久しぶりにノートパソコンの情報をアップデートしよう2024@ディスプレイ・電源周り
✅️ディスプレイアスペクト比の変化
13~14インチの界隈で16:9が段々なくなり、16:10が主流になりつつある
詳しい人の間ではWEBメディアなどを表示するときには縦の長さが重要で、横の長さは余白になりがちであることは知られていたけれど、ここにきて縦幅が伸びる傾向が出てきたのにはwindows11でタスクバーを左または右に表示することができなくなったことによって下の方のスペースを強制的に消費させられるようになったことが要因の1つじゃないかな~と思ってます
計算上長さどうなの?という視点では
14インチ16:10なディスプレイと15.6インチ16:9ディスプレイの縦の長さはほぼ同じなので、どちらの画面サイズにおいても1つのウィンドウで作業を行うときには(縦の長さが同じなので)生まれる作業効率の差が縮まっている感じですね
14インチアス比16:10は特に文書作成がメインの人に刺さりそう
一方で十分に大きな画面サイズを確保できている15.6インチの画面を有するノートPCでは依然として16:9の画面比率が普通で、あまり16:10比率を見かけることはありません
やや縦長のディスプレイはあくまで限られたスペースで縦の幅をどれだけ確保するかという風な視点で採用されているように思います
✅️ざっくりとした充電周辺の知識
USB PDの普及によって
クソ使いにくい上に物理的にも電力仕様的にも規格がバラバラ、メーカー純正を購入するとぼったくられる充電器が撲滅しつつあるのがとっても嬉しい。独自規格は滅びろ
だがこうなってくると普段遣いするサードパーティ製の充電器の容量とノートパソコンの仕様をある程度すり合わせる必要がでてくるのが問題です
・ビジネスノートの充電器の出力はどの程度あればいいのか
ノートパソコンの消費電力はCPUのみでは決定しないので、実機を参考にするとこう
例えば現行MacのCPUと充電器の容量の関係を書き出すと…
M3(Typical TDP: 20 W) 30~35WM3 Pro(Typical TDP: 27 W) 96~140WM3 Max(Typical TDP: 78 W) 96~140W
(M3 Proだけやたらマージンをとっているようにも思えるけど)このようになっています
M3なMBA、15インチでも35Wで足りるらしいので
必要最低限な拡張であれば、15インチと大型のディスプレイを搭載していても15Wちょい程度で収まると考えて良さそうです
これをベースにすれば、ざっくりTypical TDP 28WなCPUを搭載した中上位ノートPCでも
USB PD60Wくらいマージンとれば問題なく充電できる…と信じたいところ
ただ同じTDP28WでもIntel Core UltraシリーズのようにMax TDPが115Wもあるようなやつもあります
この場合は高負荷駆動させればPD60W給電では追いつかない危険性があるし、その充電器が出せる最大出力にノートPC側が対応している必要もあるのでそのへん相性問題が生じそうですねその点似たような性能のRyzenはTopTDPでも30Wに収まるため、60Wで無理が生じなさそうなのが嬉しい。
Type-C to Cケーブルは60W対応までなら比較的安価に入手でき、100W対応になると値段が上がる傾向にあるので、できれば60W程度で運用できるPCが周辺機器を揃える上でも有利かな
・低出力であっても充電できるか
ノートパソコンではそうもいかない、一定以上の出力じゃないと受け付けてくれないものもある
例えばTDPがわずか7WであるIntel Core i5-10210Yを搭載したNECのVersaPro
付属のACアダプタ、純正だと45W仕様なんですよ
でもこのVersaProは手持ちの18WPD対応モバイルバッテリーでも給電できるし、かつ通常の使用であれはこの給電量でも消費と充電がトントンになる
一方同程度の性能であるi7-6500uを搭載したBlade Stealthはこれができない
純正充電器の性能は45Wで変わらないが、サードパーティの45W入力は当然受け付けるものの、30W以下の充電器を繋いでも充電してくれない。
実際使っていて思うのですが弱い出力でも充電できるということは、特に速度を必要としないケースで輝きます
出張先や旅先では可能な限り荷物を減らしたいものです
例えばちょっといいノートPCを購入して、標準の充電器が60Wだったとしましょう
このPCに対してこの45Wが受け入れられるか受け入れられないかによって
ビジネスバッグに忍ばせる充電器のサイズが大幅に変わってしまうんですね
ゆっくりでもいい、給電が消費に追いつかなくてもいいので低出力の充電を受け入れてくれれば荷物をすくなくして、そのかわりに時間をかけてゆっくりと充電するという選択肢が取れます。またコンセントが確保できない状況でも18Wや20Wの普及価格帯のモバイルバッテリーなんかでもノートパソコンを充電できるという利便性が生じるケースも少なくないでしょう
一方で充電を受け入れてくれなければ
これはもうちょっとお高い60W対応、やや大きめでスマホにはオーバースペックのものを旅先まで持っていかなければならない。これはちょっといけてないと思っちゃいますね
✅️まとめ
ディスプレイ周り、充電周りについてはType-CおよびPDの登場によって進化した部分だと思います
今回は触れていませんがType-C端子におけるディスプレイポートの画面出力
についてもとっても素敵な進化だと思っています
一方で同じType-Cでできることがかなり違ってくるのは混乱を招く点でもあるので
初心者にとっては見た目で判別できなくなったことでより選択が難しくなっているのだなぁと思っています
下調べの結果ある程度買う候補は絞れてきたので
夏のセールに向けてピックアップしたものを次回あたりにまとめられればと思います
それでは。
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