全体の大規模な刷新が必要となり、これはさらなるコスト増に繋がり…少なくとも一桁万円では済まないことは明白。そしてその更新費用をひねり出すにはあまりに家計が火の車でした。
ない袖は振れないので、今回はあくまで既存のネットワーク環境を活かしつつコストを抑えながらストレージ容量を大幅に増強することを目標とし、HDDエンクロージャーの導入という選択をしました。
✅️イントロ
エンクロージャーにSSD/HDDを搭載して、USBハブに繋ぎ、SMBの設定を終わらせると…
この通り、大幅にストレージを増強することができました。
ルーターにつながっている簡易NASのみでカタログ上の容量は5.5TBに達します。
これだけあれば当面の間、保存容量には困らないでしょう。
Nasneのストレージ、内蔵ストレージを合わせると10TBの容量があるのですが、これもいつか埋まってしまうんだろうなと思うと頭が痛い…
カメラ愛好家の皆さんはどんな風にローカルストレージをコントロールしているのでしょうか…?
一部をネットワークストレージのみ、具体的にはAmazon Photoのみに保存するような運用も考えなければならないところに来ているのかもしれません…
それでは。
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